馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

はみがはずれる

2006年10月19日 21時52分11秒 | 乗馬
馬はカラフル。
カラフルは数ヶ月前うちに来た子で、大きめのハンサムさんです。
ずっとパートナーだった障害馬とお別れして失意の中にいた私の新しいパートナー。
彼はとても跳びやすく、随伴が取りやすく、跳んだ時の反動も少ないので大好きになったのですが・・・でも彼の駈足が私には難しい・・・(涙)
彼と組んでから約2ヶ月。
なのにいまだに全くうまく走れません。

以前のパートナーの時は私ははみのことなんか一切考えずに走って跳んでいました。
その子は手綱をガッチリ持つと怒る馬だったので、譲りまくりで持っていたし、それ以前に私ははみのことなんかさっぱりわかっていなかったのでした。
今もわかってはいませんが、ずっと障害一点張りだったのが数ヶ月前からちょっとずつ馬場も習い始めたら馬の頭の位置やハミのことがわからないなりに気になるようになりました。

で、新しいパートナーのカラフルに乗るときは折り返しをつけて乗るようになったのですが・・・
譲りまくりでもがんがん走っていた前のパートナーと違い、カラフルは走っている途中にハミがはずれると速歩に落ちてしまいます。
自分ではちゃんと持っているつもりなのに、いつの間にかはずれ、とたんに落ちてしまう。
その繰り返しです(涙)。
カラフルにも苦手があるようで、左手前はそれでも何とか私が気をつけていれば走れます。
でも右手前は全然だめ・・・だめだめです(涙)

だめだめのままフラットワークが終わり、先生が「跳びますか?」
駈足も満足にできない(涙)。
悔しい・・・
「今日は跳ばなくてもいい。駈足の練習したい。」というと、先生も笑って「じゃあ、駈足やりましょうか。」といってくれました。

まずはましな左手前からまた走りました。
先日馬場の先生に言われたように、発進で持っていかれないように注意しながら乗ったので今日は発進だけはうまく行っています。
「ハミが外れた時必ず頭が上がります。そのとき手の中で持ち直して同時に脚入れて前に出して、ハミを受けなおさせてください。」
頭が上がるのはわかりますが、わかったときにはもう速歩に落ちているので、間に合いません。
「自分がいいますから、やってみてください。」と、先生がはずれた瞬間を言ってくれ、自分でも何とか気をつけているうちにこの手前は平気になりました。

でも右はだめだめです。
「馬もこっちが苦手なので、乗り手が助けてやらないといけません。」と先生。
私が助けて欲しいくらいなのに・・・馬を助けるなんて無理・・・
とにかく左で気をつけていたようにやってみます。
でもやっぱりだめ。
どんどんはまってきて輪乗り一周も続かなくなりました!
もうレッスンの終わりの時間です。
見かねた先生が、「ガッチリ持ってしまって良いです。譲らず持ちまくって、絶対前にもって行かれないように体は絶対後ろにキープして、脚をがんがん入れまくってください。」「はい!」
やってみる。
ガッチリ硬く持って、脚をがんがん入れまくって走りました。
必死。
何周も走れました。
でもあんなにガッチリ持って、馬の首固定しまくって、脚入れまくって戦いまくりながら走るなんて・・・乗れてるうちに入らない・・・
先生が乗っているのと天と地ほども違う。
もっと他の馬の時みたいに、人馬ともに楽に走りたいのに・・・

「Sちゃん(先生)が乗ってるとき、手綱も長いし手もすごく楽に持っているよね。
なんであれでハミがはずれないの?私はガッチリ持ってしまっていてもはずれるのに・・・」最後の常歩の時に先生に聞くと、
「手の中の感覚でわかるんですよ。だからたとえ指一本引っ掛けてるだけでもはずさず乗れますし、もしはずれてもすぐ直せます。
ちょうど一周目が終わる頃や2周目のあたりってはずれやすいんですよ。
すぐ気づいて手の中で動かして受けなおしてやれさえすればまた戻るんです。
自分も昔はわかんなかったですよ。
毎日乗って3ヶ月ぐらい全然わかりませんでした。」

乗馬のセンスが段違いで良い先生が、当時一日に多い時は5鞍乗っていたうえで、毎日乗って三ヶ月かかったのなら、週に2鞍しか乗らないセンスのない私が体得するのに一体何年かかるの?

「でも、手の中で微妙な違いがわかるようになるためには、今日の私みたいにガッチリ持ってしまっていては無理なんじゃないかな・・・」と言うと、
「いえ、自分も最初はガッチリ持ってましたよ。
でも、あるとき急にふっとわかったんです。」
「私もわかるようになるかな。」
「なりますよ!頭が上がりっぱなしで走っていても、馬は走ります。
今だって頭上げたままだーっと走るだけであれば、この馬でも何周でも楽に走れるはずです。
でも手の内に入れてハミを受けさせて走る練習ですから。
これは次のステップに行くための新しい壁なので、やっぱりそういうのを超えながら次に行かないと。
今は続かなかったりしてがっかりするかもしれませんけど、乗り込んでいけば必ず上達します。
ハミを受けさせて駈足できれば、もっと色々な要求をすることができるようになりますから。」
落ち込みまくる私を一生懸命励ましてくれました。

でもやっぱりがっくりへこんでます。
早くカラフルといいパートナーになりたい

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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また遊びにきました (takatapds)
2006-10-20 22:02:06
ティティさんの先生って、すごくティティさんのことを把握していて、真摯な態度と優しさが伝わってきます。

週に2鞍しか乗らないセンスのないこの私もボチボチ頑張ります。
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私もがんばります! (ティティ)
2006-10-21 10:26:46
takatapdsさん、こんにちわ!

今の障害の先生とはやっと10ヶ月ほどになります。

以前の障害の先生にはしょっちゅう怒られていて、緊張もありましたが、今の先生はひたすら優しくて、どちらの先生も好きですが、怒られないだけ自分の気持ちの中に甘えも出てきてしまい、もっと気を引き締めなくては!と思うことしきり。

どちらの先生もとても良い先生なので、見放されないようがんばりたいけど、技術が伴わない・・・涙

でもでも~、がんばります!!



takatapdsさんも週に2鞍なんですね!

いろいろアドバイス下さい!

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