馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

嫌われ松子の一生

2006年12月13日 22時55分20秒 | 映画
嫌われ松子の一生を見ました。
こないだまでドラマでもやってましたが、見ていませんでした。

父親を愛しながらも病弱な妹に父の関心の全てを奪われ、さびしい思いをしながら成長した松子(中谷美紀)。
音楽の教師をしていたけれど、決定的な失敗をして辞表を書くことに・・・
その後、暴力を振るう男やヒモ、やくざなどと付き合い、どんどん落ちていく。

映画は52歳(53歳だったかな?)の松子が川沿いで殺された所から始まり、それまで彼女の存在そのものを知らなかった甥(英太)が、父親に頼まれて松子の住んでいたアパートの整理をしながらその一生をたどる、と言う構成です。

一生懸命で、とても美人で歌が上手な松子は、純粋に愛を求めているけれど頭が悪くてどんどん幸せから遠ざかっていきます。
陰惨で辛い内容ですが、メルヘンチックで極彩色の映像と、ユーモアあふれる演出とミュージカル仕立てのおかげで全く暗い映画ではありません。

中谷美紀は好きな女優ですが、かなり身体(顔?)を張った演技をしてます。
父親の笑顔が見たいがために、変な顔をする癖がついてしまった彼女のあの顔は結構頭に残ります(笑)。

愛して欲しくて、でも愛を得られずどんどん不幸になっていく松子。
とても悲しい物語です。

映画はとてもテンポが良く、長めの映画ですが全く長さを感じません。
かなりお勧めです!


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