馬とお昼寝

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エジプト 憧れのナイル紀行 2日目ー2

2009年05月15日 13時06分55秒 | 旅行
ランチの後バスでギザに戻り、三大ピラミッドの観光です。
世界最大の石造建築である第一ピラミッドのクフ王のピラミッド、少し高台にある第二ピラミッドのカフラー王のピラミッド、第三は小さめなメンカウラー王のピラミッド。
クフ王のピラミッドには一日300人(午前150人、午後150人)限定で内部に入ることが出来、エリア入場料の50ポンド以外に100ポンドが必要です。



手前のでかいのがクフ王のピラミッド、右がカフラー王のピラミッドです。

もともとの日程では午前中にこちらに来る予定が急遽変更となったのですが、この順番で本当にラッキーだったと思います。
なぜなら、午前中に見た3つのピラミッドはいずれもこのピラミッドに比べたらかなり小さいものなので、こっちを先に見てから行ったら感動が少なかったと思うのです。
それにクフ王のピラミッドの内部に入っていく道のりはかなり傾斜がきついうえ狭くて腰もかがめて進まなくてはならないようなところなので、観光客で混みまくるという午前中に来なくて良かった・・・

高い所にある入り口から入ると、外の乾燥した空気とはうって変わって中は蒸していました。
狭い所に人が大勢入るので蒸しちゃうんでしょうね。
外の気温は30度以上ありますが、空気が乾燥しているので汗はかきません。
でもピラミッドの中は蒸しているので急に汗が・・・

中はカメラ持ち込み禁止なので、外で待っている添乗員さんに皆預けてきました。

通路はとっても狭く、腰をかがめて通ってもたまに頭を打ってしまうほどの天井の低さ。
そして途中からは急な階段になります。
きちんとした階段ではないので滑りそうだし、急な傾斜だし、いつまでも続くので後ろを振り向くとめっちゃくちゃ高いところまで来ていることに気づいて頭がくらくらします。
狭い通路が続くので閉所恐怖症の人は無理じゃないかしら・・・
そうでない私も、あまりの狭さに怖いと思いました。
何かあったら出れなくなるのでは・・・と。
でも、かなりの大地震が来てもこのピラミッドは崩れない構造なのだそうです。
さて、苦労の末たどり着いたのは王の間。
何があるのかと楽しみでしたが、何もありませんでした。

さんざん苦労してやってきたんだから、何かすごいものが見れると思っていたんですけど、中にあったものは全て盗み出されたのかミイラも副葬品も一切発見されていないそうです。
あるのは黒い壁のがら~んとした部屋にカラの石棺のみでした。

行きも帰りも同じ通路なので、帰りはやってくる人たちとかち合って大変でした。
ただでさえ狭いので・・・
やっとピラミッドの外に出られたときはもう汗だく・・・

またバスに乗って今度は3つのピラミッドが横に並んで見えるパノラマポイントに移動です。



絶景です~

ここにはたくさんのお土産物やさんが屋台を出していて、すごく見に行きたい~。
でも団体行動なうえ、添乗員さん達はトラブルを恐れて客がそういう道端のお店や売り子に近づくのが嫌なようなので、まったくお店を見る時間は与えてもらえませんでした(涙)。
楽だけど、こういう自由がないのがね・・・
まあ、一長一短だよね。



で、代わりにらくだに乗りました。
パパは興味がないようでらくだの方に来もしなかったので王子と私だけ。
一人一ドル。
昔鳥取砂丘で乗ったことがありますが(笑)、ここのらくだの方が背が高い気がします。
4肢を折りたたんで座った状態で背中に乗せてもらうと、おじさんの合図で後ろ足から立ち上がります。
当然前にぐぐ~っと倒れるのでスリル満天です(笑)。
立った感じは馬よりずっと背が高いので、これで走ったらすごく怖いだろうな~と思ったりして。
実際らくだは走ると結構速いそうです。
写真を撮ってもらってくる~っとその辺一回りしておしまい。
降りる時にさらにチップをくれ、と要求されましたが、苦笑して「ノー」というとそれ以上しつこくはされませんでした。

次は世界最大のスフィンクス。



正面から見ると後ろにカフラー王のピラミッドが重なって見え、横から見るとクフ王のピラミッドが重なって見えます。



巨大なスフィンクスは残念ながらお顔が崩れています。
ピラミッド参道から見ると角度によってはスフィンクスとキスしているポーズで写真を撮ることができます(笑)。
欧米の女の子達が恥ずかしがりながらもポーズをとって写真を撮っていました。

さて、エジプトは国民の9割がイスラム教徒。
女性が肌を露出するのはタブーの国です。
なので日焼け対策としても有効なのですが、何よりもあちらの人たちにとって見苦しくない服装を心がけるようガイドブックやネットのサイトにも書かれていました。
そういうのってまじめな日本人観光客はきちんと守りますが、欧米の人たちにはあまり関係ないようです(笑)。
胸も背中も大きく開いたノースリーブや、おなかが露出したトップ、ミニスカートの女性達がいっぱい。
まあ、宗教のことは、信者が守っていればいいという考えなのでしょうし、私もどちらかと言うとそういう考えに賛同するのですが、じゃあ日焼けは???
だって白人の方が皮膚がんになりやすいんだよね?
皆まっかっかに焼けてたけど・・・
それに親が無頓着だと連れているお子様もかわいそうです。
帽子はかぶらせてないわ、袖はないわ、背中は開いてるわ、足はむき出しだわ・・・
子供殺す気か~~!!!
大人はいいよ、自己責任だし。
でもわが子にはちゃんと帽子かぶせようよ。
旅行中、真っ赤にゆでだこ状態になって倒れて運ばれていく白人を大人も子供も何人か見ました。
そりゃ倒れるって・・・ギザはまだ気温が低い方だからいいにしても南のルクソールとか最悪の暑さだもん。

ここでは売り子達が元気でした。
ピラミッドからの帰り道、手に商品を持った売り子達が「10ドル!」とか「千円!」とかいいながらすがり付いてきます。
黙って歩き続けるとどんどん値段が下がっていきます(笑)。
歌を歌いながら首を振るらくだのぬいぐるみはネットの掲示板でも話題になっていたのでちょっと欲しいな~と思ったりしたんですが、山ほど売り子がうようよいる中でお財布を出すのがちょっと心配だったうえパパが「そんなもん、いらんいらん!!」というので結局買わず、これが後々まで後悔する事になるのでした。
なぜならそのらくだはその後回った観光地のどこにでも売っていたのですが、ここの売り子が提示した値段が一番安かったからです。
4ドルだったの。
何で買わなかったんだよ~~~!!!
自分で自分が許せません(涙)。

次はパピルスの専門店に連れて行かれました。
観光地で売り子が売っていたり、その辺のお店で売っている安いものはバナナの皮で作られたにせものなのだそうです。
別ににせものでもいいのですが、乾燥したエジプトでは平気でも湿気の多い日本に持って帰ると数ヶ月でカビがふいて来るそうで、さすがにそれは・・・
特に興味はないので欲しいとも思わなかったけれど、パパはもう欲しくて仕方がありません。
ツアーで連れて行かれるお店ですからお値段もかなり張ります。
いらね~よ!そんなもん!私の4ドルのらくだは「いらんいらん!」って言ったくせに!!
と内心むかつくのですが、私が普段馬や怪獣のフィギュアにつぎ込んでいるお値段を考えるとその時にしか買えない旅先でパパが欲しがるものに反対するのはちょっとかわいそうかも・・・と・・・
で、黙っていると案の定すっかり売り子にべったりマークされ続けています(笑)。
しかも王子まで、鳥の絵のパピルスが欲しいと言い出す始末。
え~~い!!お前はいいんじゃ!!

このままほっとくとどうなるかわからない。
私も参入することに。

パパはあまり値段がわかっていないので、私が電卓を持っていちいち日本円に換算しながら口を出します。
図柄的に気にいったものは横長な絵で、これを巻いて持って帰っても日本で額を探すのは至難の業だし、安い額は見つからないでしょう。
そう考えると普通に額が見つかりそうなサイズの絵を買うのが無難。
でも絵が気にいりません。
結局悩んだ末、図柄の気に入った横長のものを買うことに。
まだ帰国してから額を探していないけど、高いだろうなあ・・・
安くして、というと、値段を下げるかプレゼントするかどちらがいい?ときかれました。
値段の下げ幅よりプレゼントの方が金額が大きかったので、提示されたプレゼントの金額よりさらに値段の高い王子が欲しがっていた鳥の絵のパピルスをおまけにつけてくれと交渉しました。
鳥の絵の金額が高かったので即答せずオーナーに聞きに行ってましたが、OK。
ということで大小2枚のパピルスを買って来ました。
王子の鳥の絵は普通に売ってるようなサイズなのでダイソーで額を探しましょう(笑)。
大きい方はかなりでかいので額が買えないかもです(涙)。
あんなに欲しがってたパパは帰国したらパピルスのぱの字も思い出さないし・・・
押入れに眠ってるっちゅうの!
ほんっとに、その場で欲しがるだけなんだから!!!
自分で額探せ~!

今日の観光は全て終わり、ホテルに戻ったのは夕方4時ごろ。
夕食まで2時間くらい自由時間です。
なのでホテルのそばにスーパーかコンビニはあるかと添乗員さんに聞きましたが、何もないとの返事(涙)。
しかたないのでバスの運転手さんからまたお水を買いました。
スーパーがないのが本当に困ります(涙)。

4時とはいえまだまだ日差しは暑い。
2時間あるのでプールへ!
疲れきったパパは部屋で寝たいといいましたが、プールサイドで荷物番して欲しいので来てもらうことに。
王子と私だけ水着に着替えてプールへちゃぽん・・・思いに反して水は冷たい!
何でなの~???あんなに一日良いお天気で暑かったのに、何で水があったまってないの???
まじ、不思議です。
でも泳いでいる間に慣れました。
水を飲んだら下痢するかもしれないと思い、王子には背のつくところでだけ遊ぶように言ったのですがいうことなんか聞きゃしません。
私が泳いでいるまったく足のつかないところまで追いかけてきて振り向くとおぼれかけてました。

あのさ~、泳げるんだから落ち着けばいいのよ。
泳いでりゃ水深が1メートルだろうが50メートルだろうが変わりないんだから。
それを深くて足がつかないと意識するからちょっとのことでパニくるのです。
私も足がつかない場所なので、とにかく声をかけながらプールサイドに押しやっていきました。
へりにつかまって落ち着きましたが、かなり水を飲んでしまった様子。
大丈夫なのかなあ・・・下痢するんじゃないかなあ・・・
でもバリ島とかでもプールで水飲んじゃっても平気だったし、プールの水には薬はいってるから大丈夫かも・・・
結果的には大丈夫でしたが、次の日の朝までは気が気じゃありませんでした。



夕ご飯はシーフードのお店。
必ず出るエジプトパンのアエイシとそれに塗るディップやはさむ具のお皿が何種類か。
ロズビ・ガンバリというエビの炊き込みご飯。
イカフライ、エビフライ、魚のフライ。
どれも超美味でした~。
特に魚のフライはおかわりしたいほどでした。
飲み物は有名なフレッシュマンゴジュース。
台湾でもマンゴジュースはジューススタンドで飲めますが水や氷が混ざっているので普通のネクターくらいの濃度です。
でもエジプトのは100パーセントのマンゴジュース!
もうドロッドロです!!
飲み物というより完熟マンゴを食ってるみたいな感じ。
ものすごい濃厚さです。
なんていうか、口が離せないって言うか、一口飲んでグラスを離そうとしても繊維が絡んで口とグラスに糸引く感じなの。
ほんとすごいよ!!おいしいったらないです!
ああ~、毎日飲みたい~

ホテルに戻り、今日のパピルスで散財してしまったのでさらにエジプトポンドの両替をしようと両替所に行くと「10分後に来い。」といわれ、ロビーから部屋まで遠いのでホテル内の小さいショッピングアーケードで時間をつぶすことに。
朝から目をつけていたらくだの小さな置物。
背中が開いて何か小さいものを入れられるようになっています。
またパパが来て、「いらんいらん!そんなもん!」と言いましたが、高価なパピルスを買った後ですからまったく言う資格はございません。
勝手に交渉(笑)。
値段が折り合ったところでよく品物を見ると、口元についている飾りが一つ外れてどこかへ行ってしまっていました。
指摘するとすぐ新しいものを出してくれたのでよく見てから包んでもらいました。

スフィンクスの所のらくだのぬいぐるみを買わなかったことを後悔したので、二度と同じところへは行けないのだから見つけたらなるべくその場で買うことにしようと決めたのでした。

10分後に行くとさらに10分後に来いと言われた、と、同じツアーの人が苦笑しながら両替所に並んでいました。
高級ホテルとはいっても、お国柄ですよね。

明日に備えてお風呂に入って早めに寝ました。







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