馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

マンダレイ

2007年05月16日 17時06分27秒 | 映画
マンダレイを見ました。
前作ドッグヴィルの続編です。

ドッグヴィルを一掃したグレースは父親とともに家に帰るが、彼らが留守にしていたあいだに縄張りは取られてしまっていた。
しかたなく南部へ向かう一行。
そこでたまたま彼女に声をかけてきた黒人から、自分達は奴隷であると知らされ驚く。
70年も前に廃止された奴隷制度が、フェンスで仕切られた農園の中では今も行われていたのだ。
グレースは父の制止も聞かずに奴隷達を解放し、数人の部下を借りて彼らの自立を助けることにする。

ドッグヴィルの続編ですが、なんと主役のグレースがニコール・キッドマンから変わってしまっています。
今回の女優は名前は忘れましたが、あまり特徴のない顔立ちで、「ヴィレッジ」や「レディ・イン・ザ・ウオーター」に出ていたそうですが、どちらも見たにもかかわらず覚えていませんでした。

ほとんど手抜きの劇の大道具のようなセットで演じられるのは今回も同じです。
セットやロケにお金がかからなくて安上がりでしょう。

続編ですがテーマは全く違います。
でも、最後のどんでん返しが結構ばればれなのは今回も同じです。
ストーリーや内容の衝撃度は、前作のほうがずっとインパクトがありました。
全くドッグヴィルと関係のない映画として作れば、前作と比べながら見ることもないので良かったのではないかと思います。
主役のグレースもキャストが変わっちゃってる事ですし。
やはり、前作のニコール・キッドマンがとても美しかったので(彼女はいつも美しいですが)、今回のグレースはいまいちでした。

グレースのお父さんは今回もウィレム・デフォーがちょっと間の向けたホンワリした感じでやってて好きです。
ラストも間が抜けてて、「お父さん、頼むよ~」と突っ込みたくなります。

前作ではあれほど娘に執着し、縄張りも取られちゃうほどのお父さんですがなぜか今回はすんなり彼女のわがままを聞きます。
やっぱり縄張りなくなっちゃったので、早く次の土台を築きたかったんでしょうか。

この映画では、黒人達の意識が動物並でしかない、と言うような描かれ方をしているのが気になります。
映画なので言わんとしてることはわかりますが、劇中で「それほどバカだと思ったか?」と自分達で言ってますが、やってることはバカそのものです。
人間なんだから~、もっとしっかりしろ~~。


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2 コメント

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お顔が・・・ (ティティ)
2007-05-27 02:24:49
kimion20002000さん、こんばんわ~。
名門の家柄ですよね~。
いつも記事を書く前に公式ページをさらっと見るので、ほ~、そうかと思いました(笑)。

でも、前作が美しいニコールだったので、ギャップが・・・
前作と関係ない設定だったら、全然気にしなかったと思うんですが、ニコールと比べちゃうので、今回の人は特徴のない顔だな~と気になりました(笑)。
返信する
TBありがとう。 (kimion20002000)
2007-05-26 09:57:00
今度のヒロインの彼女も、なかなか演劇の名門の家柄のお嬢様なんですよ(笑)
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