北海道ツアー 一日目

いつも旅行は家族三人ですが、今回は初めておばあちゃんが一緒でした。
行き先は北海道。
私は大学の時に親戚が住んでいたので一度だけ札幌に行ったことがありますが、パパと王子は初北海道。
おばあちゃんはと言うと毎年のように行っているベテランです（笑）。
夏といえども北海道。
朝晩は冷え込むとおばあちゃんのアドバイスをもらい、上にはおれるカーディガンを持っていきましたが今年は全国的に猛暑。
関東と同じくらい暑かったです～～～
現地の人も、「１７年もここに住んでるけどこんなに暑い夏は初めて」と言ってたくらいの暑さ。
ビーチリゾートの旅なら暑くても海やプールに入れるからいいですが、水着と縁のない観光メインの北海道ツアー、きつかったです～～
春や秋に行くべきだったかも・・・
とはいえ、とっても楽しかったです
北海道、また行きたい～～

旅程６日間をフルに楽しむため行きは朝の便、帰りは夕方の便を取りました。
なので起きるのは・・・

２時５０分

朝じゃないよ～～、深夜だよ～～。
用意を済ませて４時過ぎに家を出ました。
早朝なので道もすいていて一時間かからずに羽田に到着。
早すぎました（涙）。
でも遅れるよりいいよね。
空港のお店もほとんど開いてないので荷物を預けてさっさと中に入りました。
フードコートで朝食。

９時に新千歳空港に到着。
ニッポンレンタカーに予約を入れていたのですが、乗ってきたエアーはJAL。
JALの到着ロビーからニッポンレンタカーのカウンターってすっごく遠かったのね・・・
知らなかったし・・・（涙）

やっとカウンターに着き、そこからワゴン車でニッポンレンタカーの営業所へ。
車で１０分くらいありました。
借りたのは黒のフィット。
もっと大きな車がいい～～～！！と、パパと王子に文句を言われましたが６日間も借りっぱなしなんだから安い車じゃないと無理なの！
大きい車は高いでしょ。
フィットは燃費もいいしね～

まずは私が運転席へ。
カーナビがあるし道も広いので気持ちよくドライブできます。
今回北海道で運転していて思ったのは、市街地以外はほとんど信号がないので、まったく止まることなく走るのが普通になってしまい、たま～に信号があっても見逃しそうになって危険だな～と言うこと。
気をつけなくては～～。

車は日高方面へ。
自分が運転しているので周りの景色が見たくても前ばっかり向いてなきゃいけないのが残念。
日本一の馬の産地である日高は道の行く先々に牧場の看板があり、馬の看板や絵もたくさん。
広い放牧地に馬の親子がのんびりしている光景がずっと続きます。
なんて幸せな場所なの～～
冬に寒くなければここに住みたい～～



海沿いのサラブレッドロード（名前がうれしいよね！）を進み、ベンチタイムという小さなレストランへ。
目印は崖に掛けられた巨大な馬の壁画ですが、千歳方面から来る場合店を通り越してから壁画が見えるので不便かも・・・
クチコミで評価がよかったのでオムライスがお勧めのこのお店でランチを食べることに。



焼きたてのパンや馬グッズも売ってます。
王子はポパイピザ、大人三人はお勧めのオムライスセットを頼みました。



オムライスはちょっとピリ辛。
ブルーベリーのヨーグルトとソフトクリームもおいしかったです
ただ、たぶん例年の夏なら北海道なので問題ないのかもしれませんが今年は猛暑。
店内はクーラーがかかっていないので、暑い中でのお食事はちょっと辛かったです。



次はそこから車で３分ほどの所にある道の駅サラブレッドロード新冠へ。
ハイセイコーの像が立ってました。
レ・コード館というミュージアムも併設されていますが時間の関係でそちらは外から見ただけ。



有名馬のモニュメントがたくさん飾って有りました。

道の駅には馬グッズがたくさん売っています。
さすが馬の町～

日高幌別から天馬街道に入り、五冠馬シンザンの像を見たかったのですがいまいち何処かわからずたどり着けませんでした（涙）。
時間も心配だったので戻ってまで探す余裕もなかったし・・・

今日のホテルはうらかわ優駿ビレッジAERU。



敷地は広く、馬の放牧場もかなり巨大。
馬乗りのための施設かと思っていましたが、なぜか敷地内に広いサッカー場が有り、高校生や中学生のサッカー部が合宿していてどちらかと言うと馬よりサッカーメインと言うイメージが強かったです。
引退名馬（ウイニングチケットやサニーブライアンなど７頭がいる）の放牧地も歩いていくにはとても遠く、宿泊施設に近いベストポジションにあるのはサッカー場なので。
馬メインでは経営的にやっていけないので団体客が見込めるサッカーをメインにしているんだろうなあ・・・
あと、地元のお客さんも入りに来る大浴場も売りのようで、馬は二の次三の次って感じでした。
エントランスも温泉の入り口と一緒でロビーも小さくて、どこから入るのかわからずうろうろしてしまいました。
客室は広いですが、館内の調度品もお部屋の調度品も安そうで、やっぱり全体的なイメージはホテルと言うより合宿場って感じ・・・
宿泊料金はけして安くはないのでちょっとなあ・・・
ユースホステルくらいの値段だったら納得だけど。

さて、一日目からいきなりおばあちゃんにはお留守番で申し訳なかったのですが、北海道と言えば各地でできる外乗が楽しみ！
毎日お留守番になってしまってはあんまりなので今回は一回だけ外乗をいれました。
今までもいろんな場所で外乗しましたが、パパと王子は駈足できなかったので本当の外乗の楽しみを味わうことが出来なかった二人。
でも今では二人とも駈足できますから～～。
二人にとっては今回が初めての駈足外乗体験
私は二人が心配でちょっとどきどき（笑）。

AERUには広大な敷地内にいくつかの外乗コースがあります。
レベルに合わせて選べるコースも多数。
やっと二人が駈足外乗できるくらい乗れるようになったので、９０分の駈足えぞしかコースを予約しておきました～
とはいえ、やっぱりママとしては二人が心配なので、ガイドさんに、二人が馬場の中でしか駈足したことないこと、今回が駈足外乗初めてである事を話して配慮してもらえるようにお願いしました。

繋ぎ場にスタンバイしていた馬をそれぞれ配馬され、自分の馬を引いてまずは練習用の馬場へ。
かわいいダルメシアンのアパルーサに乗りたかったのですが（笑）、ガイドさんが乗るようで残念。
体の大きいパパは半血種のペイントホースのラウ。
一番見た目がかわいくて、重いけれどおリこうさんです。
王子は葦毛のポニーのラッチ。
マイペースのこちらもおりこうさん。
私は・・・やっぱり来たよ（笑）。
イケイケのポニーの牝馬、ヒンナちゃん。
曳いて歩いていく時からバリバリイケイケだよ～。
ポニーだし、牝馬だし、と言うとお約束どおりわがままだよ（笑）。
でも外乗の馬ですから基本的に皆おりこうです。
最初はちょっと走られましたが（おいおい）、その後はヒンナちゃんもおりこうでした
イケイケなのは外乗では楽ちんだし

馬場でちょっと駈足までやった後、ガイドさんに着いて外のコースへ。
本当に敷地が広いですから、自然がいっぱいの中を気持ちよく外乗できます。
場所によって常歩、速歩、駈足を使い分けながら、景色も楽しめます。



小高い丘の上まで歩いていく途中の茂みの中で、がさがさっと身を翻して逃げていく茶色い体の一部が見えました。
エゾ鹿です！
さすがエゾ鹿コース、敷地内にはさくさんのエゾシカが住んでいるそうです。
そして常歩で茂みの横を更に歩いていくと・・・
緑の茂みの中に何か見える・・・
すごく立派な角・・・
だよね？角にしか見えないよね？？？
角の下を見ると茂みの中から首から上だけ出してこっちを見ているエゾシカの顔が！！！
めっちゃすぐそばなんですけど！
めっちゃ目が合ってるんですけど（笑）！！！

思わず後ろの二人に教えようと指差してから、しまった！逃げちゃうかも！と思いましたが、めちゃくちゃ目が合ってるにもかかわらずばれてないと思っているのかまったく動く気配なし（笑）。
ガイドさんもこんなに逃げない奴は珍しいといってました。
おかげで王子もパパもすぐそばでエゾシカを見れました
私はカメラを持ってたんですが、結局一枚も撮らずに見とれてました。
だって直に見たいじゃん（笑）

その後、少し遠くにもう一頭見つけましたが、その子はこちらに気づくとすぐ身を翻して逃げていきました。


あまりに暑いので後半はエゾ鹿コースを離れて川の中をジャブジャブ歩きながら戻ってしまったので走れず残念。
でも暑すぎて馬かわいそうだもんね。
パパは今回の旅行の中でこの外乗が一番楽しかったと何度も言ってました。
うちから日帰りで行ける場所でも外乗できるところ何箇所もあるから、涼しくなったら行こうね！

最後はかなり離れた厩舎まで速歩で走っていき、馬を下りて車で受付まで送ってもらいました。
皆汗びっしょり。
乗馬受付でレンタルしていたメットやチャップスやブーツを返しておしまい。
馬たちは皆おリこうだったし、景色はきれいだったし、ガイドさんはとってもいい人だったので、すごく楽しかったです！

汗だくになったので大浴場へ。
温泉ではありませんが、ジャグジーやワインの湯、サウナなどもあり、合宿チームと重ならなければ一般客は少ないので混む事もなくてのんびり出来ます。

夕ご飯はホテルのレストランでバイキング。
盛り付けに飾り気がなくて貧相に見えてしまいますが、味はどれもとってもおいしかったです。
もっとよそのホテルみたいに盛り付けに気を使えばいいのにもったいないな～。
私が一番気に入ったのは豆乳のコーンスープ。
めっちゃ美味でした
デザートもどれもおいしかったです



夕食後、ホテルの敷地内に放流していると言う蛍を見に外へ。
フロントで懐中電灯と地図を貸してもらえます。
蛍は水槽で飼っているものをお部屋に持って帰って楽しむと言うサービスもありました。
曳き馬乗り場の横を通ってカエルの声のするほうへ歩いていくと、ちらほら光るものが・・・
懐中電灯を消す。
いました！
そんなにたくさんじゃないけれど、蛍の光を楽しむことが出来ました。

のんびりまたホテルに戻り、売店で馬グッズを買って（笑）ロビーに飾ってある馬の写真や絵を見て回りました。
大きなシンザンの絵が素敵でした



額に白のハートマークがあって、ヴァルキリーにそっくりなのね！
体つきも華奢で似てるかも。

もう一度お風呂に行ってこの日は終わりです～。