12月7日(土)21時19分
振り絞るように声を出して、
いきました。
受け入れられず、悔やまれて
涙が出る日々です。
もうすぐ17歳11ヶ月でした。
ちょっと混乱しているし、
まとまらず長くなるかもしれませんが、
私がここから前を向いて歩き出すためにも
少し綴らせてください。
先月末に子供がインフルエンザになり
夜通し看病しつつ
銀ちゃんの介護もしていました。
12月2日(月)
異変。抱っこするとむせぶように「ワン!ゥゥゥ」と声を出す。
あばらが痛い?
おしりからそーっと持つと抱っこできる。
餌の食べが悪く残す。
12月3日(火)
いつも通り寝て、ゆっくり室内を歩く。
歩く時に身を屈めて「ワン!ゥゥ」と痛そうにないた。
なんだろう。この時以外はなかない。
子供の具合が悪く動物病院に連れていけない。
12月4日(水)
動物病院休診日。
銀ちゃん餌を食べたがらない。
何となく寒がっているような感じがして、
服+セーター+ダウン+24時間暖房つけているが
温度をあげる。
12月5日(木)
なかなか餌を食べてくれず、
手からあげると何とか食べるが元気がない。
珍しくワン!ワン!ワン!と吠える。
(無駄吠えしないようにしつけてきたので普段は物音がしないと吠えない)
子供も動けるようになったので
急いで動物病院に連れていく。
高熱が出ていた!座薬、注射。
餌を食べてくれないと相談すると
犬用ミルクを出してくれる。
注射器(針なし)でスポイトのようにあげるタイプ。
自宅に帰るとスヤスヤ眠る。
21時40分キューと聞こえて見ると
横になったまま顔の下に血が!
タオルに包んで抱っこするが
深夜1時頃までじわじわ出てくる。
時々ドロドロした血も。
12月6日(金)
午前2時40分 水で口を湿らせる。
6時30分 産直リンゴジュースを湿らせるとペロペロなめる
積雪。多少スリップしつつ車で病院へ。
朝、診察30分前から並ぶが4番目。
点滴開始。
自宅でよく眠る。
おしっこが出ない。
21時リンゴジュース。
21時30分やっとおしっこが出る。立つ。歩く。リンゴジュースをお皿から飲む。
犬用ミルクとちゅーるは口にしない。
12月7日(土)
午前1時に点滴が止まる。まだ液体はあるのに。
2時間、四苦八苦するがどうやっても出ない。
少し口が震えてきた。
時々ワン!と吠える。
午前4時30分 立ってウンチをする。
7時 横になったままリンゴジュースを注射器(針なし)で口に入れると飲む。
動物病院診療30分前から並ぶが12番目だった。
新しい点滴をつけてもらう。
点滴が止まるので
立ちたがっても立たせないように言われる。
ハァハァ苦しそう。
足もバタバタして起きようとするけど
起こせない。
ずっと、頭か体を撫で続ける。
15時15分大きくのけぞり顔を歪める。
息が落ち着くタイミングでリンゴジュースを注射器で口に入れると顔を起こしてペロペロ飲む。(量は少ないがペットボトルの水飲みみたいにごくごくと)
足をバタバタ、ワン!ワン!ワン!ハァハァ、の繰り返し。
合間にリンゴジュースを飲むが
産直ジュースがなくなり、市販品にすると飲まず、私が皮をむいて子供に生のリンゴを擦ってもらう。その間ずっとさすっている。ジュースとすりリンゴを口に持っていくと飲む。
呼吸が落ち着いたタイミングで一時間ごとぐらい?少しずつ飲む。
抱っこしてさすっていると
耳が汚れていたので、犬用ウェットシートで耳掃除をする。
いつも耳掃除をする時は気持ちよくて、
膝で寝てしまう銀ちゃん。
少しでも痛みが和らいでほしい。
21時19分 またリンゴジュースを口に入れてあげると飲まず、
「あーーー」と小さな声を振り絞って
首を3回起こして静かになる。
え!!と鼻に手を近づけると息をしていない。
これが、銀ちゃんの最後でした。
翌朝はもっと早く動物病院に並ぼうと
子供のご飯やお風呂を急いで終わらせ
寝かしつけしようとしていた時でした。
最後の瞬間、抱っこしてあげたかった。
お風呂なんか1日や2日入らないで
ずっとさすっていてあげれば良かった。
逝ってしまうなら
点滴が止まっても
歩きたいときに歩かせてあげれば良かった。
一人になると、そんなことを考えて
銀ちゃんに謝り続けています。
離れたくなくて、
日曜日はずっと抱っこしたり
隣に寝そべったり
のびていた手足の毛をカットしたり
まだ離れたくなかったけれど
銀ちゃんの肉体はお空に行こうとしています。
12月9日(月)
火葬をし虹の橋へいきました。
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銀ちゃんは、
私が寝不足で昼ご飯を食べる時間もないくらいバリバリ働いているとき
8キロ痩せたとき
私の両親が心配して
「犬を飼えば餌をやりに家に帰るだろう」と見せてくれた子でした。
初めてペットショップで会ったとき、
控えめなのに
私の周りを嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて、すぐに大好きになりました。
子供を妊娠するまでは
毎日同じベットで寝ていました。
寝返りをうつと、
同じ枕に、人間みたいに顔をのせて寝ている銀ちゃん。
微笑ましく笑ったのが懐かしいです。
私の息子であり
恋人のような存在でした。
最近また聴いていた小沢健二さんの曲
「ぼくらが旅にでる理由」
全体としては違う意味の曲なんだけど
一部分だけ
心のなかで繰り返しています。
♪遠くまで旅する恋人に
あふれる幸せを祈るよ
銀ちゃん、よく頑張ったね。
つらい思いをさせてしまって
本当に本当にごめんね。
一緒にいてくれて心から幸せだったよ。
本当にありがとう。