さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

氷山の一角 は、 何パーセント?

2018年06月11日 14時28分52秒 | アンガーマネジメント
「氷山の一角」というのは、慣用句で、実は物理の問題ではありません(^^)。
氷山を例えに話す必要があったので、
氷山について、調べていたのです。


「氷山の一角」とは、表面に現れている事柄は、全体のほんの一部でしかない、
ということの例えです。


でも、氷山の一角というからには、根拠があるはず。
そう思って調べてみると、
そういう疑問を持つ人って、他にもいらっしゃったみたいで(笑)、

物理的に、計算すると・・・、詳細な計算式は省きますが、
重力や浮力と、氷の密度、そして、アルキメデスの原理を使って計算すると、
10.7%になるそうです。

9割が見えないということです。


この週末の土日は、2日間で16時間の講座に登壇していました。
16時間の講座を担当するならば、最低でも160時間のインプットが必要ということ。
しかも、その講座レベルのインプットが必要ということです。


講座が、見えている氷山の一角とすれば、
そこでは語られていない知見や内容が
あと9割あっての10分の1=1割が講座です。


聴き手の立場からすると、
ああ良い話をなさるなぁ~と思って聴く話の水面下には、
まだまだ9割の知見が隠れているということなんです。
言い方を変えると、10倍の努力があって、今いらっしゃるんだなぁと
思いながら、話をお聴きします。

逆に、話す立場からすると、
1割しか話していないので、話していない9割の中から、
もっと話すことがあったな、とか、
こちらのことを話せば良かったな、とか、
別の話のほうが、適切だったかな、とか、
反省をします。
持っている中から、何を選んで、どう伝えるかは、センスとトレーニングが必要です。


講師の立場では、
受講者の方から質問をしていただくと、
自分がチョイスしていない、話題や知見の引き出しを開けて答えることができて、
互いに、スッキリしますので、
質疑応答って大切だと思います。


実は、私の個人的な「私見」では、
人前で話すなら、準備は10倍じゃ足りないとも思っています。
本当ならば100倍の知見があって、初めて1のことが話せる、というのが
私の考えです。

氷山は、9割が隠れているんです。

浮き輪のように、ほぼ100%浮かんでいる話の内容が軽く感じるのは、
感覚だけの問題ではないのですよね。
要するに、話していることが自分の知見の全て、だと
例えば、質問されると答えられない、等の知見の少なさが露呈するということ。
それは何と薄っぺらいことか。


まだまだ、勉強したり、努力する余地は多分にあります。
自分の伸び代を知ると、楽しくなりませんか(^^)。
もっと大きな氷山になるぞ~~~~♪♪
ワクワクできる仕事ができて、本当に幸せです。
コメント
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