のつづきです。
朝夕一さいを用ゆべし。
其上に醤(ひしお)か肉醢(ししびしお:塩辛)か或(あるいは)つけものか一品を加ふるもよし。
あつものは、富める人も常に只一なるべし。
客に饗するに二用るは、本汁、もし心に叶はずば、二の汁を用させん為也。
常には無用の物也。
唐の高侍郎と云し人、兄弟あつものと肉を二にせず、朝夕一品のみ用ゆ。
晩食には只蔔匏(ふくほう)をくらふ。
大根と夕がほとを云。
范忠宣と云し富貴の人、平生肉をかさねず。
其倹約養生二ながら則とすべし。
・副食は一品で良い
・これに調味料か塩辛、あるいは漬物か、どれか一品加えるのは良い
・汁物は、裕福な人でも一品にするべき
・客人を招く際に汁物を二つ用意するのは、もし本汁を気に入っていただけなかった場合の保険のため
・普段は用意する必要なし
・唐の裕福な兄弟でも汁物と肉を二品にしないで、朝食も夕食も一品だけ
・ただ夕食には大根と夕顔(かんぴょう)を食べた、と言われている
・范忠宣という裕福で身分の高い人でも、肉食を続けることはなかった
・これは、倹約と養生のために模範にするべし
・一汁一菜
っていうことですね。
そして一汁一菜を守って毎日毎日肉食を続けることをしなければ、
・倹約
・養生
の一石二鳥だから模範としなさいよ
と仰っています。
お金も貯まって、健康になれる
健康でいられれば、医療費もかかりませんね。
それにしても
・朝夕一さいを用ゆべし。
・朝夕一品のみ用ゆ。
益軒さんの生きたちょっと前の時代の賢人たちは
・1日2食
が当たり前。
しかも
・一汁一菜
やっぱり私食べ過ぎてるわぁ〜
もっと胃腸をいたわらないとなぁ。
最後まで読んで頂いて有り難うございます。
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