カワサキ W800 ストリートに試乗しました!
W800といえば、2気筒の鼓動感を有するバイク日本代表!最近、2気筒に興味のある自分としては欠かすことができません。果たしてどんなバイクなのでしょうか、早速インプレです!
●居住性★★★★
まずクラシカルな見た目がいいですね!いかにも昔からあるオートバイ!というイメージです。メッキの2眼メーターといい、金属パーツを多用した質感がいいですね。それでいてETC標準装備なのも嬉しいポイント。
ポジションは非常に楽ですね!足の位置も自然に下ろしたところにステップがありますし、ハンドルも手を伸ばしたところにあります。ツーリングも街乗りも楽勝ですね。シート高も77cmと低めで、足付きもタンクとシート付近が絞られていて望外に良い方です。
ニュートラルにも非常に入りやすです。さすが日本車ですね。
乗り心地も快適ですね。シートが厚めで座り心地もよく、中低速域ではサスもよく動きます。連続的な浅い段差にも強いですが、大きめの段差にはショックが伝わってきます。
エンジンの熱も、どちらかというと少なめですね。
●動力性能★★★
空冷773ccの4バルブSOHCエンジンは最大52psと62Nmを発生。ロングストロークらしい中低速の気持ちいいトルク感が魅力ですね。高回転も苦しげな様子はなく、自然に回ります。レスポンスも過敏ではないですね。
さて、重要なポイント。鼓動感ですが、サウンドは歯切れが良いですが、鼓動感自体は思ったほどでもないのが意外でした。最近試乗したトライアンフのストリートツインやロイヤルエンフィールドGT650ほどはないですね。ロイヤルエンフィールド・クラシックとスピードツインの間くらいでしょうか。360度クランクなので、270度クランクほどの鼓動感はないんですね。ただ、ハンドルへの振動は結構強めです。
サウンドもノーマルでは結構静かですね。さらに、マフラーの低音だけでなく、エンジンの金属音も結構聞こえるタイプです。
●ハンドリング★★★
跨った瞬間は221kgなりのズッシリ感がありますが、走り出すと重すぎない感じが程よいですね。車体を傾けると思ったよりも軽快に、ゆっくり曲がります。コーナリング中の姿勢も安定していて安心感があります。止まっている時の取り回しも、全体的に重心が低い感じなので、あまり苦になりませんね。
●総合評価★★★★
一言でいうと、ストレスのない、実に乗りやすいバイクですね!姿勢も取り回しも楽ですし、エンジンも強すぎない鼓動感が楽しめます。昔バイクに乗ってたけど、還暦前後にもう一度乗ってみたい、そんな方でも自然に馴染めるバイクです。ただ、サウンドは思ったより静かなので、鼓動を楽しみたい方はマフラーを変えた方が良いかもしれません。
では、動画をどうぞ!