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女王の法則1~リベンジ

2009-11-12 00:59:48 | 牝馬の法則
 1着入線も12着降着というミソを付けられたのが3年前のエリ女。
以来、引退の花道を求めて走り続けるも有終の美は飾れぬままのカワカミプリンセス。勝っても負けてもここがラストという声も聞こえてくる。おそらく後先ナシのメイチの仕上げで来ることだけは確か。
 だが、そんな背水の陣を敷いた陣営には申し訳ないのだが、プリンセスは普通のお嬢さんで終る可能性が高い。

 現在の施行条件となった96年以降のエリ女の血統傾向過去13年を振り返ってみると、プリンセスにとって何とも嫌な傾向が出ているのだ。

 何も最近では父SS系が活躍しているから言っているのではない。プリンセスの父リファール系は、97年エリモシックの父、05年~07年で3年連続3着以内に入ったスイープトウショウの母父である。そして、自身も昨年2着、また、降着にはなったものの06年は1着に入線しており、リファール系はこのエリ女とは相性が好いのだ。

 問題なのは昨年2着だったということ。
ご覧のように過去13年の傾向とは言いながら、実はリピーターの影響がかなりある。3着以内に入ったリピーターは計7頭で、その成績は7-7-2だ。また、過去13年で、前年連対馬が翌年連対したのは7回ある。つまり、該当馬の連対率は5割を超えているのだ。
 が、2、3着から巻き返したリピーターは1頭もいないというのがプリンセスにとって何とも嫌な傾向なのである。また、その前年2着馬は翌年では2着か馬券圏外という傾向も読み取れる。よって、プリンセスを買うならあくまでも連下候補で、決して頭から買ってはいけないということになる。

 となると必然的に狙い目は、昨年の覇者リトルアマポーラとなるのだが、連覇を達成したのはメジロドーベルとアドマイヤグルーヴの2頭のみで、ダンパ、スイープ、フサパンの3頭はいずれも2着に敗れているので、頭鉄板とまでは言い切れない。ちなみに、前年通りのワン・ツーというのも一度もないので、リトル⇒プリンセスの線も望み薄だ。

 結局、ブエナビスタで何もナシ!となりそうな気がしてならない今年のエリ女。
いちいち書かないが、リファール系よりもブエナの母父であるニジンスキー系の方がエリ女とは相性が好い。
 波乱があるとすれば馬場が渋った時くらいか。
プリンセスの父キングヘイローは道悪の鬼であるのだが、残念ながらブエナの父スペシャルウィークも、そして母父ニジンスキー系も道悪は苦にしない。
やっぱり良でも重でもブエナで鉄板なのか?

 それでも、『ひょっとしたら出がらしかも?』と重箱の隅を突いてみるのもいいかもしれない。が、それでも今年のメンバーならタダ貰いの気がするし。
つまらんなあ。

=つづく=


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