2008/09/20 記
「ラ・ウニオン港開発計画」
112億円の有償資金(返還される融資イメージ) 平成20年11月完成予定。コンテナ埠頭水深15m(ポスト・パナマックス船) 平成21年上期港湾オペレーション決定予定
「ラ・ウニオン港開発計画」における有償資金協力は、一番懐疑的に捉えていましたが、今回現地に赴き静かなる湾岸に佇み、対岸の国境を望んで見た時に、「サンサルバドル国際空港」「クスカトラン橋」と併せて、中米カリブ地域(メキシコ~パナマ計画)の発展の要衝として絶対的に必要な箇所であると実感しました。
今や一国主義から地域・広域の交流と結合を目ざす動きは時代の趨勢であろう。 ここエルサルバドルの地にて改めて地図を見つめつつ、中米カリブ地域一帯が一つの大きなうねりとなって、産業と文化と人材の交流がなされるべきである事を強く感じ、空と海と陸との交通と流通の拡大へと繋がる事業へ今後とも二陣・三陣と支援されゆく事を強く望むものである。
波静かなる朝焼けの内海を眺めつつ、平和の尊さを感じつつ中米各国の繁栄と平和を祈らずにはおられない心境となった。
「過去は変えられなくとも、未来は変えられる!」
「『自分には無理だ』と思うことがあるかも知れません。 しかし、それは思い違いです。
私たちひとりひとりが世界を変える能力を持っています。」
・・・北アイルランド平和活動家:ベティ・ウイリアムズ女史(1976年ノーベル平和賞追贈)
「恐怖は伝染する。 だが、勇気も伝染する。
一人の心に灯された勇気の炎が燎原の如く燃え伝わるのだ。」
との言葉の如く、ささやかながら己が分野で文化と平和の拡大へできる事は何か?
・・・との自問自答をし、出来る限りの努力を続けていこうとの思いを深くした朝焼けであった。
残念ながら港湾工事は、中途半端な浚渫工事とクレーン等施設矮小化と国際環境の関係も関わり、現在時点は、失敗に終わったとの情報あり。
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