ミディを捜しにキエフ市に向かいます。
160:
湿地帯の中の一本道を快調に飛ばすバイクの前にあるものを見つけた。
それは傷つき、打ちのめされた兵士の一団だった。圧倒的に優勢な同
盟軍の突進の前に軍としての統一を失い、前線から逃げて来た敗残兵
たち─行き場を失くした彼らは少しでも敵から離れようとただひたす
らにキエフ市を目指し、萎えた足を運んでいる。
辛うじて動いている2、3台の装甲車には乗れるだけの人間が鈴生り
に成り、道を埋めた兵士たちの間を縫ってノロノロと進んでいる。彼
らはほとんどが体のどこからか血を流し、装備を総て棄ててしまって
いる者も多い。
キミのバイクはゆっくりと移動する無言の集団の最後尾にあっという
間に追いついた。
・敗残兵たちに紛れる:177
・敗残兵たちを追い抜いて進む:192
172でヒントが貰えるので、それを目指します。
192:
ノロノロと進む敗残兵の集団にバイクを強引に突っ込ませる。ホーン
と空吹かしの音で、項垂れて進む兵士たちは大人しく道を開けた。文
句を言うだけの気力も残ってはいないらしい。何か言いた気にバック
シートを見る者もいたが、キミは無視した。
真面に走れそうなだけ道が空いてくると、キミはギアを掻き上げなが
らスロットルを開け、思い切り加速した。
街道の左右から湿地が消えた辺りで、キミはバイクを棄てた。
・市街地ではバイクは目立つ:052
052:
─さて、どこから市内へ潜り込んでやるかな。
・ナベレジノエ街道:118
・レサ・ウクラインカ並木通り:040
118:
右にドニエプルの流れを見ながら進む内に、小高い丘が見えて来た。
樹々に包まれ、川に臨んだ側はかなりの急斜面になっている。キエフ
─ドニエプル川西岸の丘陵地帯を中心に広がった街である。
キミが歩いているナベレジノエ街道は川に沿って丘の梺を回って北へ
伸びている。丘の斜面の下に差しかかった辺りから、街道は市内に逃
げ込もうとする兵士たちでごった返し始めた。
・丘に登って市内に入る:172
・兵士たちに紛れて進む:059
ちうとこで、次回に続きます。次回は市内に入って行きます。
160:
湿地帯の中の一本道を快調に飛ばすバイクの前にあるものを見つけた。
それは傷つき、打ちのめされた兵士の一団だった。圧倒的に優勢な同
盟軍の突進の前に軍としての統一を失い、前線から逃げて来た敗残兵
たち─行き場を失くした彼らは少しでも敵から離れようとただひたす
らにキエフ市を目指し、萎えた足を運んでいる。
辛うじて動いている2、3台の装甲車には乗れるだけの人間が鈴生り
に成り、道を埋めた兵士たちの間を縫ってノロノロと進んでいる。彼
らはほとんどが体のどこからか血を流し、装備を総て棄ててしまって
いる者も多い。
キミのバイクはゆっくりと移動する無言の集団の最後尾にあっという
間に追いついた。
・敗残兵たちに紛れる:177
・敗残兵たちを追い抜いて進む:192
172でヒントが貰えるので、それを目指します。
192:
ノロノロと進む敗残兵の集団にバイクを強引に突っ込ませる。ホーン
と空吹かしの音で、項垂れて進む兵士たちは大人しく道を開けた。文
句を言うだけの気力も残ってはいないらしい。何か言いた気にバック
シートを見る者もいたが、キミは無視した。
真面に走れそうなだけ道が空いてくると、キミはギアを掻き上げなが
らスロットルを開け、思い切り加速した。
街道の左右から湿地が消えた辺りで、キミはバイクを棄てた。
・市街地ではバイクは目立つ:052
052:
─さて、どこから市内へ潜り込んでやるかな。
・ナベレジノエ街道:118
・レサ・ウクラインカ並木通り:040
118:
右にドニエプルの流れを見ながら進む内に、小高い丘が見えて来た。
樹々に包まれ、川に臨んだ側はかなりの急斜面になっている。キエフ
─ドニエプル川西岸の丘陵地帯を中心に広がった街である。
キミが歩いているナベレジノエ街道は川に沿って丘の梺を回って北へ
伸びている。丘の斜面の下に差しかかった辺りから、街道は市内に逃
げ込もうとする兵士たちでごった返し始めた。
・丘に登って市内に入る:172
・兵士たちに紛れて進む:059
ちうとこで、次回に続きます。次回は市内に入って行きます。