コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

エニグマ始動 part7

2014年07月15日 | ゲームブック
前回、バウをド・ダイ改から落としましたが、
新手が登場したとこで終わりましたので、その続き。

186:
ビームトマホークを低く構え、立ち上がろうとするバウ目がけ、ドラ
イセンを滑らせる。サーベルを持ったバウの腕を下から跳ね上げ、そ
のままの勢いで振り下ろす。トマホークに頭と右肩を斬り裂かれ、前
のめりに倒れたバウの横を擦り抜け、ジムⅢに迫る。
2、3歩後退しながらジムⅢは両肩のポッドを開いた。対モビルスー
ツミサイルポッドならオプティカルシーカーもついている筈だが、距
離が近いので追尾機能が働く前に通りの両脇の建物にぶつかって爆発
してしまう。それでも何とか目標を捉えたものもあるのか、激しい衝
撃がコクピットを襲うが、ドライセンの重装甲は耐えた。
3連ビームキャノンが火を吹き、逃げ腰になったジムⅢをスクラップ
にする。
─これで3機…
キミは呼吸を整えた。同盟軍はこのキエフ攻撃の支援に何機のモビル
スーツを送ったのだろう。コレで最後か、それとも…。
センサーを入れてみる。ディスプレイにクレシチャク通りを前進して
来る光点が映っていた。
─4機目か…
同盟軍のモビルスーツ隊は支援という言葉の意味を知らないらしい。
さして広くもない街にモビルスーツを4機も投入すれば、機甲部隊が
前進して来る前にキエフ市は灰になってしまう。
十字路にザクⅢが姿を現した。ビルの角に半身を隠す。
・ザクⅢに白兵戦をかける:211
・ビームキャノンを撃つ:077
・キエフ大学の構内に逃げ込む:003

211:
ホバーのスロットルを開く。ドライセンの巨体が地面から浮き上がり、
ザクⅢ目がけて加速した。
ザクⅢは、ビームサーベルを抜く代わりにバズーカを発射した。Zシ
リーズにしては機体の重過ぎるザクⅢは白兵戦において、ドライセン
の敵ではないことを知った上での行動か、それともただの…。
ザクⅢがバズーカを構え直した時、キミはドライセンを左に流した。
白い尾を曳くロケット弾をに逸らし、ビームトマホークを振り下ろす。
・トマホークはザクⅢの装甲を紙のように斬り裂いた:008

008:
総てのセンサーを作動させ、市内をサーチする。ディスプレイに周囲
の様子が次々と映し出されていった。敵機の姿は見えない。どうやら
キミは同盟軍の第一波を全滅させたようだ。
短距離用の通信回線を開くと、ミノフスキー粒子の干渉によるノイズ
がザッと飛び込んで来た。
「ミディ、あらかた片づいた。ダッジを出してくれ」
「流石、と言いたい所だけど、もう少し気を遣って欲しかったわね。
ザクⅢが目の前迄迫って来た時には生きた心地がしなかったわ」
ウラジミールの丘から垂直上昇したダッジが空中をキミ目がけて滑っ
て来た。タイミングよろしく跳躍し、その上に跨る。重みにダッジの
ホバーの呻りが高まった。市街の上を旋回しながら高度を上げる。
「ノールカップは北だ」
「飛んでいける訳ないでしょ。同盟を撒いてどこかに着地しなきゃ」
突然の警報音にキミはディスプレイを睨みつけた。市の南方から1機
のリフティングボディ機が上昇して来る。ミディも気づいたらしく、
旋回を止めて機首を下げた。キミは操縦桿を握り締めた。
「アレはゼッツーだ!」
ΖⅡガンダムーエゥーゴはネモに代わる主力機としてΖガンダムの量
産を計画した。しかし、複雑な変形機構は元よりプロトタイプ故の微
妙な設計であったし、軽い機体と過大な推力が生み出す独特の操縦特
性はとても普通のパイロットの手に負えるものではなく、汎用機には
向かなかった。
量産のための改設計は難航し、代替機の必要に迫られていたエゥーゴ
は仕方なくガンダムMk-ⅡをベースにジムⅢを開発、これが現在、
エゥーゴで最も多く使われている機体である。運動性においてはネモ
に劣るジムⅢであるが、追尾式の対モビルスーツミサイルを使用した
集団戦をパイロットに徹底させることにより、ジオンのモビルスーツ
隊にかなりの損害を与えることができた。
一方、エゥーゴは賢明にも量産のための改設計はΖガンダムを換骨奪
胎してしまうだけだということに気づき、エース用の専用機として少
数配備を始めた。
その長所を活かすにはかなりの熟練を要すΖガンダムであったが、特
に反応炉をKWSK750に換装したΖⅡタイプは『暴れ馬』と呼ば
れた。この反応炉は、ある炉音では信じられないような高出力を発揮
するが、その狭い炉音帯を少しでも外れると途端に出力が低下すると
いう、実にピーキーな特性を持っていた。
敵のパイロットは、その『暴れ馬』を見事に乗りこなしていた。低空
からダッジ目がけて一直線に上昇して来る。
ウェイブライダーの両翼からビームが伸び、ダッジの下腹を掠めた。
大きくバランスを崩したダッジからキミは空中に放り出された。
ΖⅡがさらに機首を上げた、と思うと次の瞬間に変形していた。ビー
ムサーベルを抜き、市街地に落下して行くキミの機体を追う。
・キエフ大学構内:146
・ウラジミールの丘:026
・タラス・シェフチェンコ通り:179
・不滅の栄光の公園:147
・クレシチャク通り:080
・レーニン通り:161
・ドルハノフ島:111
・レサ・ウクラインカ並木通り:194
・ナベレジノエ街道:212
※172でヒントを得たので、207に進みます。
ちゅーとこで次回に続きます。
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エニグマ始動 part6

2014年07月08日 | ゲームブック
前回、ミディの申し出を渋々受け入れ、スカンジナビア半島の
北端にあるノールカップに向かうことになりました。
で、乗る機体をゲルググかドライセンから選びます。

ヘクタ・ドナ社などの記述を見るためにドライセンを選択。
ゲルググもヘクタ・ドナ社製で似たような記述があるのですが…。
次回以降、辿れたら辿ってみます。

191:
「オレはドライセンに乗る。彼女はド・ダイ改だ」
「両手の3連ビームキャノンはあくまで近接戦用です、収束率が悪い
ので…」
ドライセンはヘクタ・ドナ社の開発した局地制圧・支援用のDシリー
ズの最新モデルである。宇宙では主力のGシリーズをサポートする補
助機であったが、半固定式の巨大なビームランチャーを装備したガザ
系を始めとするGシリーズがショートレンジの地上戦では全く役に立
たないため、その立場が逆転した。
それ迄主力として使っていた機体の代わりにZシリーズやDシリーズ、
カムダック社のバウなど少数配備されていた補助機を引っ張り出さね
ばならなかったことは、ジオン軍の地上における今日の劣勢の一因と
言える。
「確認作業完了、出るぞ」
「ラフスタッフ3、市の北方より敵機低空で進入しつつあり。機種は
不明。現在の状況では地上からの十分な管制は不可能。周囲の警戒に
留意せよ」
「ラフスタッフ3了解」
誘導員が掌を上に向けて両手を上下に振っているのを確認したキミは、
ドライセンを立ち上がらせた。サーボモーターの呻りが高まる。
ウラジミールの丘の中腹に立ったドライセンからはキエフの町並みが
見渡せた。タラス・シェフチェンコ通りの上をド・ダイ改が低速で飛
行している。乗っているのは対地ロケットポッド装備のザクⅢだ。
・跳躍してザクⅢとの距離を詰める:109
・クレシチャク通りを前進してザクⅢに接近する:133
・3連ビームキャノンでザクⅢに牽制射撃を加える:175
133、一択になります。

133:
丘を3秒で駆け降り、腰を落として両脚の熱核ジェットを作動させる。
タービンが高速で回転する独特の甲高い騒音を周囲に撒き散らしつつ、
ドライセンはクレシチャク通りでホバー走行を始めた。駐車してあっ
た車両が跳ね飛ばされる。
タラス・シェフチェンコ通りの手前で機体を右側に90度捻り、熱核
ジェットの出力を落とす。そっとやったつもりだったが、着地の衝撃
は激しかった。アスファルトを砕きながら横滑りしたドライセンは十
字路の中央で停止した。真正面にザクⅢを載せたド・ダイ改が浮かん
でいる。
持ち上げた右腕のカバーが後方にスライドし、突き出した3本の砲身
が白く輝くビームを立て続けに吐き出した。
いくら収束率を落としてあっても、これだけの近距離から喰らっては
たまらない。ザクⅢはロケットランチャーを誘爆させ、墜落した。
モニターにウィンドウが下り、ワイヤーフレームで前方の通りが描き
出される。センサーが爆煙の向こうに何かを捉えた。
・ビームランサーを抜いて前進する:165
・後退する:125
・ビームランサーを抜いて待つ:083
083以外は生存できれば、008に向かいます。

125:
ホバーを後退モードに入れた時、警告音が鳴った。太陽の方向で何か
がキラリと光ったかと思うと、バウを載せたド・ダイ改が逆落としに
降下して来る。
レサ・ウクラインカ並木通りに突き立つような勢いで急降下、ギリギ
リの所で乱暴に引き起こしをかけ、通りを舐めるようにしてドライセ
ン目がけて飛んで来る。
─上等!
キミは熱核ジェットの出力を上げた。後退するドライセンは自分から
バウの懐に飛び込んで行った。バウのパイロットはドライセンがこん
な行動に出るとは予想もしていなかったらしい。ド・ダイ改を上昇さ
せ、衝突を回避しようとした。
補助兵装制御パネルの上でキミの指が躍った。ロックを外されたドラ
イセンの背部のトライブレードが回転しながらド・ダイ改を目がけて
飛ぶ。右の翼をもぎ取られたド・ダイ改はバランスを崩し、胴体をビ
ルに引っかけてしまう。ひっくり返ったド・ダイ改から振り落とされ
たバウは通りに叩きつけられた。
前方にもう1機の機体が姿を現した。ロケットポッドで着膨れしたよ
うなジムⅢ─ザクⅢを倒した時、センサーが捉えた機体だろう。
・バウに止めを刺す:186
・ジムⅢを3連ビームキャノンで撃つ:043
新手が現れた所で次回に続きます。
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サンダーボルト 第31話

2014年07月03日 | サンダーボルト
機動戦士ガンダムサンダーボルト
第31話

ガンダムの鹵獲作業中だった旗艦のチベ級が轟沈。
自軍の機体を巻き込みつつ、
巨大なデブリ塊の表面へと墜落いたします。
その衝撃でイオの監房のロックが解除されます。
チベ級から脱出できたのは乗員の20%程度…。
部下たちは爆発を免れたチベ級に戻り、
乗員の救助を上申しますが、クライバー司令官は
ガンダムを本国に届けることを最優先とします。
司令官はガンダムのデータと
リユースサイコデバイスのデータがあれば
ジオンはまだまだ戦えると考えているようです。

内火艇で脱出中のクライバー大佐一行の前に
ガンキャノンの部隊が展開し、あわやという所で
ダリルのゲルググが迫る一機を狙撃いたします。
が、以前の義手を使って操縦しているため、
サイコザクのようには機体を操れない様子です。
操作に手間取り、フィッシャーの掩護を要します。
で、クライバー一行は僚艦のムサイ級に到着。
ダリルたちもセイレーン隊と共に宙域から離脱。

監房を脱出したイオは墜落で慌ただしい艦内を
探り、仲間たちを救出いたします。
イオたちも僚艦のサラミス級に辿り着きます。

次号以降、ダリルは慣れないゲルググで、
イオと対峙することになるんでしょうか??
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エニグマ始動 part5

2014年07月01日 | ゲームブック
特殊部隊仕込みの尋問を行使しましたが、
ミディには効果はなく、逆効果のようです…。

028:
キミはミディに肩を竦めて見せた。
「今死んで貰う訳にはいかないんだよな…」
「やって…くれるの?」
「仕方ないだろう」
硬直していたミディの体からスッと力が抜けた。ソファに凭れた体が
ズルズルと床に滑り落ちようとするのを、キミが支えた。
その時、ドアがノックされる音がした。キミの手がテーブルに置いて
いた22口径に伸びる。
「ホーソン様、同盟軍が3キロの所迄…」
「判ってるわ」
ソファに凭れたまま、ミディが声を絞り出した。
「書類の処分は済んでいます。ご苦労様」
ドアの外の足音が遠離って行く。立ち上がろうとしたミディは傷が痛
むのか、顔を顰めて再びソファに腰を落とした。
「包帯くらい巻いといた方が良い」
「そうね…そこのロッカーの中にファーストエイドキットがあるわ」
「オレがやるのか?」
滅菌シートを貼りつけて包帯を巻き、痛み止めを飲ませるとミディは
何とか立てるようになった。

数分後、キミとミディはホテルを出た。同盟軍の重砲がひっきりなし
に落下し、激しい爆発音が硝煙の立ち込めた空気を震わせている。
ミディはウラジミールの丘を登って行った。遊歩道を外れて森に入る
と、そこにトレーラーに乗った2機のモビルスーツとド・ダイ改に似
た支援機が駐機してあった。ネットやカンバスで念入りに上空からカ
モフラージュしてある。
─ダッジって言ったな…
エゥーゴのド・ダイ改や連邦のベースジャバーがモビルスーツのパイ
ロットによって遠隔操作される無人機であるのに対し、ネオジオンの
開発したダッジは有人機である。モビルスーツに長距離侵攻能力を付
与すると同時に、その火力支援も可能とすべく、胴体下面の4箇所に
ウェポンステーションが装備されている点も他の2タイプとは違う。
ここには用途に応じてビームランチャーの他、大型のボマーラックや
ガトリングガンなどが取りつけられる。
ミディを認めたメカマンが走り寄って来て敬礼した。
ミディはキミを巨大な冷蔵庫のようなフィールドワゴンの中に押し込
んだ。この車両は野戦におけるモビルスーツパイロットたちのノーマ
ルスーツルームであり、待機所でもある。
「1人で逃げるのか?味方を棄てて」
「死ぬ迄つき合う程の義理はないわ」
─何か企んでるな…
「ノールカップに私を待っている人がいるの。同盟の目を盗んでそこ
迄行くには、アナタの手を借りなければならない」
確かスカンジナビア半島、ノルウェーの最北端にある町だ。
「オレが先に上がるからダッジに乗って待ってろ。上空を掃除したら
増援が来る前にオレを乗せて戦闘圏外に脱出する」
「どうして?私もモビルスーツに乗るわ。1機より2機の方が」
「その脚じゃ返って足手まといだ…」
ヘルメットを抱えたキミは、ワゴンを飛び出す。
キミはトレーラーの上のモビルスーツを見上げた。1機はドライセン、
もう1機は何とゲルググである。改造はしてあるのだろうが、一年戦
争中の設計というシロモノだ。
「ゲルググはビームライフルがありますが、規格が古いもので、ドラ
イセンは持てません」
片方はロートル機、片方は長射程の火器が準備されていない。
・ゲルググに乗る:021
・ドライセンに乗る:191
どちらにするか選択になったとこで、次回に続きます。
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