カトリック情報 Catholics in Japan

スマホからアクセスの方は、画面やや下までスクロールし、「カテゴリ」からコンテンツを読んで下さい。目次として機能します。

マリアの子守歌 ー ほめたたえよう 清いおとめ マリアを5-3

2019-07-19 04:29:18 | 聖母讃歌
『ほめたたえよう 清いおとめ マリアを』聖エフレム原作、デルコル神父、江藤きみえ 共訳・編

◆5-3、マリアの子守歌

第3考察 予言者たちへの招き

 マリアの、愛にみちた、美しい子守歌がつづきます。

 このさいごの二節で、聖エフレムは、マリアこそ、旧約の予言者たちによって、とくにイザヤによって、あらかじめ告げられた、かのおとめであると証明しようと望んでいます。そしてこの証明を、"聖霊のたてごとをひく歌い手"と呼ばれたマリア自身の口にいれています。

 マリアは、"聖霊にかわって雄弁に話した"予言者たちを、救いの"たねをまいてから、ねむりについた農夫たち"にたとえて、自分たちの予言の実現をみて、ともによろこぶようにと、おすすめになります。

聖母マリアの、子守歌のつづき。

⑥ "ひとりのおとめがみごもって、子を生むだろう"と、
予言者イザヤは、うたいました。おお、〔予言者よ〕きて、わたしをながめて、よろごびなさい、
みごもっても、おとめだったのは、わたしですから。

おお、あまたのしめしを告げ、聖霊にみちた予言者よ、エンマヌエル(=わたしたちとともにある神)を、ながめなさい、あのむかし、あなたの目にかくされていたエンマヌエルを。
そして、あなたが予言したとおり、"ひとりのおとめがみごもる"ということを、
信じるのをこばみ、あなたをののしった、うらぎりのシオン〔の人々〕に、あなたの力づよい声をもって、はじをかかせなさい。

⑦ おお、えらばれたもの、聖霊にかわって雄弁に話した人々よ、あなたたちの真実な予言をもって、かくされた奥義を、ながめた予言者たちよ、わたしのもとに、つどいなさい。たねをまいてから、
希望のうちに、ねむりについた農夫たちよ、さあ起きて、かりいれをみて、喜びなさい。
ごらんのとおり、いのちの麦ほは、わたしがかたく、腕にだきしめています。植える人はみな、この麦ほに、やしなわれ、まずしい人々もまた、みなこの糧に、あかされます。
さあ、わたしといっしょに、喜びなさい、
喜びの麦ほの束を、わたしがだきしめているからです。

祈り 「主よ、祝福された、しあわせなおとめマリアの光栄ある取りつぎは、わたしたちを守り、永遠のいのちにみちびきますように。聖霊のまじわりのなかで、あなたとともに代々に生き支配しておられるおん子、わたしたちの主イエズス・キリストによって。アーメン」(典礼から)。

決心 信仰ぶかい心をもって、いつもマリアのことを正しくみとめるめぐみをねがうために、めでたし一つとなえましょう。




よろしければ、フェイスブックのカトリックグループにもご参加ください。FBではここと異なり掲載が途切れることもありません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。