「それが 無害通航か!(怒)」
最近、中国軍艦が我が国周辺の領海を通過している。
そのことをテレビで報じていたが、その時ほとんどのコメンテーターが得意げに(?)「国際法で、無害通航が認められている」と言い、あたかも「通過したが、なにもなかったじゃないか。がたがた騒ぐんじゃない。中国を刺激するな」と言わんばかりであった。
そして それが日本(人)にとってどういう意味を成すのかを語ることはなかった。
そんな彼らを見るたびに腹が立ってしようがない。「お前は、どっちの人間か」と・・・。
結果論なら、こどもでも言える。
問題は、その船が、「領海に入る前に、無害なのか、有害なのかが、判断できなければ、意味ないだろう。
「結果、はい、島を取られました。どうしましょうか?」では、今の時代、遅いのである。
そこで、今回、その国連海洋法なるものを調べてみた。
1982年国連海洋法条約第19条1項)に、「通航は、沿岸国の平和、秩序又は安全を害しない限り、無害とされる」とある。(約40年前でっせ)
が、ここでいう「通航」とは、すーっと通過することを想定しているはずだ。
そこで、今、尖閣はどのような状況なのか、中国公船(軍船)の行動を見てみた。
総じて次の如くである。
中国船(軍船)は、我が国の巡視船の呼びかけに対して、「尖閣は、中国のものだ」と宣言したり、「無視」したりしながら、下図(FNNプライムオンラインより)のような航跡をとっている。
(上図) 接続水域を連続周航
(下図) 領海侵犯し接続水域を周航
これをご覧になって、どうお感じになられますか?
人の行動から、その人が何をアピールしようとしているか解かるものですよね。
・・・上のような行動は、当然沿岸の国民に不安感・恐怖感を抱かせるものだ。、
従って、中国船は、我が国の平和を害する侵略者とみなしても・・・よかろうもん!
観光船ではあるまいに・・・
また、過去何度も尖閣漁民の船を追いかけまわしたりしており、日本漁民の安全と秩序を大いに害している。
つまり、中国船(軍船)は常習犯的に有害通行をしているのである。
従って、日本政府は、中国に対して、「領海に入ったときは、問答無用、撃沈するぞ」ぐらいは言ってほしいものだ。
過日、自民党国会議員が、度重なる中国公船による領海侵入について「わが国の安全保障政策上、重大な脅威であり日本国民にとって耐え難い苦痛」であり、「一切の行為を即刻中止することを強く要請する」と指摘したことは当然の主張であった。