我が国は、正に未曾有の大震災。現地は、石油不足です。日本全体が、影響を受けています。
(問い)では、この石油(原油)は、どこから、どうやって、何処を通って来ているでしょうか?
(答え)実は、この問い掛け から、いきなり、「どうして、尖閣諸島を守ることが、日本を守ること」になるのかの答えになってしまうのですが・・・
今、学校で教えているでしょうか?
日本のエネルギー(原油)は、船で、中近東からインド洋を通り、台湾の南に出て、 琉球列島のすぐ東側を沿って北上し、本土に至る海上輸送路(シーレーン)を通って来ていることを・・・。
尖閣諸島を、地図で見ると、沖縄と石垣島の間の西に位置しています。
(理由1)若しここが増強しつつある中国海軍の支配下に置かれてしまったら・・・
有事の祭、シーレーンは中国海軍に必ず遮断されてしまうことは容易に推測できます。
そうなると、私たちの生活は、・・どうなるか?
石油や物資は入ってきません。
運命は・・・?
容易に想像出来ると思います。
シーレーンは、日本人の生命線であるのですね。
従って、日本と中国との関係においては、正に「尖閣の守りは、日本の守り」なのです。
(理由2)そもそも、中国との尖閣諸島領有問題は、1970年頃の国連の海底資源の発見に端を発しました。中国は、核心的利益は絶対守る と言って決して譲らない姿勢をみせています。それで、中国の狙いは之にあると考えている人が多いと思います。
日本は、(海洋)資源大国なのです。しっかり、それを守ることが国益であるはずです。が、我が国政府の姿勢には、腹が立ってしようがありません。
実は、中国にはもっと先の狙いがあるのです。
それは、シーレーンを突破し、西太平洋の覇権を構築することです。
中国は、20年、30年、50年というスパンで、戦略を考える国。その点、日本人は、近視眼的であるように感じます。
じわじわと遣ってくる相手であるということを、日本人は知っておくべきでしょう。
これについては、後日、書きます。
(理由3)それから、尖閣諸島は、漁業資源も豊富なところです。
一時期、年間15億円もの漁獲量があったそうです。しかし、押し寄せる中国漁船の違法操業によって、漁師は、命の危険を感じ、今では殆どその領域には出漁していないそうです。
30年前から、政府に対し、安全対策の陳情を続けてきたものの、なしのつぶて。
最近は、あきらめていたそうです。
ところが、中国漁船の体当たり事件・・・
全国に沸き起こった「尖閣守れ」の運動に、漁民は勇気付けられている・・・というのが現状です。
本土に暮す私たちは、沖縄漁民の苦しみも決して忘れてはならないと、思います。
以上述べましたように、「尖閣を守る」 とは、単に南海の小島(領土)を守る のとは意味が大きく違うのです。
「尖閣をまもることは、即日本を守ること」なのです。
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