<H29年度まとめ>
領海侵犯 29回、(国有化後通算 202回目) 接続水域航行 160日(43.8%)
<トピック>
<1月度>9日 中国軍機8機が対馬海峡往復、同海峡上空を通過した中国軍機としては過去最多。東シナ海から対馬海峡を通って日本海に抜け、中国・近畿地方の沖合付近まで飛行。その後、戻ってきて再び同海峡を通過したという。
10日 中国軍艦3隻、対馬海峡を通過…日本海で訓練か。3隻はその後、対馬海峡を通って東シナ海へ。
中国軍が、日本海で艦艇と航空機による訓練を行っていた可能性がある。
領海侵入はなかったが、日本をほぼ1周するような動きを見せている。
<6月度>また、中国海洋調査船「勘407」EEZ内で、事前通告の無い調査活動 11日以上。中国大使館の劉次席公使に対し、電話で強く抗議した。
<7月度>16日中国公船2隻が、九州北部で初めて領海に侵入。7月15日正午前、中国海警局の船1隻が長崎県の対馬に、また別の1隻が福岡県の沖ノ島近辺の領海に初めて侵入した。毎日新聞によると、2隻とも武器を搭載した巡視船の可能性があるという。
海上保安本部は今回の航行が「領海侵犯ではない」としている。なぜなのか。
そもそも外国の船舶には、沿岸国の利益を害さない程度で、自由に通航することができる「無害通航権」がある。BuzzFeed Newsの取材に応じた第七管区海上保安本部の担当者は、「領海侵犯には当たらない」理由をこう説明する。「無害通航に当たらないという、確定的な情報が得られているわけではありません」
国連海洋法条約では「沿岸国の平和、秩序又は安全を害しない限り」無害であるとされている。
害を与える行為のたとえとして挙げられているのは、「武力による威嚇や武力行使」「兵器を用いる訓練や演習」「航空機の発着」「漁獲活動」などだ。
海上保安本部によると、巡視船は無線で中国公船に「我が国の領海内における無害ではない通航は認められない」と呼びかけていた。ただ、実際に「害する行為」は認められなかった、ということだ。NHKによると、これも「日本の秩序や安全を脅かすものかどうか定かではない」ことが理由だ。
<物理的な有害事項でないにしても、目的の判らない航行は心理的な不安(平和な心境を乱す)を招く。従って、抗議(目的を明らかにするよう求めること)は、当然であろう>
<8月>10日 中国海警局船 海警2隻 鹿児島県沖の領海に初めて侵入。北太平洋での米国との共同パトロールから帰投中。佐多岬沖から草垣群島まで130Km、午前6時すぎから12時手前までの間航行。無害通航ではあるが・・・この船は、7月2日津軽海峡(領海内)で1時間半通航した中国海軍の情報収集艦。
以上の如く、今年は中国軍(海軍、空軍)が、我が物顔で我が国周辺領域を舐めまわした一年であった。これに対し、日本国民はどう意識しているのであろうか(マスコミも含め)???
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