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・「劇場版・鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」追記
劇場版・鋼の錬金術師 シャンバラを征く者。そろそろ語りすぎて怒られそうですが、書き忘れたことを思い出してしまったのでもうちょっとだけ。後ろの方はネタバレありなので、お気をつけを。
オープニングは DVDを全巻コンプリートしている人なら思わずニンマリしてしまうものになっています。DVDジャケット絵柄が使われているのですが、手抜き感はないですよ。なかなかカッコ良いのではないでしょうか。
私が違和感を感じてしまった鎧軍団の部分はわざとだったそうで。うーん、演出になっているのかなぁ。もうちょっと他の演出方法があったのでは…。CGだということがあからさまにわかってしまうと、テンションが下がってしまいます。ストーリーよりもそっちが気になってしまいまして。
そういえば、ほとんどハガレンを知らずに劇場版を見た知人の感想は「スターウォーズに似てない?」でした(爆)。速攻で「似てねぇよ!」とツッコミました…。例の鎧軍団がクローン兵に見えたらしいです。それだけですよね…。
ノーアは Noahと書くのですね。この名前はノアの方舟から取られたのでしょうか。方舟に乗るどころか、置いていかれてましたが。まあ「シャンバラ」はなかったわけですし、あれは方舟でもなんでもなかったということになりますが。この世界が彼女の世界なのですよね。
兄弟の再会と平行して描かれたのが、異質なものを排除しようとする人間の弱さ。ノーアを売ったジプシーの人たち、ノーアに冷たい目を向けるヒューズさんなどの小さく身近なことから、ユダヤ人を迫害したナチス、錬金術を使える世界を破壊しようとしたエッカルトという大きなスケールのことまで一貫していました。が、エッカルトが錬金術の世界を破壊しようとしたところだけは違和感を感じてしまったのですよ。むりやりこじつけな感じがしてしまいまして。怖いのなら開こうとしなければよかったのでは…。自分が開かなくても誰かが開くかもしれないと考えたのでしょうが、なんとなく釈然としないものが残りました。そんな「怖い」世界をたったひとりで破壊できると考えていたのでしょうか。無謀すぎませんかね。
監督は結末をハーフビターだとおっしゃっていました(パンフレットにて)が、私もそう思いました。ハーフよりややハッピー寄りかな。テレビの結末はアンハッピー寄りのハーフビター。劇場版では兄弟が一緒になれただけハッピーですよ。
ウィンリィがかわいそうだという声が多いようですが、エドが生きているかどうかもわからないどっちつかずの状態よりは良いのではないかと思います。彼女なら自分の人生を歩んでいけると思いますので。エドやアルのことは心にそっとしまっておいて、ときどき思い出して懐かしむという感じで。エドとアルもそれぞれ自分の人生を歩みつつ、ときどきウィンリィに思いを馳せる、みたいな。そういう関係も良いのではないかと思うのです。
私は続編はないだろうと思ったのですが、続編が作られそうだと感じた方もいらっしゃるみたいで。うーん、続編は作ってほしくないです。これでまた扉が開いてエドとアルが戻ってきたら興醒めですよ。戻ってこなくてあちら(いや、こちらか?)の世界での活躍を描くとしたら「錬金術師」というタイトルはおかしいですし。こちらの世界でも実は錬金術が使えたんだ! なんていったら、それも興醒めです。
番外編で OVAかドラマCDくらいならまあ許せるかな。「焔の錬金術師」とか(笑)。マスタング伍長の巻き返し大作戦! 目指せ下克上!(嘘です、ごめんなさい)。
・鋼の錬金術師@SKY BLUE
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瑞原唯子
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ゆんゆん
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