衆議院議員が殺され、総理大臣が爆弾で襲撃された事件。
元国家公安委員長殺害の犯人は警察官。お世話になったとはいえ元同期で元相棒に対する思いが強すぎる。ツーショット写真と手書きのメモを持ち歩いたり、弟と嘘をついてまで病院で面会したり、家に行って入院の準備をしたり、殺人を犯してまで勝手に復讐したり。元同期は自分を刺した犯人の死刑執行で気が晴れたんだろうか。でもこれでは告発をつぶしたうえ退職に追いやった上司たちは無傷のような。どうせならネットや週刊誌に全部ぶちまけたほうがよかったんじゃないの?
総理大臣襲撃のほうは政治的な背景による事件。実行犯と指示役は捕まったけど黒幕の大物議員は罪に問われないまま。引退に追い込めただけよかったと思わなければならないの? 右京さんはまだ追及する気があるの? 捜査一課にも情報を共有してるの? 警視庁が総力を挙げて捜査しないの? やっぱりモヤモヤするような終わり方でした。政治が絡むとどうにもこうにもすっきりしないことが多い。社美彌子もいろいろヤバいことをやってきてるもんなぁ。
薫ちゃんが右京さんに絶対的な信頼をおいているのがいい。そしてその信頼に応えてくれる右京さんはさすが。こうまで相棒感を見せつけられたら高田創は引き下がるしかないよね。にしてもまさか亀山さんより自分のほうが杉下さんの相棒にふさわしいとか思っていたとは…せいぜい特命係に入って杉下さんの下で働きたいくらいかと思ってたよ。まだペーペーなのになぜそんなに自信があったんだ。とりあえず希望どおり刑事課に転属できたみたいでよかった。いい相棒が見つかるといいね。
ところで二人を地下室に閉じ込めて犯人はどうするつもりだったんだろう。プロパンガスを噴出させていたので火をつけて爆発させるつもりかな(現場の証拠隠滅も兼ねて)と思ったけど、そういう気配はなかったし…ガスを充満させて酸欠で殺すつもりだった? 部屋はけっこう広かったのでなかなか充満しないような気がするけど…。
警視庁150年史、右京さんが書いた部分を読みたい…!
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