瑞原唯子のひとりごと

金田一少年の事件簿30th (4)



鬼戸・墓獅子伝説殺人事件と怪盗紳士の挨拶。これにて30th完結。

墓獅子はやっぱりつむぎでした。あまりにも怪しすぎて逆に違うんじゃないかと思ったり、違ってほしいなと思ったりしたけど…。でも家族がみんなあの三人のせいで死んだことを知ったら、しかも反省もせずにのうのうと生きていることを知ったら、復讐したくなる気持ちはわかる。ただ殺人ではなく、せっかく証拠となる映像が残っているんだから、それを添えて事件の真実を暴くとか他にやりようはあったのでは…。それでは生温かったのかな。

流星とつきあってるのは事件の復讐のためかと思ったら、関係なかったのか。事件の真相を知るまえからつきあっていたと。特に好きというわけでなく何となくだったとしても、自分の家族を死に追いやった男とつきあってたとなったら、メンタルにきそうだな。復讐を駆り立てられたのはそのあたりのことも関係していたのかも。

計画を立てたのは高遠瑤一。確かに普通のひとにはなかなか思いつかないようなトリックでした。しかしまさか駐在に変装していたとは…マジ? と思って前巻から読み返してみたら、確かにあの地味駐在が地味にいましたね。顔アップもないし地味すぎて高遠とはわからんわ。つむぎに接触したのははじめちゃんの元同級生だったから、というわけではないのか。それならはじめちゃんが来ることも想定して計画を立てるだろうし…。

剣持警部に刑事になることを薦められたときのはじめちゃんの反応に笑った。でも確かにさんざん危ない目にもつらい目にも遭ってきたしねぇ。単に事件に巻き込まれたというだけでなく、たくさんの友人知人が被害者になったり加害者になったり、そりゃ嫌にもなるよ。どうせ事件解決するなら給料出るほうがという剣持警部の言い分もわからなくはないけど…。37歳では、何か玲香ちゃん絡みの事件がきっかけで「謎を解きたくない」になったような感じだけど、それ以前からわりと解きたくなかったんだな。

30th最後は怪盗紳士。〆にふさわしいオールスター感。しかし怪盗紳士にはわりと毎回してやられてるんだよな。今回は玲香ちゃんに変装していたようだけど、どこからどこまでが怪盗紳士だったんだろう。ステージ上にいたミニワンピの玲香ちゃんは本物ってことだよね? はじめちゃんに電話をかけたのとロングスカートをはいていたのが怪盗紳士でいいのかな。ロングスカートは体型を隠すためでもあったのかなぁ。怪盗紳士も細身だと思うけど、さすがに体重36kgの玲香ちゃんとは太腿の太さが違うだろうし。

すっかり忘れてたけど、そういえばカフェふくろうのマスターって高遠でしたね…! それにしても魔王やら地獄のゼウスやら(笑)。地獄の傀儡師→魔王→地獄のゼウス…厨二病をこじらせた感が何とも言えない。ギリシア旅行でギリシア神話にはまって、ゼウスやらオリンポス十二神やらの構想を練り始めたんですかね。ずいぶん早い段階からあったんだなぁ。実際に始動したのはいつからなのかわからないけど。

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