瑞原唯子のひとりごと

オメガ・メガエラ



オメガバースの世界を舞台にしたマンガ。Ωでありながら子をなせなかった犀門が、当主の隠し子であるΩの少年をαと偽って跡継ぎの座を狙わせる話。

マガポケで読みました。ポイント目当てで第1話を開いたのに、流し読みしているうちにいつのまにか引き込まれて、ポイント溶かして最後まで読んでしまったという…。ジェットコースター展開で予想もつかない方向へ転がっていくので、最初から最後まで目が離せなかった。昼ドラみたいにドロドロしてる部分もあるし、つらくて重い展開もあるけど、それだけでなく思わず笑ってしまうようなところもあって、飽きさせずにグイグイ読ませる感じ。人間関係が思わぬ変化をしていくのが面白い。

個人的にオメガバースはあんまり好きじゃなかったんですよね。男同士で子供を作るための都合のいい設定という感じがして。魂の番もやたら美化してるように思えて何だかなぁと。でもこの作品はそんな都合のいい話ではなかった。オメガバースという架空設定の話ではあるんだけど、現実にもある(あった)差別と通じるところがあって。運命の番であってもなくても性別がどうであっても互いを思い合う二人は尊い。

これで完結みたいだけど、このあとみんなや世界がどうなるのかまだもっと見たかった。続編はないのですか…?! とりあえず2周目いってます笑。最初のときは気付かなかった(忘れていた)伏線とかあってあらためて楽しんでます。

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