江戸川橋梁に差しかかる列車
おそらく、金町側からと思われますが、説明がなく不明です。(想像ですが、これが最初のコマで、前回の2葉につながり、下の1枚目で終わったのではないでしょうか。)
柏駅ホームを去る13H(クハ79-394)
上野側がクハ79、取手側がクモハ73でした。恐らく、運転を終り奥の留置線に入るところと思われます。ホームの一部や左側の土盛り等の様子から、複々線化に伴う改修工事中であるように見えます。
車内と銘板
懐かしい車内の一角です。相応に汚れている印象です。引退直前ともなると清掃も行き届かなくなるのでしょうか。(写真の保存状態が悪く、左上部に汚れがあります)
天井の近くに銘板が2枚あり、上は「昭和22年/汽車会社/東京?製作所」と読めますが、下の銘板は中央の「汽車会社」しか判読できません。また、車両の番号も分かりません。
父親が珍しく電車を撮影したのは、長い間、ともに過ごした73系の姿を残したかったのだと思います。その5枚の写真は、家族、親族が中心のアルバムの中で異彩を放っていました。
父からは、この写真については何も聞いていませんし、見たこともありませんでした。従って、今回のキャプションにはいささか自信がありません。できれば、もう少し説明を残してほしかったと思います。
私は73系で通学、103系と103'系で通勤しました。生真面目な顔をして多くの客を乗せて走りまわっていた73系の姿は、あの独特なモーターの音とともに思い出すことができます。それでも、写真で再会した時は面喰いました。それだけ長い時間が経ってしまったのだと思います。∎
(おわり)