かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

ミント飴とギトギトラーメン

2013年04月05日 | サポーターの心得
先日考えたとおりの、デニムキモノに激可愛アンティーク染め帯のコーディネートで、警察学校へ。

相変わらず学校の敷地内に入ると、あちこちで「お疲れ様ですっ!!」とか、「失礼しますっ!!」とかいった大きな声が飛び交っている。

着いた時に、ちょうど玄関前の桜の木を背にして、警察官たちが集合写真を撮っているところだった。


顔見知りの担当教官は転属になったらしく、講師控室に案内してくれた初対面の教官は、キモノ姿の禁煙講師に少々(いや、かなり?)驚いていたようだった。


講話のほうは、今年も例年どおり、楽しく進行。



依存症という病気を理解するために、「真の快感」と「見かけの快感」との違いを知ってもらう。


今まで経験した「快感」について彼らに訊いてみると、警察官(候補生)らしく、「剣道で一本とったとき」などと答える18歳体育会系女子もいれば、「翌日胃もたれすることがわかっていながら、脂でギトギトの美味いラーメンを食べたとき」などと答える30台プチメタボ系男子も。


『あのねー、アタシが言っているのは、脳がぐちゃぐちゃに沸騰してるようなカ・イ・カンのことよ!』


すると、鬼教官のいない教室で、(私が許可したとおり)リラックスしている男子の何人かが、顔を見合わせながらニヤニヤするのも、例年どおり。



メンソールタバコはヤバイっていう都市伝説は本当だという話をしたら、ギトギトラーメンで快感を得るという例の男子が、「今後は、メントール系や、ミント味の飴もやめたほうがいいでしょうか?」という冗談のような質問をしてきた。


メンソールタバコは、喫煙初心者を容易にニコチン依存に陥れるための、タバコ会社の工夫であって、ミント飴を舐めたからといって、男性機能不全になるわけではない。

そのことを念押しで説明して、今年の春の警察学校の講話を終えた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 関西巻き | トップ | 春嵐は来るか? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サポーターの心得」カテゴリの最新記事