2022年度、津市市民活動センターでは計6回の講座を開催しました。
どのような講座を行ったか、改めてご紹介します。
■第1回
連携するまちづくり 学生や若者との連携事例(8/3開催)
「NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらん」代表の北村隆幸さんを講師に招き、市民活動団体と学生・若者との連携について様々な事例紹介を交えながらお話しいただきました。
北村さん曰く、若者との連携で重要なのは「若者の立場に立って考えること」。
どんな若者にどんなふうに活躍してもらうか。相手の状況やニーズに合わせて、若者自身が主役となって取り組めるような「場」をつくることの重要性を学びました。
★若者との連携のポイント
・若者の立場に立って考えること
・出番と役割をつくりだすこと
・様々な若者が関われるような工夫を考えること
■第2回
連携するまちづくり 自治会や商店との連携事例(9/12開催)
第1回に引き続き、「NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらん」代表北村さんを講師に招き、市民活動団体と自治会・商店との連携について、お話しいただきました。
地域の課題解決のための手法の一つ「地域円卓会議」について、地域で取り組まれた事例を紹介していただきながら、地域課題の解決のために何が必要なのかを学びました。
★地域の課題解決に必要なこと
・課題を明確にすること
・現状についての相互理解を深めること
・それぞれの役割を明確にすること
・新しい活動や担い手の発掘
■第3回
SDGs基礎講座(10/25開催)
「NPO法人こまき市民活動ネットワーク」事務局次長の清水麻生さんを講師に招き、「人も地球も大切にする」「誰ひとり取り残さない」SDGsの理念やその成り立ちについてお話をいただきました。
国際社会が抱えている課題とこれまでの課題解決の取り組みの変遷、SDGsの成り立ちについて学び、なぜ今、SDGsの取り組みが必要なのか、理解を深めることができました。
また、SDGsの行動主体として我々市民の行動にも期待がなされているというお話、どんな行動を行えばいいかのヒント等、自分ごととして捉え考えるきっかけとなりました。
アンケートでも「分かりやすかった」「整理できた」という声が多く挙がっていました。
★SDGsを実践するための行動例
・ボランティアに参加する
・問題や取り組みのことを知る・調べる
・自分で考えてみる
・学んだこと・気づいたことを誰かに伝える
・寄付・支援をする
・SDGsの視点で利用する場所・サービス等を選択する
■第4回
市民活動会計サロン~会計の悩みを話し合おう~(2/16開催)
市民活動団体の会計担当が抱える悩み・困りごとを持ち寄って、参加者同士で解決する会計サロン。津市市民活動センターでは初開催でした。
今回は参加者が少なかったこともあり、現在団体で抱えている会計以外の課題についても相談がありました。
その課題に対して、問題を整理したり、解決のための方法や手順について話し合ったりしました。
「なんとかしよう」という熱意が少し空回りする時間もありましたが、参加者同士で解決の糸口を見つけることができました。
会計サロンは今後、定期的に開催していく予定です。
興味・関心を持たれたみなさま、次回開催のお知らせをお待ちくださいませ。
■第5回
無料のデザインサービスCanvaを使ってかんたんな動画を作ろう!(2/16開催)
津市市民活動センターの川北が講師となり、オンライン上の無料デザインサービス「Canva」を使ったプレゼンテーションと動画作成の方法をレクチャーしました。
講座内では動画の編集方法だけでなく、Canvaの基本的な使い方や様々な活用方法などについてもお話ししました。
チラシ作成やSNSでの情報発信など、市民活動団体の方法活動に役立つツール「Canva」。皆さんもぜひ一度お試しください。
Canvaはインターネット回線につながるPCがあれば使うことができます。また、スマホ・タブレット向けのアプリもあります。無料で使えますが、登録が必要です。
Canva…https://www.canva.com/
■第6回
伝わる声の出し方講座(2/28開催)
声のプロである㈱オフィスCHKの和田有香里さんを講師に招き、聞き取りやすい発声方法について、実演を交えつつ参加者全員でトレーニングも行いました。
音毎の口の開き方や舌の位置といった良い発声のコツを学ぶだけでなく、話す早さや声の高さによっても聞き手の印象が大きく変わる点など、意識して話すことで伝わり方が大きく変わるポイントを1つずつ丁寧に解説していただきました。
最後にはお家でできるトレーニング方法の伝授もあり、大変満足度の高い講座となりました。