押川春浪(おしかわしゅんろう)
と 同じく、
戦前モダニズムの流れをくむ
ミステリー作家・よこみぞせいし(横溝正史)の短ぺん(編)に、
『空蟬処女』
というのがあります。
よこみぞ(横溝正史)なのに、ミステリーじゃない
しかも、セミが出てきて
のですが、
かの大作家の、記念すべき金田一シリーズ・一作目『本陣殺人事件』の
言ってみれば、着想の原点にある・旧家のお話
なので
けいい(敬意)を表して
取り上げたく 存じます 場所は、岡山県、時は、終戦直後・・
という、
「横溝定番」のセットの中に 広がる、
世にも美しい女性の素性をめぐる物語
は、
これといった・ストーリーてんかい(展開)もない、
淡々とした
口伝のごとき・短文なのですが、
作者(横溝正史)があいした、
岡山県の景色の美しさ、
品のよが
ぼうとう(冒頭)数ページに きらめいていて
ステキです 「
今宵は中秋の名月である。
そして新聞のつたうるところによると、今日はあたかも二百二十日
しかし、天われら日本人をあわれみ給うた
まったくお誂え向きのおだやかな中秋名月
から始まって、
宝井其角の「名月や畳のうへに松の影」という
句につながっていく
日本語のたしかさ さすが昭和の作家・・。
そよう(素養)のちがいを
かんじます 小説の核にいる「謎の美女」は、くうしゅう(神戸大空襲)で
たいへんな目にあい
ぬけがら(頭が少し脱け殻)に なってしまった。
だから、
「空蝉処女(おとめ)」と いうのですが、、
「 戦争の時は、日本全国にこんな哀れな女たちがいたことを一筆のこしておきたかった。」
・・そんな、大作家の気持ちが 伝わって来ました
【おすすめ度: ストーリーがあまりにシンプルすぎるので、】
(※次回「蝉の鳴く小説特集」は、『源氏物語』に出てくる、あの女人(空蝉)を、とりあげます
「うつせみ」って言ったら、あの人ですよね
)
横溝正史さんは昭和の古い因習とかを書かせると天下一品でしたよね。
角川文庫の独特の絵の文庫本が懐かしいです(^^♪
うちにも角川版で『八つ墓村』があり、こわ~い・・🌀と思いながらながめておりました👀🎵
『獄門島』や『犬神家』の表紙も、、なんかすごかった❗と記おくしています⚡
トラウマですっ🐻
クリンより🌀
ステキ~!
ロッキングチェアに座るクリンさんも、
どこかぬけがらのような表情ですね。
ユミさあん~✨✨🐻✨💺
そうなの❗抜けがら乙女をえんじてみたよ🈳
本はぶあついけど、今回の作品は短ぺんで、すぐ読み終わってたよ、うちのチット👩
「あたし、そもそも今は昔ほど読書が好きってわけじゃないのに、あんたのために次々読んで大変よ💦」って言ってた~
読み終わると抜けがらみたいになってるよ👩🈳
クリンより🍀
横溝正史さんなのに、ミステリーではない!?
なんと!!
でも、とてもおもしろそう。
ミステリーではない横溝さんの作品も、非常に興味をそそられます。
しかし、クリンさん、たくさんの作品をご存知でいらっしゃる!
きっと、好奇心旺盛な女の子なんですね!
(*⌒▽⌒*)
nerotch さまぁ~✨✨🐻✨✨
そうなんです⤴️
ヨコミゾさんは金田一シリーズに代表される、オドロオドロしい文章しか書かないのかなと思っていたので、ちょっとおどろきました~📖
竹やぶとか、夜の田んぼとか、月光とか、すり鉢をふせた形の丘、とか、そのような風景描写がすばらしくて✨
岡山県ってステキだな🎵って思いましたよ🍀✨✨
ただ、この作品は、ストーリーがおもしろくありませんでしたっ🐻
やっぱり、すけたけ、すけきよ、すけとも、の三人が出て来ないと、つまらないですね🌀
クリンより🍀