「穂乃果園田海未 フラワーブーケ コス衣装!危ないッ!」
真姫の大声に一体何事かと音楽室を覗いた海未は、スタンド攻撃にさらされんとする幼馴染を見て慌てて駆け出してきた。
走ってきた勢いのままに穂乃果を突き飛ばし、その位置に収まる。
「━━━!?」
突然の乱入者に真姫は驚くが、振り下ろされた手刀は止まらない。その攻撃は海未の額に吸い込まれていった。
「いたた…」
思わずバランスを崩して倒れた海未を見て、真姫の方が慌てふためく。
「な、なによアンタ!いきなり突き飛ばしたらその娘が危ないじゃあないの!おまけにアンタまでつっこけて!一体何考えてるのよ!」
混乱のあまり、怒っているのやら心配しているのやら分からない事を口走る。
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穂乃果は立ち上がる海未に駆け寄るが、どうにも様子がおかしい。真姫を背にして穂乃果の方を向いているのはいいのだが、首でも捻ったかのように、振り向こうとしては止まる、といった動きを繰り返している。
「…?状況が読めないのですが、えっと、つまり…穂乃果はここで一体何を?」
冷静さを欠いているとはいえ、海未はなんとも歯切れの悪い質問をする。
「私は曲のヒントを…ってそれどころじゃ無いよ!スタンドだよ海未ちゃん!この子今、スタンドを出してた!」
「そ、それは分かっているのですが…。だから、その、あれぇ?どうしてこんなことに?」
焦る穂乃果をよそに、海未は未だにまごまごしている。
咄嗟の事態から一息ついた真姫は、まごつく海未の様子を見て痺れを切らす。
「ちょっと先輩。何の用があって入ってきたのか知らないけど、せめてこっち向いて話しなさいよ」
真姫がそう問いかけると、海未は途端に真姫の方を向いて喋り出した。
「(あれぇ?さっきまでの違和感が無くなったような…。)…まあいいです。何を考えてるか、ですか?それはこちらの台詞です!貴女がスタンドなんか出すからかばったんじゃあないですか」
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