ニセコの道の駅の朝はどんより蒸し暑い。
昨日、下見をした羊蹄大橋近くからエントリーします。
この場所は、他のカヌーツアーやラフティングでも使ってるみたい。
「出発だワン!」
最初にちょっとだけ、わさわさしましたが、いたって平和な流れ。
橋のたもとに釣り人がいました。できるだけ離れて通過。
静水ゾーンに来ました。水面が鏡面みたい。
今回、距離が短いので、このエリアで行ったり来たりして写真を撮ってました。
先に瀬があるようですが、小さそうなので、真ん中を通過しましょう。
ここで、事故発生。
カヌーが隠れ岩に引っ掛って身動きできなくなり、傾いたカヌーに水が入ってきた!
たまらずカヌーから降りると、チャココも下流に流れて行っちゃったよー。
目で追うと、何とか左の岸の方にたどり着いたっぽいけど、大丈夫かな。
すぐに追いかけたいけど、カヌーは流れで岩に張りついて動かず、 中は水浸し。
カメラは完全に水没。 ドローンのケースは完全防水じゃないから、ダメかも。
10分くらい流れと格闘して、 何とかカヌーを岩の上に引き上げました。
岸に流れついたココが、不安気にこっちに来ようとしてる。
でも、途中で流されそうなので、”待て”を叫びながら岸へ。
チャコが見当たらないけど、大丈夫かな?
奥の茂みにチャコもいました。二匹とも無事で良かったよー。
カヌーに戻って、中の水を排水します。
ひっくり返して、排水完了。
チャココを運んで、再びカヌーへ。
カヌーは、フレームが何本か曲がってるけど、まだ乗れそうだったので、再スタートします。
「ヒドイ目に会ったワン!」
「危なかったワン!」
ゴール目印の富士見橋が見えてきました。
河原に上陸。もうぐったり。
でも、ヒトもチャココも無事で何より。
被害状況の確認、
チャココ父のデジカメ X-20は水没でダメっぽい。ドローンはケース内に浸水あり微妙。
チャココ母のiPhone(防水?)も、浸水で画面や動作が怪しい。
カヌーは、キールが大きく曲がり、リブフレームは破断して無残な姿。水の力は恐るべし。
人的・犬的被害はなかったけど、物的被害は甚大也。
たったの2kmの、”なんちゃって川下り”の予定が、残念な川下りになってしまいました。
今回、沈したところは、ネットや川地図でも何の注意もなくノーマーク。
でも、隠れ岩が多くて、この水位ではファルトでは通過困難だったような気もします。
下見も難しい場所なので、ツアーについていくくらいしか回避策がないかな。
せめてドローンはちゃんと防水バッグに入れておけば良かったと反省。
沈は6年前の長瀞以来の2回目。やっぱり怖い。
暑くて天気も悪かったところ、カヌーとドローンとデジカメを失い、旅の後半はどうしようか。。。