ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「椿姫」@新国立劇場

2011-02-23 13:42:28 | クラシック

ちょー久し振りにネットでチケットを譲ってもらって観に行ってきました!
新国の4階席
6千円でオペラが観られるなら安い!
バルコニー席は半分くらい見切れますが、
4階席なら見切れはありません。
強いて言うなら、オケピは見えないので、
指揮者の入場が全く見えませんけどね(笑)

主なキャストは以下の通りです。

   

ヴィオレッタ:パトリツィア・チョーフィ
アルフレッド:ウーキュン・キム
ジェルモン:ルチオ・ガッロ
フローラ:小野和歌子
ガストン子爵:樋口達哉

   

キャスト表を見るまで樋口さんが出ていらっしゃると知らなくて、
更に得した気分になりました~♪

さて、椿姫。
耳なじみのある曲が多くて、最初はノリノリで聴いてました。
んが。
ストーリーが進むにつれて、辛いんですよね…。
メロディーはとってもキレイなのですが、
とても悲しい曲が多くて、
ニコニコと聴けるのって、一幕だけなんだな、と。

ヴィオレッタ役の方が本当にステキで、
声もいいし、見た目もキレイだし、その分余計に辛いんです…。
「息子と別れてくれ」とジェルモンに言われて、
悲しむヴィオレッタとジェルモンの二重唱があるのですが、
ジェルモンが「泣きなさい。そして悲しみに打ち勝ちなさい」
なんて、言っていて、
「お前が言うなっ!!」と、心の中で突っ込みまくりでした(爆)

そして、アルフレッド…。
まず、見た目がちょっと…。
ちょっと小太りなんですもん。
小柄な朝…(自粛)
田舎育ちの純朴さだけは出ていたと思いますけど…。
歌はね、悪くなかったです。
でもヴィオレッタには完全に食われてたと思いますけど。

そんなもんだから、アルフレッドについてはムカつきまくりでした

ジェルモンに頼まれた通り、別れを決意して家を出ていくヴィオレッタ。
小間使いが「奥様がパリへ向かわれたようです」と言うのを聞いて
「家財道具でも売りにいったんだろう」なんてぼけーっとしていて、
時間差で届いたヴィオレッタからの手紙を読んで、
裏切られた…と悲しんで、直後に「復讐だ!」って…
楽→哀→怒の感情の展開があまりに早すぎて、はぁ?って感じでした。
元々の作品がそうなっていて、演出のせいもあると思うんですけどね。
そんな手紙だけで騙されてるんじゃないわよっ!
ばーかばーかばーか!と、またも心の中で毒づきまくり(笑)

次の場面では、パーティー会場でみんなを集めて
「この女にお金を用立ててもらっていたけど、この場で清算する!」と、
ヴィオレッタにお金を投げつけていて、
なんてひどいヤツ!!と、ムカつき度はMAXに

対するヴィオレッタがあまりに健気で謙虚で、
泣けてきちゃいました
最後の場面、Addio del Passatoを歌う姿とか、
本当に身につまされる思いで、ボロボロ…。

アルフレッドとジェルモンも駆けつけ、
死を待つばかりのヴィオレッタの姿を見て、
「父さんのせいだ!」なんてアルフレッドは言ってましたが、
いやいや、8割方はあなたのせいだと思うよ?と。
お父さんは息子を思っての行動ですもん。
理解はできます。
でもアルフレッドは行動が子供じみていて、
多分、実際は10代くらいなんだと思うんですよね。
ヴィオレッタの方がかなり年上な感じ?
それだけに、やはり見た目も…ねぇ

カテコでヴィオレッタ役の方が出ていらっしゃると、
また涙が出てきて、
ストーリー上悲しいのと、感動とがごちゃ混ぜになっていたようです。
隣に座っていた男性も泣いてました。

当たり前ですけど、セットは豪華だし、衣装も豪華だし、
とっても良いものが観られました!
やっぱり生はいいですねぇ
時々聴きに行かないとな~と思ったのでした。

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