ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

オーケストラの日2009

2009-04-02 10:29:56 | クラシック
3月31日は「耳にいい」とかで、
「オーケストラの日」なのだそうです。
で、とってもお手頃価格でオケが聴けるということで、
行ってきました~

  『ウィーン市祝典曲』からファンファーレ:R.シュトラウス
  ピアノ協奏曲第2番:ラフマニノフ
  ローマの松:レスピーギ

  『威風堂々』第1番:エルガー

     指揮:大友直人
     ピアノ:小山実稚恵

             

オーケストラは首都圏11のオーケストラからの選抜メンバーによる、
‘オーケストラの日祝祭管弦楽団’。
この‘選抜’が本当に‘選抜’となるか、
‘寄せ集め’となるか、ちょっとした賭け、みたいな(笑)
お席は前から2列目の端、という
首の痛くなるポジション
オケ全体は全く見渡せず、主に視界に入るのは第一バイオリンの方々。
まぁ‘観る’より‘聴く’がメインなので、少々良いのです。

オープニングは金管のみによるファンファーレ。
金管は鬼門になることが多いのですが、悪くない感じ。
特にトランペットは優しい良い音でした。

続いてラフマのピアコン2番。
のだめでも使われた有名な曲ですね。
小山さんのピアノは初めて聴いたのですが、
いやーもー、すっっごく素敵っ!!
技術的には文句ナシだし
優しい音なんだけど、音のメリハリはしっかりあって、
ちょうど小山さんの背中側から見る席だったので、
手の動きはものすごく良く見えるし、
どんなpppの音でも、
手の動きと微かな音とで聴き入ってしまうピアノでした。
オケはジャマしなければ良し!みたいな(爆)

そのオケなのですけどね。
やっぱりリハの時間が十分ではなかったんですかねぇ?
ちょっとテンポが合ってないよね…?という
気持ち悪いところが時々ありました
ピアノとも微妙にズレて…ませんか?なところもあり、
ストンと決まって‘気持ちいいっ!’とはいかなかったような。。。
でも小山さんのピアノは本当にステキだったので、
違うオケで聴いてみたいです。

続いては初めて聴くレスピーギの交響詩「ローマの松」。
チェレスタにハープ、ピアノ、パイプオルガンに銅鑼まである
ものすごい編成の曲で面白かったです~。
チェレスタも初めて聴いたのですが、
ベル音のような可愛い音の楽器でした。
ピアノの正式名称がピアノ‘フォルテ’なのが納得の、繊細な音。

で、「ローマの松」は
<ボルゲーゼ荘の松><カタコンブ付近の松>
<ジャニコロの松><アッピア街道の松>の4つから成るのですが、
1ヵ所、今のが切れ目かな?というところがあった以外は、
ずーっと続けて演奏されるので、
どれがどの松が良くわかりませんでした(爆)
最初、「随分長い第一楽章だな…」と思っちゃったほど。
…すみません、素人で
キラキラとした華やかさがあったかと思えば、
トゥーランドットみたいなオリエンタルな雰囲気もあったりと、
きちんと4つの松を意識して、もう一度聴きたいなと思いました。

この曲の時には客席2Fにトロンボーンとトランペットの奏者
(音大の学生さんだそうです)がいて、
客席からも音が聴こえるという、お祭りらしい演出がされていました。
距離が離れているので、少し音の遅れが気になるかな?
とも思いましたが、気持ち悪いほどではなく。
さすがサントリーホールです

指揮の大友さんも、横から見る感じなので
表情とかが良く見えたのですが、
結構あれこれと指示を出してらっしゃいましたね~。
それも‘選抜’オケだからこそ、かも?

アンコールには、こちらも有名な「威風堂々」を。
元気の出る曲で良かったです。
せっかくお祭りだから、アレンジを変えて
パイプオルガンとかチェレスタも混ぜちゃえばいいのに、などと。
アンコール曲の演奏中、出番の無い楽器奏者は
舞台上で待ってるしかないですからねぇ。。。

                   

さてさて。
クラシックコンサート恒例の「今日の気になる奏者」のコーナーです。
ぱふぱふ
今回はズバリ、‘三浦浩一似の強面ヴィオリスト’
ピアノの向こうに見えるヴィオラ奏者の中に、
もんのすごくいかつい顔をした方がいらっしゃいまして(爆)
演奏前とか、完全に‘メンチを切ってる’状態
怖いって~~~!と、逆に気になって仕方がありませんでした(笑)
ま、そういう人が最後に笑ってたりすると、
逆に好感度が高くなるんですけどね~。

笑顔といえば。
アンコールの時、結構無表情な方が多くて、
‘出来に満足してないのかしら…’などと邪推してしまいました。
人それぞれなのでしょうけど、
やっぱりニコやかな表情をしている人の方が、
拍手もし甲斐がありますよね。
自分も気をつけよう、と思ったのでした。
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