大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

下華厳寺 ~その漆 薄伽経蔵殿~

2018年05月29日 | 中国の旅

薄伽経蔵殿の31体の泥塑は華厳寺遼塑(けごんじりょうそ)と呼ばれ、
中でも合掌露歯菩薩は遼代の色彩塑像の逸品だそうだ。

優美で可愛くて、人目をひくもんね〜。

この菩薩さまの前に立っていると、時間を忘れてしまいます。

▼過去仏(阿弥陀仏)とその一団 (以下の写真全て華厳寺Webから抜粋)

▼写真の矢印の位置に合掌露歯菩薩が立っている

▼薄伽経蔵殿中央の現世仏(釈迦仏)とその取り巻き

薄伽経蔵殿には中央に仏像が林立する仏壇があるが、その外周の壁は
お経の収蔵庫になっている。これを壁蔵(へきぞう)というそうだ。

▼光背は肩に付いている 

写真左の屋根が付いた観音開きの箪笥が、お経を収納している壁蔵で
俗に蔵経櫃(ぞうきょうひつ)という。
中国でも珍しい、遼代の木工工芸ということだ。

壁蔵には明、清の経典が1700箱余り、計18000冊以上が収蔵されているらしい。

▼壁蔵(壁に配置されたお経の収蔵庫)



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