雪かきと同じだった。
雪が降れば僕はそれを効率良く道端に退かせた。
一片の野心もなければ、一片の希望もなかった。来るものを片っ端からどんどんシスマティックに片づけていくだけのことだ。正直に言ってこれは人生の無駄遣いじゃないかと思うこともないではなかった。でもパルプとインクがこれだけ無駄遣いされているのだから、僕の人生が無駄遣いされたとしても文句を言える筋合いはないだろう、というのが僕の到達した結論だった。我々は高度資本主義社会に生きているのだ。そこでは無駄遣いが最大の美徳なのだ。政治家はそれを内需の洗練化と呼ぶ。僕はそれを無意味な無駄遣いと呼ぶ。考え方の違いだ。
『ダンス・ダンス・ダンス / 村上春樹著』より
☆シャルドネ姫と淡白なお友達
12月の金沢。今宵の外は風が音を立てて吹いている。明日の朝は雪かきから始まりそう。
もし「雪かき」が無意味な無駄遣いだったら、今宵のシャルドネ姫との出会いも無意味な無駄遣いかな?
☆BIN222 / George Wyndham
オーストラリアの醸造の父と言われたジョージ・ウィンダム氏の名がワイナリー名(旧名 ウィンダム・エステート)になっており、オーストラリア最古のブドウ園であり、長い歴史を持つワイナリーになります。
オーストラリアのワイン名でよく見掛けるBinですが、容器のことでつまりは醸造した樽のナンバリングのようです。
今宵のシャルドネ姫はBin222は、No.222の樽の中で元気に育ってきたようです。輝く小麦色で、桃系の香りを醸し出し、柔らかい酸味にトロピカルテイストが魅力の姫です。
☆カマスの香草焼き
白身魚特有の淡白な旨味とタイムとオレガノのハーブがピッタシ合い、そこにシャルドネ姫が加わるとほのかな甘みがあらわれて美味しさ満開です。
☆手羽先の網焼き
香ばしく焼き上げた手羽先に桃系フルーツテイストのシャルドネ姫が絡み合い美味しさが倍増\(^o^)/。いつも思うけどパプリカの焼いたのって、何でこんなに甘くて美味しいの…と美味しい悲鳴があがります。
☆ブラータ(Deliziosa社)
濃厚でクリーミーな「ブラータ」にヒマラヤ岩塩をふりかければ花咲か爺さんの如く「ブラータ」の美味しさを更に倍増 。素材の美味しさが共鳴(*^▽^)/★*☆♪
いやいや、人生には無意味な無駄遣いなものなんかないよ。
自分の場合は「意味のある無駄遣い」、えぇ~それは無駄遣いと呼ばないんじゃないの、いいじゃありませんか、そうじゃないと楽しい明日は来ないからね(^-^)v
小説『ダンス・ダンス・ダンス』には、数多い音楽をモチーフに使っている。ポール・モリアからデヴィッド・ボウイ、イギー・ポップはてはボブ・マーリー。
その中で、チョイスしたのはこの曲👇
♪Bob Dylan - Rolling Thunder Revue
※長いけど訳詞があるのでこれにしました。ローリング・サンダー・レヴュー・ライブより