3月11日土曜日、北村謙さんのライブにまた、だるしまだむが前座で出していただけることになった。ありがたいことだ。
6年前の3月11日金曜日。忘れられない。ちょうど帰ってきてドアを開けたときだった。自転車のカゴに荷物を入れ押さえながら捕まり、収まるのを待っていた。停めてある車が大きく揺れて今にも横倒しになりそうだった。開けっ放しだったドアから猫が出てきたので、上から物が落ちたり塀が倒れたりすると危ないと思って駄目だよと中に入れたらそのまま揺れていた。収まってもテレビをつけて聞きながらドアは開けたまま靴は履いたまましばらく玄関の上がり框に腰かけていた。子どもは学校にいるから安心だと思ってたら早く普通に帰ってきたのでびっくりした。引き取り訓練はなんのため?
本当の津波を知らず、津波が川を遡るものだと初めて知り、ヘリコプターの記者の言葉に耳を疑い、映像に言葉もなく…。信じられないけど現実の出来事だった。
奇しくも3月11日ということでまだむでも何かやりたかった。特に被害の大きかった3県、岩手、宮城、福島にちなんだ曲や歌。何も思いつかず、出てきたのは1曲。時間もなかったのでそれをみんなで歌うかたちで取り入れることにした。
早めに集まってリハーサルをしていたら細井さん到着。特別な1曲にマンドリンで入ってもらうといい感じ。本番も入ってもらうことにした。 けっこう本番まで時間があり、思いもかけずじっくりできた。
ステージってこんな狭かったっけ。ひっつきあうような感じで並ぶ。ふたりはこの距離感がいいらしい。ハモがいいね。プサがJちゃんを刺さないように壁にひっつく。どれもこれも幅をとる楽器だな。 ダル3曲のあと、細井さんに入ってもらってみんなに歌詞を配りいよいよ。プサで前奏と間奏、歌のときはコードを弾く。サビのところは少し変えてみたけどぶつぶつ切れる感じがいまいちだった。ここはつなげたいところだ。練習でなんとかなるかも。3番のサビみたいにしたほうがよかったかな。ちょっと課題。みんな歌ってくれたし、マンドリン入ってくれたし、まずまずよかった。
今回はサウスウインドを外したのでサリーガーデンとアッシュグローブを続けてやるが、つい忘れて入るのが遅くなってしまった。最後は桜の樹の下で。ホイッスルとやるとどうしても力が入ってしまう。力を抜いてもう少し響かせたいなー。
撤収を早くしたいのだが、3回に分けないと全部持って行けない。何か方法を考えなきゃね。
←細井さん入ってだるしまんだむ⁉
引き続き細井さん。バンジョーで替え歌を歌う。謙さんを慕っているのがよくわかる。童謡は主体が変わると声を変えて歌う。うーん、新しい。
そして北村謙さん登場。少し具合が悪かったらしい。熱は下がっても本調子とはいえない。それでも歌いだすとそれを感じさせない声。いい声だなぁ。曲を歌うだけじゃなくて、背景や経緯や歴史まで掘り下げている。さりげなく伝えるその姿勢は心に響く。知らないこといっぱいあったな。
途中からギターの松本さんと。バンジョーといい感じ。 速い曲も息が合ってる。
トークでも惹きつける。大震災にも触れ、曲も選んで歌っていた。
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