「8月1日(土)」
「第2回「遣隋使」
「607年8月1日」
(推古天皇15年7月3日)
小野妹子を使者として
第2回遣隋使が派遣される。
第二回は、
『日本書紀』に記載されており、
607年(推古15年)に
小野妹子が大唐国に国書を持って派遣されたと
記されている。
日本の王から煬帝に宛てた国書が、
『隋書』「東夷傳俀國傳」に
「日出處天子致書日沒處天子無恙云云」
(日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。
恙無しや、云々)と書き出されていた。
これを見た隋帝は立腹し、
外交担当官である鴻臚卿(こうろけい)に
「蕃夷の書に無礼あらば、また以て聞するなかれ」
(無礼な蕃夷の書は、今後自分に見せるな)と命じたという。
なお、煬帝が立腹したのは、
天子は中華思想では1人で、
それなのに辺境の地の首長が
「天子」を名乗ったことに対してであり、
「日出處」「日沒處」との記述に対してではない。
「日出處」「日沒處」は
『摩訶般若波羅蜜多経』の注釈書『大智度論』に
「日出処是東方 日没処是西方」とあるなど、
単に東西の方角を表す仏教用語である。
冒頭に、
「海の西の菩薩天子が仏教を興隆させているので
学ばせてほしい」と国書を提出していて、
仏教を崇拝し菩薩戒を受けた文帝への
仏教重視での対等の扱いを目指した表現で、
譲位された煬帝相手のものではなかった。
ただし、
仏教用語を用いたことで
中華的冊封体制からの離脱を表明する表現であったとも
考えられている。
小野妹子(中国名:蘇因高)は、
その後返書を持たされて返されている。
煬帝の勅使として
裴世清が派遣されるという厚遇で
一緒に帰国した妹子は、
返書を百済に盗まれて無くしてしまったと言明している。
百済は日本と同じく南朝への朝貢国であったため、
その日本が北朝の隋と国交を結ぶ事を
妨害する動機は存在する。
しかしこれについて、
煬帝からの返書は
倭国を臣下扱いする物だったので
これを見せて怒りを買う事を恐れた妹子が、
返書を破棄してしまったのではないかとも
推測されている。
@サイクルプラザ・イレブン@
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よろしくお願いします。
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記されている。
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『隋書』「東夷傳俀國傳」に
「日出處天子致書日沒處天子無恙云云」
(日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。
恙無しや、云々)と書き出されていた。
これを見た隋帝は立腹し、
外交担当官である鴻臚卿(こうろけい)に
「蕃夷の書に無礼あらば、また以て聞するなかれ」
(無礼な蕃夷の書は、今後自分に見せるな)と命じたという。
なお、煬帝が立腹したのは、
天子は中華思想では1人で、
それなのに辺境の地の首長が
「天子」を名乗ったことに対してであり、
「日出處」「日沒處」との記述に対してではない。
「日出處」「日沒處」は
『摩訶般若波羅蜜多経』の注釈書『大智度論』に
「日出処是東方 日没処是西方」とあるなど、
単に東西の方角を表す仏教用語である。
冒頭に、
「海の西の菩薩天子が仏教を興隆させているので
学ばせてほしい」と国書を提出していて、
仏教を崇拝し菩薩戒を受けた文帝への
仏教重視での対等の扱いを目指した表現で、
譲位された煬帝相手のものではなかった。
ただし、
仏教用語を用いたことで
中華的冊封体制からの離脱を表明する表現であったとも
考えられている。
小野妹子(中国名:蘇因高)は、
その後返書を持たされて返されている。
煬帝の勅使として
裴世清が派遣されるという厚遇で
一緒に帰国した妹子は、
返書を百済に盗まれて無くしてしまったと言明している。
百済は日本と同じく南朝への朝貢国であったため、
その日本が北朝の隋と国交を結ぶ事を
妨害する動機は存在する。
しかしこれについて、
煬帝からの返書は
倭国を臣下扱いする物だったので
これを見せて怒りを買う事を恐れた妹子が、
返書を破棄してしまったのではないかとも
推測されている。
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