2000年のイギリス・フランス合作映画「耳に残るは君の歌声」。
1927年のロシア。貧しい村に住むユダヤ人少女・フィゲレ(クリスティーナ・リッチ)
は、母を亡くし、父と祖母と暮らしていたが、父はいずれ娘を呼び寄せると約束し、
ひとり渡米する。しかしフィゲレは村を襲った暴動から逃れ、ロンドンへ辿りついた。
スージーと名づけられた彼女は、10年後、父を捜す旅に出ようと決意し、旅費を稼ぐ
ためにコーラス・ガールとしてパリで働くようになった。
スージーはロシア人ダンサー・ローラ(ケイト・ブランシェット)と親しくなり、やがて
ジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋に落ちる。
だがナチスによる第二次世界大戦の影がパリにも迫ってきていた。
クリスティーナ・リッチ、ケイト・ブランシェット、ジョニー・デップという豪華キャ
ストによる感動的な映画である。この映画はひたすら暗い。時代も時代だし、主人公の
少女・フィゲレがとてもかわいそうなのだ。何度もひとりぼっちになる。ロンドンでは
英語がわからないために孤独な生活を送る。激動の時代で、激動の人生を生きた少女の
物語だ。
クリスティーナとジョニーが会話を交わすシーンは美しい。ジョニーは「ショコラ」でも
そうだったけど、長髪のジプシーがなんて似合うんだろう。ジョニーの雰囲気にぴった
りだ。
でもこの映画、男の人の性というが業というものを感じずにはいられない。だから完全
なハッピーエンドとは言えない。それでも、ラストは感動的だった。
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1927年のロシア。貧しい村に住むユダヤ人少女・フィゲレ(クリスティーナ・リッチ)
は、母を亡くし、父と祖母と暮らしていたが、父はいずれ娘を呼び寄せると約束し、
ひとり渡米する。しかしフィゲレは村を襲った暴動から逃れ、ロンドンへ辿りついた。
スージーと名づけられた彼女は、10年後、父を捜す旅に出ようと決意し、旅費を稼ぐ
ためにコーラス・ガールとしてパリで働くようになった。
スージーはロシア人ダンサー・ローラ(ケイト・ブランシェット)と親しくなり、やがて
ジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋に落ちる。
だがナチスによる第二次世界大戦の影がパリにも迫ってきていた。
クリスティーナ・リッチ、ケイト・ブランシェット、ジョニー・デップという豪華キャ
ストによる感動的な映画である。この映画はひたすら暗い。時代も時代だし、主人公の
少女・フィゲレがとてもかわいそうなのだ。何度もひとりぼっちになる。ロンドンでは
英語がわからないために孤独な生活を送る。激動の時代で、激動の人生を生きた少女の
物語だ。
クリスティーナとジョニーが会話を交わすシーンは美しい。ジョニーは「ショコラ」でも
そうだったけど、長髪のジプシーがなんて似合うんだろう。ジョニーの雰囲気にぴった
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なハッピーエンドとは言えない。それでも、ラストは感動的だった。
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