猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ヲタクに恋は難しい

2016-11-26 03:25:58 | 日記
ふじた氏の漫画「ヲタクに恋は難しい」。
隠れ腐女子の桃瀬成海(26)は、転職した会社で幼なじみの二藤宏嵩(26)と再会する。
宏嵩は重度のゲームオタクで、それを隠してはいない。成海は代々の恋人に、オタバレ
したことで振られており、宏嵩の「じゃあ俺でいいじゃん」という言葉で2人は付き合うよ
うになる。しかしずっといいオタ友として過ごしてきた2人には色気がなく、なかなか恋人
同士らしい進展を見せない。会社の先輩でありオタク仲間でもある小柳花子(27)や樺
倉太郎(28)はそんな2人にやきもきしながらも優しく見守る。

オタクカップルの日常を描いたコメディ漫画である。まず隠れ腐女子という言葉の響き
に笑ってしまう。腐女子であることが理由で振られるなんて本当にあるのだろうか。成
海は今までの彼氏に「腐女子は生理的に無理」と言われてきたため、オタクであること
を必死に隠している。腐女子でも別にいいじゃない、と思うのだが、受け付けない人も
いるんだろうなあ(私は腐女子ではありません)。彼氏に振られたショックで会社をやめ、
転職した会社にオタ友の宏嵩がおり、2人は恋人として付き合うことになる。
主人公たちが学生ではなく会社員なのもおもしろさの要因の1つだと思う。社会人の2組
のカップルが、仕事をしたり会社終わりに飲みにいったりする中でとてもディープなオタ
用語が飛び交うのがおもしろいのだ。オタクあるあるである。しかしオタクの人だけでな
く、非オタの人が読んでも楽しめる結構ハートフルな物語になっていたりする。これが
漫画がヒットしている理由だろう。
2巻では宏嵩の非オタの弟(爽やかでポジティブなイケメン)も登場する。弟・尚哉が非
オタだと知って、成海、花子、樺倉が「何を話せばいいんだろう!?」となるシーンは笑
える。クスクス笑いながらもちょっとだけ胸がキュンとなる漫画である。12月に3巻が刊
行予定。しかしオタクが4人も揃うと強力だなあ(^^;)



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