以前、松本人志さんの「落語を語る」をテレビで見ました。
iPhoneに敬愛する枝雀さんの落語を90本以上入れて、毎晩寝る時に聞くそうです。
落語がなぜ好きなのか?という問いに対して「普遍的なものへの憧れかな~」
とのこと。
ここのところ、ちょっと同感です。
落語を習おう!と思った時、ちょっと大げさですが、人生に悩んでいたのです。
「それで、なんで落語なの?」と、師匠にも不思議そうに聞かれたのですが、、
わかったような?わからんような説明しかできなかっただろうな~
「普遍的なもの」を求めていたかもしれません。
当初、全く落語を聞いたこともなく、「昔から伝わり続いている話芸」との解釈をしていたのです。
まさか200以上もの噺が口伝えに300年以上も続いている凄いものだとは全く理解していませんでした。
その時、私は このトレーナーという仕事を続けるための次のステップアップの道に迷っていたのです。どうすれば自分がレベルアップして、この仕事を続けていけるだろうか?っていう不安や悩みは常にあるのです。
あの時は 現場から遠ざかるような研究をするより、楽しくエクササイズを伝える話芸を身につけた方が良いのでは?と真剣に考えていた、、かな。
昔から続いている落語やもん!得るものがあるだろう!と。
1回めの稽古日に気づきました。
「場違いなとこに来てしもた!?」って。
役に立っていない?!けれど、落語が大好きになりました。
人として落語を知って良かったな~と思います。
松本人志さんは 表現者としてのチョイスでしょうね。。一番好きな噺は「一人酒盛」だそうです。
私の一番心に響いた落語は 地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)です。
初めて聞いた時には 泣きました、もちろん笑いました。
あ~ あの世に行っても、こんなに楽しいんだったらいいな~って、、
父も楽しんでいるかもな~って。
今年の震災のあとも、毎日聞いていました。
1時間以上の噺だからか?確かに最後まで聞いているのですが、途中は覚えていても最後のオチを不思議と覚えてないんですよ。
私って案外、現実主義者なのか?!
すこしずつ考えています。
死をどうとらえようかと。
死ぬのは嫌ですよね。 怖いですよね。
でも、今は 命、大切に養生を。そして元気を。
その時も、自然な流れと受けとめて、、と自分では考えていますが、
そこに直面した時、元気を失っている人に、どう声をかけたらいいのか、言葉がみつかっていません。
役に立てないな~。
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