1日の寒暖差が激しくなりました。まだまだ熱が出せない状況ですのでお気をつけて!
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Skin Care School 週刊発行
淳 子 先 生 の お 肌 の 学 校
□ 10月 21日 vol.1015
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発行:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
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10月のCONTENT
7日発行済み≫季節のお手入れ
14日発行済み≫お肌の悩みQ&A
21日発行 ≫豆知識
28日発行予定≫季節のトラブル
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豆知識ーアロマと漢方ー
全国旅行支援の影響でしょうか。東北新幹線は往復満席でした。かなりリラックスされている乗客の方も増え、上手に新型コロナウィルスと共存する方向へ向かっている感じがします。海外からのお客様も増えて共存方向へ行かなければならない現状もありますが、ただ今年はインフルエンザと新型コロナウィルスが同時に流行するという予測が出ていますから、まだまだ油断はできません。
昨年までインフルエンザウィルスの検査はあまりしていない感じがしたのは私だけでしょうか?インフルエンザは抗インフルエンザ薬ができてからは普通の風邪よりも改善が早い感じもあり、治療薬がまだ安定していない新型コロナウィルスとは随分違います。ちょうどインフルエンザは11月頃から増え始めますので、そろそろ注意が必要です。毎年冬季は1000万人以上が罹患していた訳ですが、2020~2021年は流行はまったく無かったようです。新型コロナウィルス対策はインフルエンザ流行対策にもなっているようですね。これは近年当たり前になっているマスク着用や、アルコール類のマメな使用による手指衛生の習慣などが大きく、密にならないような配慮も対策となっているのです。そしてもうひとつ、インフルエンザウィルス流行を抑制した理由には1つのウィルスが流行するとその他のウィルスが流行しない、流行しにくくなるというウィルス干渉などが起こったとも言われています。そうなると今年は同時感染はあるのか?というのが気になるところです。
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そこで今回はアロマオイルと東洋医学について少し勉強してみましょう。
ヨーロッパにおける病院の始まりは「僧院医学」または「修道院医学」といわれる医学が始まりでした。これは基本的に中世医学といわれ、中世では病院事業はほぼ全て修道院の役割だったようです。主はフィトセラピー(薬用植物治療)で修道女や修道士が薬草であったハーブやスパイスを使って治療を行っていたようです。その土台はヒポクラテスの四体液説といわれています。四体液説とは“血液”“粘液”“黄胆汁”“黒胆汁”の4種を人間の基本体液とする体液病理説です。
修道院医学は心・栄養・身体のバランスを見て予防医学に近い考え方をする医学で、267種類の薬草を用いた記録があります。ローマの医師ガレノスは調整法を考案して500種以上の薬草を用い、現在の薬学製剤の基礎となっているようです。そこからアーユルヴェーダやアラビア医学も加味されてユナニ医学となり、10世紀にペルシアの医師が確立させてアロマセラピーと発達していったというストーリーです。修道院医学はすべて自然なカモミールやラベンダーなど多様な薬草(ハーブ)を用いた体液病理に基づいた治療が書かれた書物もあるようです。このような背景のもと、歴史のあるアロマは現在においてもヨーロッパでは治療に活用されています。
このアロマの勉強をしていると東洋における漢方、そして東洋医学との共通点に驚かされます。四体液の考え方と五行説の考え方について、ここで触れると広がり過ぎるので四体液説についてごく簡単に説明致しますと
血液=生命維持のために重要な体液
粘液=鼻水や痰など身体が不調な時に出る体液
黄胆汁=肝臓で生成される黄色いアルカリ性の体液
黒胆汁=排泄物の色。黒い排泄物は悪い体液
となります。
五行説では五行は古代中国の自然哲学としての思想で、火・水・木・金・土の五種類の元素から万物は生まれるという考え方で互いに良い影響を与えたり、相反したりする事によって万物の衰退と循環が生じるという思想になります。
火(夏)=心、水(冬)=胃、木(春)=肝、金(秋)=肺、土(土用)=脾
このように内臓との関係を言います。漢方における五臓はそのものだけでなくその周りの内臓との関わりも表し、顔色・体格・声のバランスを見て薬草(漢方)を用いて調剤された薬を飲用します。元々はブレンドして煮出したエキスを飲むというのが漢方では当たり前でした。アロマとものすごく似ています。
西洋におけるアロマも東洋における漢方も歴史によってより良く効果的になっていると考えて頂くと良いですね!
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アロマエッセンシャルオイルは良質の香り効果により、自律神経のバランスを整えてくれる役割もあるんですよ。
先日、日本アロマコーディネーター協会常任理事である浅井隆彦先生の講演をお聞きして、改めてアロマテラピーの必要性と効果を実感致しました。私が唯一受講するセミナーですが、実に軽妙に分かりやすくお話して下さいます。
良い香りで癒されて身体にも効果が期待できるアロマエッセンシャルオイルを是非、生活に活用して下さい。浅井先生が監修してくれたお手軽なアロマオイルがアロマコンプレックスヒーリングとリフレッシュというネーミングで販売されています。実に良い香りですよ。もし実感できるお店があれば試してみて下さいね。
今回は西洋におけるハーブと東洋における薬草と考え方について簡単に勉強してみました。わかりづらかったでしょうか?雑学として楽しんで下さいね。
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、
後天的なトラブルは必ず改善しますので、
いいリズムを習慣化するようがんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など
詳しい情報をいただければ、それだけ適切なアドバイスが
できるかと思います。
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『お肌の学校』バックナンバーはここから
https://www.cher-couleur.com/mail_magazine/
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お問い合わせは info@cher-couleur.com
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発行:株式会社ヴェルジェ
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〒104-0042 東京都中央区入船2-7-4
『お肌の学校』はverger,Inc.
の商標登録です。
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Skin Care School淳子先生の『お肌の学校』
は、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/
ID:0000041844
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※本誌に掲載された記事を許可なく
使用することを禁じます。
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