場所

いってらっしゃいと見送り
おかえりなさいと迎える
そんな幸せが愛おしい

普通のことのようだけれど
それを築くことは
容易いことではない

当たり前のように
そこにあるけれど
その尊さをときどき思い出す

いってらっしゃいと見送られ
おかえりなさいと迎えられる
そんな幸せが愛おしい

藍

何度とそう
知らぬふりもして
笑っていたけれど

痛みはそう
痒みになって掻き毟る

吹く風に心を梳かし
吹く風に音を感じ
吹く風に色を浮かべて

一人空を眺めている

空は藍色。



必要のない時間など
ないはずです。

静かに

急に消え急に戻ってくる
スタンスでしたが。

今回は散歩をしてきます。
と、告げて少し留守にします。

またね^ ^

無にして

何も感じず
何も考えず

今だけ好きなだけ

好きな音楽も聴いて
気ままに音を鳴らして

水に溶かして
薄まっていく^ ^

目を瞑りながら
音を拾っていると
不思議と情景が浮かぶ

色ともう一つの音と
雫のような光の粒

誰に邪魔されることなく
その場所に少しの間
佇みたくなる

これ以上

他に何を語ることがあるというのだろう？
何が変わるというのだろう。

前に出された答えを気づかぬふりなどしなければ良かった。

向こうの答えはすでに、聞いていたのだから。

その先は

マイナスもプラスもない。
0である。

そしてまたはじめたらいいのだ。

楽になる道

探してもいいよと誰かが言う。

私はその先へ。

八方美人

気付いている人は
少ないかもしれないが

八方美人のようで
実はそうでもないのだよ。

外側では
四方八方を見て
間口は広くしているが

内側には
太いラインが引かれている
それを超えた位置にいる人は
多くないのだけどね。

潔く

ここまでとしよう。