Chiakiの徒然日記

世も末だ…

わかってほしい、白杖で音を立てる理由 歩きスマホに視覚障害者は…

所沢で歩道橋の検証に向かったときのこと。
最寄り駅から出たところで、白杖を持った方々と行きあった。
この記事にあるように、カン、カン、と音を立てながら歩いていた。
点字ブロックに当たるたびに音がする。
普段、点字ブロックは毎日のように見かけていても、白杖を持った方に出会うことはほとんどないので、白杖の使い方を今回初めて知った。
障害物がないかどうかを確認しているだけだと思い込んでいた。

歩道橋を検証しているときにも、白杖を持った方が点字ブロックに白杖を当てながら歩いて来ているのを見た。
気づいていないときには、カン、カン、という音を「何だろう?」とは思ったが、その"正体"が分かったら、邪魔にならないところに移動せねば、と思った。
我々がいるせいで、普段と何か違いを感じたのか、ちょっと戸惑っている様子だったのは申し訳ない。
誘導が必要なら声をかけるつもりでいたが、様子を見ているとまたすぐに歩き出したので、ただ見守っていた。

たしかに、カン、カン、という音は人によっては"騒音"に感じるかもしれない。
ただ、"正体"が分かっているのなら、我慢も必要だと思う。
意味なく鳴らしている訳ではないのだから…。
我々だって音が聞こえたから、その人に気づけたというのもあるから、音というのは絶対に必要。

最近、「簡単によけられないから、相手によけて欲しい」というような願いに対して、「自分でよけろ」「よけられないなら出歩くな」「よけて貰おうなんて傲慢」といった攻撃的な言葉をよく見かける。
車椅子を押している方、ベビーカーを押している方、複数の子どもを手をつないでつれている方などなど…。
身軽な方がよけてやれよ、と思うのだが、どうやらそうではないらしい。
隅っこを歩いていても、中心を歩いていても邪魔呼ばわりするなんて、いったいこの国はどうなってしまったのだろう?と怖さを感じてしまう。
4年後にはオリンピックだけでなく、パラリンピックまで開催されるのに、弱者に対して強気に出られる人が増殖している現在、たった4年で意識改革が出来るのだろうか…?
不安しかないよ…。

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