Chiakiの徒然日記

今までにやったバイトPart2

さて昨日の続きである。

大学に来ている、とある個人病院の副院長である非常勤講師の先生に、「週に2~3回でいいから、アルバイトとして
病院で心理療法士の仕事をしてくれないか」と言われたのが昨年5月の下旬。
卒業後は常勤として…という話もあったので、指導教授の許可を得て勤務を開始したのが一ヵ月後の6月下旬。

勤めているうちに、「話と違う…」という現実が見え始める。
外来患者さんのカウンセリングなんてほとんどない。やることと言えば、病院が運営しているデイサービスでの介助。
ヘルパーの勉強なんてしたこともない私に、食事の介助、トイレの介助まで幅広く要求される。
やり方が分からないから聞こうと思っても、「そのくらい自分で考えろ」という感じであしらわれてしまう。
そういう時期が2ヶ月ほど続いたとき、重度の痴呆を持つ人が集まるデイサービスへと異動した。
ここなら、外来で患者さんが来たときにも、比較的動きやすいという理由からだった。

たしかに、前にいた部署に比べると動きやすいし、分からないことはひとつひとつ教えてくれるので助かった。
「ヘルパーの勉強はしていないし、ヘルパーの資格を取るつもりもない」ということを、その部署の人たちには伝えた。
私が取りたい資格は”臨床心理士”あるいは”学校心理士”であることも話した。

重度痴呆の部署はそれなりに楽しかった。
しかし、私の本来の仕事であるはずの「カウンセリング」はなかなか患者さんが増えない。少し焦る。

年が明けて、4月から入職する人たちが研修としてやってくるようになった。
その中に、私と同じ心理療法士が2人いた。立場は私と一緒で3月卒業予定の大学院生。
私も彼女達も臨床心理学を選考していたわけではないので、本当に立場は全く一緒だった。

あるとき、上司に言われて4月から常勤になるための「勤務変更届け」を出した。
もう常勤になることは決まっていると思っていたので、形式的なもの(書類上の問題)だと思っていた。
だが、翌週に呼び出されて行ってみると、「常勤にはできない」とあっさり言われてしまった。
理由は、「カウンセリングの件数が少ないから」。愕然とした。
一人暮らしだったので、週に3回の勤務では、生活できない。
仕方がないから退職した。
今は、家庭裁判所の調査官か、自治体の心理判定員を目指して、公務員試験を勉強中である。

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