日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2024年5月に読んだ本

2024-06-13 | 本と漫画の話

冊数は少ないけど、小説2冊読んだので、最近ではマシな方です。

宝石の国は、全13巻(最終巻はまだ発売前)分の中に、壮大なストーリーが詰まっていました。
最近は、漫画アプリなどで、期間限定全話無料とかが結構あるので、その機会に気になっていた漫画や、興味を引いた漫画を読んだりすることも多いです。それで時間が溶けてしまうことも度々です(汗)


 

5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1707
ナイス数:105

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)宝石の国(1) (アフタヌーンKC)
★4 電子コミックで完結記念の全話無料公開で読んだ。壮大なSFファンタジー。感想がうまくまとまらない。最終章あたりの印象としては、火の鳥を読んだ時のような。万年単位で時を過ごす、その孤独を思うと途方に暮れる。
《体内に微小な生命を取り込んで人間のような姿になった宝石達が暮らす星。彼らを宝飾品にしょうと、月からは“月人”が襲来する。“先生”のもと、宝石達には戦闘や医療などの役割を与えられていたが、一番年少のフォスフォフィライトは、硬度が低く脆い体なうえ、不器用なため、なかなか役割が与えられずにいた》
フォスの心も姿も原型を留めないほどに変容していく。暴走したけど、それも哀れで痛々しい。なぜフォスがこれほどの目に合わなければいけなかったのだろう。百年の孤独どころではない、一万年の苦痛と孤独。
読了日:05月01日 著者:市川 春子

 
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
★4 神仏妖怪のたぐいも出てくるけど、一番残酷で怖いのは人間、という話が多かった。おちかの出産を控え、三島屋の変わり百物語は安全のため休止。そんな中でも、縁のある人からの依頼などで、話を聞くことになる富次郎。筆の一件で、富次郎は夢を断つ。やめなくてもいいいのになと思っていたら、最終話でやはり復活。百物語を絵にすることだけ続けるのか、本気で絵に取り組むことになるのか、今後が気になるラストだった。 
《三島屋を訪れた行然坊から、おちかのためにもと、語り手を紹介される。おちかの出産目前、顔のない不動明王を背負った女がやってきて、不動明王の由来と、それが埋まっていた荒れ寺に住み着いた女の数奇な人生が語られる『青瓜不動』/味噌屋に伝わる話。初代がまだ奉公人の頃、味噌の醸造元の藩で起きた惨劇に巻き込まれる。村からの決死の脱出劇と、悲劇に見舞われた少女が作った、恩人の家族を守る土人形『だんだん人形』/ 古道具屋の店先で富次郎が見かけた、異様な様子の老人が見せた筆への執念。描きたいものを自在に描かせてくれる不思議な筆とその代償『自在の筆』/片腕の男が語ったのは、捨子として貰われた里での日々。2人1組で高い木に登り、貴重な鳥の羽や卵の殻を採る仕事。奇妙なところはあるが、豊かな里での暮らしは、ある日終わりを迎えた『針雨の里』》
読了日:05月02日 著者:宮部 みゆき


クジマ歌えば家ほろろ (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)クジマ歌えば家ほろろ (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
★4.5 《お兄ちゃんに春が来て、日本にも春が近づく。クジマは換羽期を迎える。換羽期が終わったら、渡りの時期。それはクジマとの別れを意味する。ナイーブになる新。一緒に桜を見に行って、記念の家族写真を撮って、いろんな思い出とともに、旅立つクジマ。そして半年後…》
ちょっとセンチメンタルなムード漂う最終巻。でも季節が巡ればまた会える。マクシムとも再会できたし、めでたしめでたし。
読了日:05月10日 著者:紺野 アキラ


税金で買った本(11) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(11) (ヤンマガKCスペシャル)
★4 石平君が、読書感想文について調べていくうち、自分の過去に向き合うことに。今回はほとんどこの話だった。家庭の話が出てこないなと思ってたけど、母親がダメな人だったか。父親はまさかの人だったし。あのお父さんと過ごした日々があったから、石平君はヤンキーだけど道を大きく外さず、本が好きで探究心のある子になったんだな。それにしても、急にファンタジー要素(ぱーんちゃん)入ってきてビックリした。ぱーんちゃんの中の人っぽい高校の司書さん、何者だろう?
《図書館の達人/走れメロス・斜陽/読書感想文の書き方1年生〜6年生/高校の図書室と石平くん》
読了日:05月10日 著者:系山 冏


つくる・みせる・たべる 弁当美術館つくる・みせる・たべる 弁当美術館
★4 図書館で発見。名画の他にも、有名人とか色々。すごいリアリティだと思ったら、オブラートに線や絵を描いて貼り付ける「オブラートアート」という手法がメインとか。なるほどそれならトレーシングペーパーみたいに下絵をなぞることができるし、細かい表現も可能になるのか。キャラ弁も進化してるんだなぁ。さらにQRコードでインスタや関連ページに飛べたりもする。動くお弁当すご!そして、地元ネタにビックリ。この方広島だった!広島の美術館での展示や、ローカル番組、カープ。急に身近に感じてしまった。
インスタを見たら、「激レアさん」に出演する告知が出てて、見ることができた。作品もすごいけど、作者さんのキャラクターも明るくてユニークで、面白かった。
読了日:05月12日 著者:nancy(ナンシー)


かわいすぎる人よ! 2 (ハルタコミックス)かわいすぎる人よ! 2 (ハルタコミックス)
★4 メイちゃんが本っ当〜!に良い子!癒し系。メイちゃんの良さに気付いて、惹きつけられる人が増えてきてる。/タイトルの「かわいすぎる人」って、おじさんのことだと思ってたけど、本当のところは、メイちゃんなのかもしれない!/おじさんのおばさんが登場。おばさんも美人。おじさん達の両親が、美人(イケメン)と地味顔だったのか、もっと事情があるのか。おばさんがメイちゃん達の事情を知らされてなかったことも関係あるのか。そのうち明かされるのかな。
読了日:05月19日 著者:綿野 マイコ


七人怪談七人怪談
★4 三津田信三が、ホラー系作家6人に相応しいテーマを選定したうえ、「自分が最も怖いと思う怪談を書いてください」と依頼。自らの作品も含めた7つの怪談集。
《澤村伊智・霊能者怪談「サヤさん」/加門七海・実話系怪談「貝田川」/名梁和泉・異界系怪談「燃頭のいた町」/菊池秀行・時代劇怪談「旅の武士」/霜島ケイ・民俗学怪談「魔々」/福澤徹三・会社系怪談「会社奇譚」/三津田信三・建物系怪談「何も無い家」》
好みの差はあるけど、どれも面白かった。「貝田川」「会社奇譚」は実話系、「何も無い家」も形としては実話系。実話系の怪談は好きだけど、今回は他の創作怪談のレベルが高かった。「サヤさん」「燃頭〜」が特にヤバくて良かった。「旅の武士」もミステリーっぽい要素もあって、雰囲気も良くて好き。
読了日:05月28日 著者:三津田 信三,加門 七海,菊地 秀行,澤村伊智,霜島 ケイ,名梁 和泉,福澤 徹三

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2023年4月に読んだ本

2024-05-18 | 本と漫画の話

なんと漫画しか読んでなかった(汗)
4月も年度始めでバタバタと忙しく過ごしていたら終わっていました。
もう一年の1/3が過ぎてしまった・・・(怖)


4月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:2604
ナイス数:169

木戸番の番太郎 (3) 昔の噺と食の愉しみ (Birz extra)木戸番の番太郎 (3) 昔の噺と食の愉しみ (Birz extra)
★3.5 落語を元ネタにした猫漫画。怪談の話が面白かった。
《初天神/中村仲蔵/留守番小坊主/意地くらべ/もう半分/そば清/かぼちゃ屋/ひとり酒盛り》
おまけの「柳陰」(焼酎とみりん半々)ていうお酒の話、お酒飲めないけど、なんか美味しそう。『妖猫友を誘ふ』帰ってこなかったの…切ない。
*電子版のおまけは、落語の登場人物の名前と役柄の話。名前で大体キャラが分かるって便利。「我が家はほぼ与太郎」w

読了日:04月01日 著者:くるねこ大和


ねことじいちゃん(10) (MF comic essay)ねことじいちゃん(10) (MF comic essay)
★4 《小学校の用務員棟が取り壊されると聞き、その中に隠したままの宝箱があることを思い出した大吉さんと巌さんは、もう一人の仲間とともに宝箱を取りに行く。出てきたのは当時流行った漫画や、おもちゃの銃、木彫の熊…中身を見ているうち、当時の思い出が蘇ってくる》
移り変わりの激しい都会では、以前そこに何があったかも思い出せなくなるけど、変わらない島の人や風景は、思い出をたくさんそのまま残して持っていてくれる。
大吉さんのレシピノート付き特装版を購入。これまで漫画に出てきたレシピが載っていて、手描きのイラストもたっぷりで良かった。
読了日:04月02日 著者:ねこまき(ミューズワーク)


聖☆おにいさん(21) (モーニング KC)聖☆おにいさん(21) (モーニング KC)
★3.5 《WiFiが繋がらなくなった全知全能の神/あったはずのお店が転生(他の店に)/松田さんの畑の草刈り/愛子ちゃんの登下校を守護/アクセサリーいろいろ(数珠やロザリオ)/花壇に何を植える?/お母さん達(マリアとマーヤー)の共同生活/七夕をディスるオルフェウス/天界からの守護サブスク『守護』スク》
「OH IAM GOD!!」「大事な書類は全て鳩サブレーの缶に」wやっぱりパパ(創造主)登場回は面白い。
読了日:04月07日 著者:中村 光


キメツ学園! 6 (ジャンプコミックス)キメツ学園! 6 (ジャンプコミックス)
★4 最終巻。終わっちゃった。原作へのリスペクトと解像度が高くて、理想的な公式スピンオフ作品が終わってしまった。帆上先生には感謝しかない。さらに、原作完結後新作もなく、めっきり登場機会のない、吾峠先生のコメントや描き下ろしイラストにも触れられる、数少ない機会だったのに、寂しい。
《不良兄弟とオルゴール/キメツ学園の日常②/キメツ学園最強文化祭!①〜③/先生たちのアフターパーティ》
梅ちゃんが接客すると完璧な営業スマイルで仕事もきっちりできちゃうの、キャラの解像度が完璧。仕事用ヘアスタイルが堕姫なのも、「お兄ちゃんなんとかしてえええええ」のセリフが無理なく出てくるのも素晴らしかった/ハイデモ最強ver.が同期5人揃いなの最高!確かに髪型は一番バンドっぽいw/学園祭に原作でちょっとしか出てないキャラまでチラホラいて凄い。サイコロステーキ先輩まで!/表紙に推しの髪が見切れていて気付いた、これ表紙の絵が繋がってたんだ!既刊並べてみなきゃ!
読了日:04月08日 著者:帆上 夏希


猫奥(7) (モーニング KC)猫奥(7) (モーニング KC)
★4 少しずつ滝山の猫好きを理解してくれる人が増えてきてて嬉しい。
《母に猫好きを打ち明ける滝山/滝山弟、国芳の家を訪ねる。弟を通じて猫絵を手に入れる滝山。羨ましい笑/滝山が千代丸に毒を盛ったと噂になる/西の丸大奥にも滝山に似た御年寄・八重嶋が。側室・お志賀の文鳥放し飼いに厳しい態度を見せるが、実は鳥好き/文通の手紙で、美登が滝山を苦手と知る/ももちゃんの節句(猫には迷惑)を祝おうとする萩浦を止めてほしいと照代に相談される/母と叔母(元・御年寄)が滝山を訪ねてくる。勝家の麟太郎って勝海舟か!/水野忠邦が見廻に来る。猫を飼うことを贅沢として滝山を同志と言うが/姉小路から今後は吉野ちゃんを部屋から出さないと告げられ/芝居の踊りに付ける猫の面を描くために照代が大奥の猫達をモデルに絵を描く。照代は画伯だったか。味があって好きだよ笑》
猫の飼い方扱い方も千差万別、色んな人がいるのも大奥らしいな。
読了日:04月08日 著者:山村 東


ミステリと言う勿れ (13) (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ (13) (フラワーコミックスα)
★4 富山編後半。《富山で風呂光の祖母の知人の転落死について調査協力を頼まれた整。祖母の教え子で警察官の流や、人気旅雑誌「@旅めし」の望月や蕪木らも動く中、海岸で望月の遺体が見つかる。酔った末の凍死と思われたが、警察に届いていた“ant”からの警告文から連続殺人の可能性を追っていた風呂光と整は、ほぼ同時にある事実に気付く》
またシリアルキラーか。動機にゾッとする。そしてまたチラッとカウンセラーの話も。風呂光は成長著しい。頼れる刑事になってきてる。一方刑事として一線を超えた流は、今後どうするどうなる。
読了日:04月09日 著者:田村 由美


税金で買った本(9) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(9) (ヤンマガKCスペシャル)
★4 《『新聞朝刊』開館待ちの新聞・雑誌ジジイ()、どこにでもいるんだ笑/『ゆったりできるカフェとベーカリー』閉館間際に来て時間を気にしない迷惑客。分かる〜!!せめて申し訳なさそうにしてほしいし急いでほしいよね/『おうちで作れるワンピース型紙付き』弁償をケチるのはなんだかなぁ/『宇宙のひみつ』山田が寄贈のつもりでブックポストに本を投函。この話なんかいいな。山田の家庭も複雑…。そういえば石平君の家庭の話はあんまり出ないな/『かいけつゾロリのチョコレートじょう』(他2作)児童書の予算を削ろうとする角野。元は学校図書館で情熱を燃やしていたはずの角野の思惑とは。学校図書館は、読書好きになる入口として家庭の次に重要な存在。気持ちは分かる。あと朝野さんの詰め方怖いな笑/『めがねうさぎ』児童書チーフの小池さん、落ち込んでるかと思いきや、メンタルつよつよだった笑/描き下ろし『角野さんと桜木さん』石平君の中学時代の図書室の先生と、角野さん顔見知りだった。角野さんの石平君への期待の言葉を聞いた桜木さんの暗い表情…》
読了日:04月09日 著者:系山 冏


税金で買った本(10) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(10) (ヤンマガKCスペシャル)
★3.5 《『ゼンリン住宅地図』ブッカーかけ、基本一発勝負だろうから、大型本や形状が特殊な本は大変だなぁ/『おしゃれな帯結び』遊び紙に帯を貼る図書館もあるのか!手間だろうけど、帯も読めるのは羨ましい。「本って着物着てる設定?」っていう石平君の目の付け所、いいなぁ/『書いて貯める家計簿』書き込むことが前提の本をリクエストで安請け合い。また茉莉野か。本当懲りないし学習しないなこの人/『大量廃棄時代を考える』除籍作業の話。またまた茉莉野かぁぁぁぁ!(怒)しかもこれで救いようがある方って。/『雨のことば辞典』雨が降ってきて雨の言葉に興味を持つ石平君良いね。傘や老眼鏡の貸し出しやビニール袋のサービスに対して、不公平っていうクレームはもう…。石平君の論破と煽り、スカッとした/『オカルト大百科』 「本を読んで 信じるかどうかは利用者次第」まあ人に迷惑かけなきゃいいんじゃないかな/描き下ろし『松浦さんと朝野さん』除籍作業の話、他館で持ってない最後の本になったら、捨てられないってこと?って思ったのでまさに。》
読了日:04月10日 著者:系山 冏


デキる猫は今日も憂鬱(9) (ワイドKC)デキる猫は今日も憂鬱(9) (ワイドKC)
★3.5 同僚の子が猫カフェの子(猫)に一目惚れ。保護猫カフェではなさそうだけど、これはお引き取りする流れなのかな。
《創立記念日の午後休で早く帰宅することになった咲来/部長が義兄が娘(姪・優芽ちゃん)に渡すプレゼントについて相談され、諭吉作のグッズを頼まれる/尾代さんが猫を飼いたいと言い出す/仁科さんの家の掃除のアドバイスをした諭吉、何かお礼をしたいと言われる/尾代さんと猫カフェへ/猫カフェに行ったことが諭吉にバレて激おこ/バンドをやめた仁科さんと、応援する店長の話/ 猫カフェのミケランジェロ(雌猫)にハマった尾代さんを心配して、ついていくゆり/宝くじが当たって世界一周に行っていた大家の大矢さんが帰国。諭吉と喧嘩別れしていたらしいが》
読了日:04月11日 著者:山田 ヒツジ


おじさまと猫(12) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(12) (ガンガンコミックスpixiv)
★3.5 《おじさまがSNSを通じて知り合った相手は、いじめられて不登校の花野真。ギターが好きな真は、勇気を出して路上ライブに「ティンクルベル」(おじさまのSNSネーム)を誘う。》
森山と星鳴のバンドに、ついに新メンバーが。/ジョフロワや空子、子猫達もいて、賑やかなおじさま宅。ふくまるは、やっぱりちょっとストレスも感じてる。久しぶりのパパさんと二人きりの時間、眠気を振り切って遊び倒そうとするふくまるが切ない。これだけ猫がいたら、もうそれ以上気軽に保護猫増やそうとはしないでほしいな。
読了日:04月11日 著者:桜井海


矢野くんの普通の日々(6) (モーニング KC)矢野くんの普通の日々(6) (モーニング KC)
★3.5 修学旅行楽しそう。みんな良い子だなぁ。羽柴くんは泉ちゃんの気持ちに全く気付いてなさそうだし、まだ清子ちゃんが好きみたいだけど、泉ちゃんのことを意識し始めたら、案外いい感じになりそう。進路も気になるところだけど、クリスマスもみんなでワイワイパーティして、青春満喫って感じで何より。って、最後に矢野くんのお母さんからの「ダメです」?!悪い人ではなさそうだけど、どういうことなのか、気になるところで次巻へ。
読了日:04月11日 著者:田村 結衣


矢野くんの普通の日々(7) (モーニング KC)矢野くんの普通の日々(7) (モーニング KC)
★3.5 お母さんの「ダメです」は、矢野くんの特殊な体質に彼女を巻き込んでしまうという心配?から?もしかしてお母さんかなり危ない目に遭ったことがあったりするのかな。/大晦日、清子ちゃんちは久しぶりの一家団欒。お父さん相当くたびれてる。男手一つで3人育ててるのか。そりゃ清子ちゃんお母さん化するわ…/進路を決めかねて、塾の体験受講へ。絆創膏をくれた女の子、矢野くんタイプ?何か関係あるのかな/泉さんのレクチャーで、SNSにチャレンジ。矢野くんは絵を投稿してみることに。矢野くんは絵の道に進みたいのかな?/担任の先生が教室でラブレターを拾う。生徒たちを観察して、誰が落としたものか探ろうとする。改めて羽柴くんそりゃモテるわ。/清子ちゃんが欠席。みんなが矢野くんを励まそうとする。素直に「みんなが大好き」と言える矢野くん天使だ。何も考えてないのかと思ってた田中も、意外と矢野くんをよく見てて、1年の頃から気にしてたのが分かって感動/バレンタインに女子3人でチョコを作る。泉さんついに告白?2人とも良い子だから良い結果になってほしい。
読了日:04月11日 著者:田村 結衣


ワカダンナ (乱コミックス)ワカダンナ (乱コミックス)
★3.5 『差配さん』の作者の作品、もう1冊発見。浮世絵みたいな絵柄だけど、現代風にアレンジされたところもあって、読みやすい。コミカルな人情話や、ちょっと切ない話など味わい深い6つの短編を収録。差配さんは2017年、こちらは2018年出版。それからこの作者の本出てない…。もっと読んでみたいな。
《小間物商青羽屋の若旦那はフラフラと頼りない。捨てられそうな猫を拾っては連れ帰る困った“道楽”があり、小僧の長松も呆れている『ワカダンナ』/棒手振りの魚屋が経験した不思議な話。ちょっと安達原みたいな『萩の宿』/病の大旦那が亡くなり、内儀と密通していた使用人が継いだ円字屋では、他の使用人がみんな辞め、番頭だけが残った。主人の看病をしていた女中のおすえは、番頭にあるものを見せる『蛙-かはづ-』/身請けが決まった遊女の淡月。遊女になる前に将来を約束していた男から、外に出たら一緒に逃げようと言われるが『雪』/会えば喧嘩をする幼馴染の市蔵とおたき。おたきは母に新しい着物を仕立ててもらい、市に見せに行くが『侠-きゃん-』/寺子屋に通う27の女“ふきちゃん”。子どもに混じって手習いをしているわけとは『ふきちゃん』》
読了日:04月13日 著者:塩川 桐子


トラとミケ: うれしい日々 (5)トラとミケ: うれしい日々 (5)
★4 熟年結婚とか、ルミちゃんの新たな恋とか、恋愛がらみのお話がメインの5巻だった。
《ルミちゃんは、雨の日に傘に入れてくれた人(金ちゃん)が気になる/夏休み、リコちゃんのために海に出かけたトラ達。シンちゃんは、偶然友人と旅行中だった同級生のえりこに遭遇する。えりこの友人(冬乃)は、亡き妻によく似ていた》
金ちゃん、親切で、おっとりしていて、すごくいい人だなぁ。
読了日:04月16日 著者:ねこまき (ミューズワーク)


おじさんはカワイイものがお好き。 (10) (ポラリスCOMICS)おじさんはカワイイものがお好き。 (10) (ポラリスCOMICS)
★4 パグ太郎のイベントで、なぜかパグ太郎に手を引かれ、ステージ上へ上げられてしまった小路さん。小さなお友達たちをさしおいて、なぜ?!の続きから。そういうことかぁ笑。何度も謝ろうとするパグ太郎カワイイ。/猫を飼い始めてからの鳴戸課長はギスギスした感じが減って何より。まだ懐いてもらってないみたいだけど笑/夏休み、真純君が帰省して1人になった小路さん、パグ太郎解禁!スイカ一玉とか大量のお惣菜とか、ケンタ君呼んでみたらいいのに/ ケンタ君と飲み会。くまちゃんの着せ替えにスンッてなる小路さん、分かる。可愛いのツボがちょっと違ってた。ケンタ君側の気持ちも分かる。推しの大部分が隠れちゃってても、中身が可愛いのは知ってるから問題ない!って感じ多分。/可愛いスイーツのキッチンカー。差し入れ用とはいえ、行列は多分女性だらけだと思うけど、抵抗感が薄れてきてる?/久しぶりの鳴戸課長との出張。猫に気分を左右されてる笑。それにしても、鳴戸課長はなぜ別行動を取ろうとしないのかな。
読了日:04月19日 著者:ツトム


町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)
★4 《物静かで真面目なメガネくん。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用。運動神経は見た目どおり。得意なことが何もないと本人は思っているけれど、実は周りの人に愛されまくりの町田くん。なぜなら…》
めちゃくちゃ良い子。天使か?大家族の長子で、家族の世話してて、序盤は、ヤングケアラーみたいな不憫な子で、ちょっと重いストーリーなのかと。でもそんなこと全然なくて、天然人タラシな癒しキャラだった。真面目なだけなら、四角四面で角が立つこともあるだろうけど、町田くんは心が丸い。 真っ直ぐな言葉が、相手の心に温かく届く。不思議な魅力。一気に最終巻まで読了。
読了日:04月23日 著者:安藤 ゆき


猫奥(8) (モーニング KC)猫奥(8) (モーニング KC)
★4 新たなキャラ登場。市川団十郎似(家紋の三升紋に似た模様がある)の猫を引き取った表使の小山。めちゃくちゃ猫好きで、猫ファーストな飼い方。ただスキンシップがちょっと度を越してて滝山引き気味笑。でも共通点が多いし、滝山を尊敬しているようなので、いっそ打ち明けたらいいのに。
読了日:04月30日 著者:山村 東

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2024年3月に読んだ本

2024-04-26 | 本と漫画の話
2月までは映画やら美術館やらあちこち出かけて忙しくしていたのですが、3月はそれも一段落して、比較的落ち着いた1ヶ月でした。

 ただ休日が少なかったので、なるべく充電する感じで過ごしてました。


3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:1533
ナイス数:162

きみのそばに いるよきみのそばに いるよ
★4 可愛い動物達のイラストに優しい言葉が添えられている。夜の森の中で、1ページごとに、月が新月から満月へ、そしてまた欠けていく。イラストが綺麗。月明かりに照らされる動物の毛並みがフワッフワで、触りたくなるくらい素敵。可愛らしくて癒される。言葉もひたすら優しくて、温かく肯定してくれる。心が弱ってる時に欲しい言葉だと思う。絵本みたいに見えるけど、大人の方が響くかもしれない。
読了日:03月03日 著者:いぬい さえこ


ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (BIG SPIRITS COMICS)ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (BIG SPIRITS COMICS)
★4 電子版が無料の試し読み増量中で、5巻まで読んだ。美術好きなのに読んだことがなかったけど、これは面白い。キャラも構成も、美術版のブラックジャックだ。/贋作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のフジタ。裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていると噂される、美術界の鼻つまみ者。メトロポリタン美術館の敏腕学芸員という過去があり、確かな審美眼と卓越した知識量のうえ、美術品の修復・複製技術も一流。露悪的で清濁併せ持ち、真の芸術と芸術を愛する人は決して無下にしない。→有名作品もいっぱい出てくるし、アートに関する蘊蓄が満載で知識欲も満たされるし、駆け引きや騙し合い、危険でスリリングな展開もあったりして楽しい。ただ、絵柄がちょっと苦手なのと(少年誌で描いてた頃の絵柄は好きなんだけどな)、30巻以上出ているので、続きを買うかどうかは迷う。
読了日:03月09日 著者:細野 不二彦


夏目友人帳 30 (花とゆめコミックス)夏目友人帳 30 (花とゆめコミックス)
★3.5 《妖祓い研究をしていた箱崎の孫・紅子から、屋敷で妙な気配を感じると相談を受けた夏目/招待状をもらい、妖祓いに関する古物展示会(オークション)に参加した夏目と占い師のクララ。会場にはオカルトライターのSHINOBUや、呪具コレクターの女の従者で以前ニャンコ先生を狙ったことのある伴、さらに田沼も来ていた。田沼によると、“黒ミサ”こと黒峰美彩も来ているらしい。呪具コレクターの女=黒ミサと推測した夏目は、黒ミサを探すことに》 →箱崎邸?紅子?クララ?SHINOBU?誰だっけ?再登場の人達が次々と。なかなかすぐには思い出せない。顔(絵柄)が似てる人が多くて区別つきにくいし。話は面白いのでいいけども。的場がやっと人間らしくなってきたと思ってたら、姉がヤバそうで不穏。
読了日:03月10日 著者:緑川 ゆき


どすこいみいちゃんパンやさんどすこいみいちゃんパンやさん
★4 《三毛猫のみいちゃんはパン屋さん。早起きして眠気覚ましにシコを踏む。「どすこい どすこい おはようさん/どすこい どすこい がんばるぞ!」それから丁寧に生地をこね、丸めて、焼いて・・・》お相撲さんみたいな貫禄のみいちゃん。でも丁寧に心を込めてパンを焼いている姿がかわいい。夢の中のちびっこ三兄弟との取り組みもかわいい。/壁に見覚えのある展覧会のポスターが貼ってある!
読了日:03月10日 著者:町田 尚子


怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)
★3.5 ホラー漫画家の伊藤潤二が挿絵を手がけた怪談絵本。さすがに絵は気持ち悪くて怖い。天井や壁のシミなどが人の顔に見えることは誰しも経験があるけど、それが激化して何もかもが顔に見え、しかもそれがみんなこっちを見てるように感じる恐怖症を描いている。そして最後には、来たよ人面瘡!小さな子供には、オチも生々しいだろうし、怖すぎるかもしれない。怪談を理解して面白がれる小学生以上がおすすめかも。
読了日:03月11日 著者:となり そうしち


きみがいるからきみがいるから
★4 動物彫刻家のはしもとみおさんが挿絵を描いている。猫との出会いから成長、日々の暮らしを通して、猫への愛情が綴られた絵本。猫飼いはみんな共感しそう。彫刻の展覧会でデッサン?下絵?も見たけど、形を捉えるためのものだったと思うので、作品としてしっかり描き込んだ絵はまた違う趣きがあり、これもまた素敵。
読了日:03月11日 著者:くさかみなこ


プリンタニア・ニッポン(4)プリンタニア・ニッポン(4)
★4.5 やっぱりこの世界観好きだ〜!プリンタニアはひたすら可愛く、登場人物は基本のほほんとしていて、世界は少し不穏。絶妙なバランス。/「案内人」としてスクールの子を受け入れる佐藤。矢浦くん塩野そっくり笑。多動っぽい特性とか、周りの接し方、自分との向き合い方など、現実にも通じる話だった。/巨大な黒いのの騒動で知り合った永淵も出番が増えて、背景も少し明らかに。気になる存在。この世界の情報もかなり深く知っているみたいだし、マリヤの可能性ある?と思ったけど、どうやら違った。 「永淵」ってもしかして、友人の姿や名前を模しているのだろうか?/向井達の出番が増えて嬉しい。向井には親近感を覚えるし、大型猫(黒豹?)のメレンゲ、大型のもふもふしたプリンタニアのもなか、全部最高の組み合わせ。/この世界のことがまた少し明らかになってきたけど、まだまだ謎も多いし、今後一体どうなるんだろう。すあまの「うえがぐるぐるしてる」「くるのかも」という話も気になる。
読了日:03月23日 著者:迷子


猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)
★4 やはり瀧さんの実家はお金持ちだったか!商売っ気がないのも納得。しかし赤字すぎて脱税の疑いをかけられちゃうかもとは。本日の紅茶700円危うし?!と思ったら、そこは変える気ないんだ。/サモワールまで出てきた!女子3人の勉強会に至れり尽くせり。本当に採算考えてない笑/また違うタイプのイケオジ登場。陽キャでマッチョなケーキ屋さん。かわいい。/会計士さんも上品なおばさまだ。若き瀧さんが美しすぎる!/3巻に至ってもマンネリ感はなくて安心した。
読了日:03月25日 著者:モリコロス


陰陽師 烏天狗ノ巻陰陽師 烏天狗ノ巻
★4 新刊出てた。1作目から40年近くになるというのに、全く飽きないし面白い。って呑気に読んでたら、『梅道人』でひっくり返った。おいおいおいおいおいおい、唐突になんてことを語るのだ博雅よ。どちらが先に死ぬか論争をここでぶっ込んでくるとは!「おまえ、おれのことが好きであろう」「おまえをひとりにするわけにはいかぬ」「後に死ぬのはおれでよい」言葉に詰まる晴明も激レア!博雅お前ってやつは!もらい泣きしちゃったよ。神回!(※本題前の導入部だが)
《病で意識を失った老人は、桃源郷のような場所に辿り着く。満ち足りた生活だったが、好きな歌が詠めなくなり『梅道人』/道満の行く道には生き物の死骸が点々とし、次第に数が増えていく。やがて巨大な石に辿り着く。石の傍には美女が住んでいた『殺生石』/川で遊ぶ露子姫の前に、唐の神仙である哪吒太子が現れる。一方晴明は、兼家が大食いになり、最近では姿も変わってきたと相談を受けていた『哪吒太子』/露子の父が突然倒れて目を覚まさなくなる。その時父は奇妙な体験をしていた『按察使大納言 不思議のこと』》
『金木犀の夜』での「世間的には、どういう得にもならぬことではあるのかもしれぬが、おまえが嬉しそうにしているのを見るのは、おれも嬉しいのだよ、晴明ー」も尊いと思ってたのに、『梅道人』(絶句)。雑誌掲載当時SNSが騒然としたらしいのも納得。文庫化されたら即買いたい。このページ額に入れて飾りたい笑。
道満の出番も多い。道満が出てくる話は、いつもの晴明の話とはまた趣が違って良いな。
読了日:03月26日 著者:夢枕 獏


マダムたちのルームシェア3マダムたちのルームシェア3
★3.5 今回もルームシェア生活楽しそう。《リメイク/スーパー銭湯/レインファッション/ハワイ気分/なにもしない日/観葉植物/おうち映画館/お弁当づくり//沙苗さんの決断/沙苗さんの再出発/星奈ちゃんからの開店祝い》バスでスーパー銭湯行って一日中過ごすのも楽しそうだな。/おうち映画館で見てたインド映画、RRRでは?!2本目はなんだろうな。/毎回巻末に過去の話があって、今回は沙苗さん。両親一度に亡くしたってことかな?一番クールでしっかりしてそうな沙苗さんに、こんなことがあったとは。栞さん達がいて良かった。
読了日:03月29日 著者:seko koseko


神田ごくら町職人ばなし 一 (トーチコミックス)神田ごくら町職人ばなし 一 (トーチコミックス)
★4 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官を描く。卓越した技、丁寧な仕事、職人の誇り。職人の仕事の描写が丁寧に描かれていて、興味深い。江戸時代を舞台にしたお仕事漫画という感じ。
畳職人以外、主役が女性なのは不思議。どれも男の仕事というイメージが強いけど、その中に紅一点。でも女だからと特別視されている描写は、ほとんどない。むしろ職人の中でも、一目置かれていたり、師匠や親方の立場だったりする。畳職人は、場所が遊郭で周りが女性だらけだから、逆に男なんだろう。
「飾りおけ」「よく斬れる刀は 鞘の中におさまっているものだ」ー自分が打った刀で、侍が子どもを斬った。それならばと、この刀を打ったのだろうか。その刀を見た試し斬りの侍は、腕を切り落とされる幻を見た。この刀を使う覚悟はあるか、問うているような。確かに飾られてしまえば、人を斬ることもない。この時点で道具ではなく、美術品になったということか。工芸品には、使われてこその面もあることを考えると、刀は特殊だなと思う。
読了日:03月29日 著者:坂上 暁仁


ねこは るすばんねこは るすばん
★4 図書館で借りて読んで、好きな話と絵なので手元に置いてもいいかもなと思ってたら、『どすこいみいちゃんパン屋さん』の缶バッジ+ポストカード付きで売ってるのを見かけ、購入。やっぱりかわいい。人間がいない間、こうやってエンジョイしててほしい。
読了日:03月31日 著者:町田 尚子

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2024年2月に読んだ本

2024-03-08 | 本と漫画の話

昨年末から2月いっぱいくらいにかけて、休日のたびに映画を見たり(映画館のハシゴをしたり、続けて2本見たり、隣の県まで行ったり、今までにないハイペース)、その間に美術展もいくつか行ったり(初めての九州国立博物館も!)、自分でも信じられないくらい予定を詰め込んだ約2ヶ月が、やっと終わりました。
疲れが出たのか、季節の変わり目のせいか、ちょっと調子悪い(病気ではなく、偏頭痛とか軽いぎっくり腰とか)です。
めちゃくちゃ充実して楽しい期間でもあったのですか、無理し過ぎました。
また好きなこと興味のあることがあった時には動けるように、ちょっと充電。


2月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1173
ナイス数:118

OH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アートOH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アート
★4 すごい!結構リアルな造形で、再現度がすごい!かわいい!動物、物、人物など、どのジャンルも見事だけど、後半の、フォロワーの飼い猫ちゃんや、歴史上の人物の、肖像おにぎりの再現度にはビックリ!一部は作り方も載っていて、どんな食材を使っているかとか、興味深かった。
読了日:02月04日 著者:おにぎり 劇場


にゃんこ四字熟語辞典2にゃんこ四字熟語辞典2
★4 好評につき第2弾。四字熟語というより四文字の言葉、的なのもあり、ネタ探し大変だったんだろうなぁと感じる。それも含めてシチュエーションに合った猫の写真が楽しめればOK。欲を言えば、もっとしっくりくる表情や仕草の写真あったんじゃないかな、と思う言葉もあるけど、猫飼いとして私個人の期待値が高すぎるんだろうな。もちろんドンピシャで笑ってしまう写真もたくさんあった。あと、前作で気になった、猫に吹き出しで「○○にゃ」みたいに人間の言葉を喋らせるのが、今作ではほぼなくなってて、とても良かった。
読了日:02月04日 著者:西川清史


ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ2ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ2
★3.5 お仕事漫画。文芸誌「アウト・ポケット」に配属された新人編集者・白柳紀乃子の奮闘ぶりを描く。編集部はみんな女性、そしてマッチョ。絵面もキャラも濃い!特濃。作家さんや出版社の人達もみんな癖が強い。でも話の内容自体はとても温かく、悪い人もほぼ出てこない。編集長の才堂さんがめちゃくちゃいい上司でカッコいい。絵面や独特のルビなどの癖の強さに惑わされるけど、お仕事漫画として真っ当で、ちゃんと面白い。
ネットで連載読んでてたけど、途中で掲載されるサイトが変わったりして、結局どこまで続いてたのか完結したのか分からなくなり、単行本を電子で購入。2巻で完結になってるけど、webサイトが移動する前までの分しか収録されてないっぽい。第2部として別のサイトで連載された分は、単行本に入ってなかった。残念。ぜひ続きも本にまとめてほしい。
読了日:02月16日 著者:ジェントルメン 中村


キボリノコンノ作品集 キボリアルキボリノコンノ作品集 キボリアル
★4 キボリノコンノさんの作品集。一部は作る工程も。ふわふわ感、ツヤ感、みずみずしさ、透明感など、木彫だと出しにくいニュアンスを、技術と工夫で見事に再現したリアルな彫刻。食べ物が多い。氷や生卵の白身の透けた表現は、木目をそのまま生かしてニスで光沢を出しただけだとあって、目から鱗(もちろんそれだけじゃなくて、細かい彩色も施してあるけど)。透明なものを通して歪んだ形と、木を立体的に彫り出して歪んだ木目って、同じように見えるんだ!
読了日:02月18日 著者:キボリノコンノ


たこきちとおぼうさん 【4歳 5歳からの絵本】たこきちとおぼうさん 【4歳 5歳からの絵本】
★4 《タコの国へやってきた、絵を描くのが好きなお坊さん。海辺の景色を絵に描こうとすると、墨がない。そこへタコが現れて、口から墨を吐いてくれた。その墨で松を描くと、絵が飛び出してきた!たこきちの墨で絵を描くと、本物になり、しばらくすると消えるという。たこきちは悪い大ダコに家族をさらわれたので、助けてほしいと涙を流して打ち明けた。》
不思議な墨の力で、機転をきかせてピンチを切り抜けていく話。最後もほっこり。
読了日:02月18日 著者:工藤 ノリコ


葬送のフリーレン 12 特別短編小説付き特装版 (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン 12 特別短編小説付き特装版 (少年サンデーコミックス)感想
★4 普段は電子版で買ってるけど、特装版の小説が気になったので紙の本購入。
小説は薄いけどしっかりしたハードカバーで(薄いのでページを開きにくいのが玉に瑕)、装丁も古書のような擦れや汚しのあるデザインになっていて(印刷なので本自体は綺麗)、よくできてる。短編の内容も、作者が原作者とは違うけど、一つのエピソードとして違和感なく読めた。
漫画本編は、フリーレンが過去に戻ってしまった場面から。未来を変えるわけにはいかない不自由さがもどかしい。約80年の間に人類の魔法が急速に進歩したことが分かる。 ヒンメル達との信頼関係の強さ、何と頼りになることか。ヒンメルとハイターの過去や友情も描かれて、勇者一行の解像度が更に上がった。思い出の再現ではない、生きたヒンメル達とフリーレンの、新たなエピソードができたことが感慨深い。そして衝撃の最終ページ。ヒンメルとフリーレンは友情だと思ってたから。読み返したら、指輪のエピソードとか、しっかり矢印出てたんだ。自分の好みとして、恋愛抜きの絆が好きなせいで、読解できてなかった…。
読了日:02月21日 著者:山田 鐘人,アベ ツカサ


特別じゃない日 思い出の映画館特別じゃない日 思い出の映画館
★4 今回は映画がテーマ。おまけの栞が映画のチケットになってるのが良き。ちゃんとミシン目が入ってる!今はペラペラのレシートや電子チケットになっちゃって、やっぱり味気ないな…。
おじいちゃんおばあちゃん夫婦のお付き合いのきっかけは、映画だった!昔の映画館は、立見もあったんだっけ。
サブスクで映画が見られる現代、観たい映画を検索で探すだけだから、カバー見て選ぶ楽しみや、ジャケ買いみたいな出会いもない。★の評価や口コミで、先入観入っちゃったり。世知辛い。便利さは段違いだけど。本も同じだなぁ。本屋さんや図書館で、書架をしらみ潰しに見て歩くことも減った。
合間のページに、登場した映画や関連した映画の紹介があって、読み応えがある。イラストも作者のコメントも面白くて、観てみたくなった作品も。
YouTuberの彼が、純加ちゃんのおじさんってこと?また新たなキャラと繋がりが! 
読了日:02月21日 著者:稲空穂


材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ
★3.5 材料も少なく、オーブンも使わない、本当に簡単なレシピばっかりで、どれも気軽にちょっと試してみようかなって思える。子供と一緒に作ってみるのにもいいかも。
読了日:02月27日 著者:てぬキッチン


リアルな見た目や感触が楽しい 泡立てて作るスイーツ石けんリアルな見た目や感触が楽しい 泡立てて作るスイーツ石けん
★4 スイーツのレシピ本かな?ってくらいリアル。デコ石けんって、もっと難しいものだと思っていたけど、まさか泡立てて使うとは、面白いなぁ。まぁここまでリアルに作るには、センスや技術が相当必要だと思うけど。眺めて楽しむだけで十分満足です。
読了日:02月27日 著者:木下 和美


ヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイ
★3.5 爬虫類わりと平気なので、楽しく読んだ。レイアウトや文字の入れ方が面白くて、最近の子供向け図鑑みたいな感じ。アップも多くて、苦手な人には厳しそう。私は集合体が苦手だけど、ウロコはなぜか大丈夫。でもイボみたいな小さな丸いブツブツになってるところは、時々ゾワッとした。あと、一部のトカゲ(イグアナ系?)の顎の両脇、頬袋みたいなところにある大きな目玉みたいな模様も、ちょっと怖いな。小型のトカゲ(ヤモリとか)は可愛い。
読了日:02月27日 著者:松橋利光

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2024年1月に読んだ本

2024-02-18 | 本と漫画の話

2024年も、もう一月過ぎて、慌ただしくしているうちに2月も後半に突入していた。汗
年末から2月おわりにかけて、行きたい展覧会や映画などが集中していて、予定が詰め詰めのうえ、イレギュラーな出来事もいくつか重なり、ちょっとバタバタです。
展覧会や映画自体は楽しいし充実しているけれど、ゆっくり過ごす時間もないと、さすがに疲労が蓄積されてしんどいな(^_^;)


1月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:701
ナイス数:88

能面女子の花子さん(9) (KCx)能面女子の花子さん(9) (KCx)
★3.5 完結。ケンちゃんかさぶちゃんのどちらかとくっつく、というのはあまりピンと来なかったから、結末には納得。素顔も見ることができた。/さぶちゃんが突然引いたの、その時の心情がイマイチよく分からなかったけど、ある程度は説明されたのでなんとなく理解。/花子さんの面の交換についてはちょっと読解不足。新たに打った面ではなく、自らの面を貸すって、それって?うーん、分からん。
読了日:01月09日 著者:織田 涼


重版出来! (20) (ビッグコミックス)重版出来! (20) (ビッグコミックス)
★4 完結。黒沢さんは編集者として、中田伯は漫画家として人間として。大きく成長した。大団円!
《アユのストーカー問題が解決。その時の黒沢の言葉「殴る価値なんてない」が、中田の目を開かせる。/高畑の作品『ツノひめさま』が、海外の大きな賞を受賞。一方その舞台化作品で主演を務めた女優のわかは、転機を迎え悩んでいた/7言語同時配信も始まり世界的に人気の出たピーヴは社会現象に。そのコメント欄でディスレクシアの事を知る黒沢/中田のサイン会のオファーに、本人からもOKが出る。中田の変化に誰もが驚く。/新人賞の応募作のチェック中、黒沢が目を止めた作品は外国人からの応募だった。「これは次の『ピーヴ』かもしれない」/中田のサイン会にアユや東江、栗山らも続々と集まる。沼田も姿を現し祝福。》「苦労や努力は自分だけのもので、成功はみんなのものなんだ」本当に成長したなぁ。
読了日:01月09日 著者:松田 奈緒子


かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪 (とんぼの本)かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪 (とんぼの本)
福田美術館で蘆雪の作品を見て、やっぱりいいなぁと。図書館で借りてきて読み、登録しようと思ったら再読だった。しかも当時の感想の方がしっかり読み込んでいて、もう書く事ない。虎かわいい。犬かわいい。動物描くの上手いなぁ。もちろん他の画題も上手い。九州国立博物館の芦雪展、行こうかな…。
読了日:01月14日 著者:岡田 秀之


なにができる?なにができる?
★3.5 木彫作家キボリノコンノさんの絵本。1つの木(の塊)から何ができる?→ 大まかな形にカットして、彫り進めて、だんだん形ができ、着彩したら、リアルなゼリー(!)が完成。続いて2つ、3つ、・・・と、使う木片が増えていくごとに、より複雑な形の食べ物ができていく。「何ができるかな?」というシンプルな絵本の展開を通して、木彫の工程がざっくりと分かるようになっている。裏見返しには詳しい工程も載っているので、木彫に興味が持てそう。ゼリーのような透けるものまで再現されていたりと、作品の完成度が高いのも凄い。
読了日:01月14日 著者:キボリノコンノ


本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (LEED CAFE COMICS)本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (LEED CAFE COMICS)
★3.5 反抗期?の娘が気になるお父さんが、娘不在の時を狙って、読書好きらしい娘の部屋に侵入、本棚の本を通して、娘を知ろうとする。
娘の立場からすると、気持ち悪いギリギリのラインを、ギャグテイストで中和させて、面白く読めてる感じ。毎回1冊本を選んで、お父さんなりに場面を脳内で漫画風に再現しながら読んでいる。娘の好きなジャンルがかなりマニアックで、シュールな展開だったりして、この本の内容と、お父さんのイメージ(毎回絵柄が違う)、心の声(ツッコミ)が面白い。鹿の子ちゃんの自作しおりもユニーク。 
出てくるのは実在する本ではなく、筆者が考えたオリジナルの本。毎回こんなおかしな話と絵柄を創作するの凄い。私も鹿の子ちゃんの本棚見せていただきたいよ。いやしかし、やはり現実には、お父さんキモいです!笑 いつ鹿の子ちゃんにバレてしまうのか(もう疑われている気がするが)、その時家族はどうなるのか、ハラハラする。本の内容は、結構エログロあったりするので、人に勧めにくいのと、内容が濃すぎて胸焼けして、なんかすでに1巻でお腹いっぱい。続きを買うかは悩ましい。
読了日:01月19日 著者:佐藤将 

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