『容疑者Xの献身』 東野圭吾 ★★★★ (ミステリー)
『正しく時代に遅れるために』 有栖川有栖 ★★★☆ (エッセイ)
『はっちゃんち。』 八二一 ★★★★ (写真集?)
『はっちゃんて、』 八二一 ★★★★ (写真集?)
『妖怪の理 妖怪の檻』 京極夏彦 ★★★ (教養?)
『猫だましい』 河合隼雄 ★★★☆ (エッセイ・評論)
『150cmライフ。2』 たかぎなおこ ★★★★ (コミックエッセイ)
『150cmライフ。3』 たかぎなおこ ★★★★ (コミックエッセイ)
『じゃあ君が好き』 ヨシタケシンスケ ★★★ (イラスト集?)
『日々の非常口』 アーサー・ビナード ★★★★ (エッセイ)
『まこという名の不思議顔の猫』 ★★★★★ (写真集?)
『有頂天家族』 森見登美彦 ★★★★ (一般文芸)
『首鳴き鬼の島』 石崎幸二 ★★★☆ (ミステリー)
『秋の牢獄』 恒川光太郎 ★★★★ (SFホラー?)
読書欲、月後半からすっかり回復です。
遅れてやってきた?読書の秋、といった感じです。
「探偵ガリレオ」シリーズで、初の長編にして直木賞受賞作です。
直木賞で話題になってベストセラーになってた頃は、シリーズ物だって知らなかったんですが。
この作品は、犯人は始めから分かっていて、探偵役は犯人のトリックをいかに見破り、追い詰めるかが見所という、「コロンボ」や「古畑任三郎」のパターンです。
最後、容疑者Xがいかに献身的であったか、というところに私は息を飲みました。
トリックとしては、殺害推定時刻にズレがあるらしい、と感じたことと、後半のあるさりげない?シーンから、「もしや?」と思ったのですが、何となくスルーしてしまいました。あそこでもうちょっとじっくり考えたら、見破れたかもしれないのに、惜しいっ
でも、私はと謎解きに頭をひねったりするのは面倒だと思うところがあるし(ここでじっくり謎に取り組む方が、脳には良さそうですが)、気持ちよく騙されて「そうだったのか!」とスカッとするのが好きなので、自業自得・仕方ないですね。
『はっちゃんち。』と、続編『はっちゃんて、』
白黒猫はっちゃんが、うちで飼っていたチビさんにそっくりなので、ファンです。
(母は、「はっちゃんも可愛いけど、やっぱりチビさんの方が美人」と言い張る)
『はっちゃん日記』シリーズは、先日出たばかりの最新作5巻まで、ぜーんぶ取り揃えておりますが、一回り大きい『はっちゃんち。』『はっちゃんて、』は未読でした。そこで、内容チェックのため図書館で借りてみたのです。
『はっちゃんち。』『はっちゃんて、』は、写真集といった感じで、ちょっと真面目路線?(もちろん面白ポーズやはっちゃん自身の醸し出すユーモラスさはありますが)
はっちゃんのセリフ付きのコント仕立てで、漫画を読んでいるような面白さのある『はっちゃん日記』の方が好きだな、と思いました。
『猫だましい』
nabukoさんからのオススメです。図書館にあったのがハードカバー版だったので、そちらを借りましたが、大島弓子の感想マンガが付いているのは、文庫版だったらしく、残念。
『100万回生きたねこ』や『長靴をはいた猫』、宮沢賢治の作品に登場する猫など、古今東西の猫に関する物語を取り上げ、物語における心理学的な猫の役割?を考察する内容。
『牡猫ムル』など、初めて知る作品も多かったです。猫って作家さんにとって創作意欲をそそられる生き物なのかな。
ただ、本のあらすじ紹介をする部分で、かいつまんでではあるものの、話のラストまで全部書いてしまっているのは残念でした。この本のテーマが本の紹介ではなく、物語の中で果たす猫の役割についての考察である以上、やむをえない部分もありますが、「へぇ~、面白そう」と思っても、ラストまで展開が分かってしまっては読む気がしなくなるのです。
ご自身でも、「(これから読んでみたいと思っている人のために)このあたりの種明かしは秘して」と言ってる端から、「しかし、大体の粗筋は言わねばならない」と最後の最後までほとんど書いちゃうなんて、そりゃナイっすよ、と思ったのでした。
『150cmライフ。2』『150cmライフ。3』
先月紹介した、『ひとりたび一年生』のたかぎなおこさんの別シリーズ。1巻は読んでましたが、じおさんから、3巻まで出てると聞き、2、3を借りてきました。
身長150cmの小柄な著者が、日常で起きる150cmならではのエピソードを、ほのぼのしたイラストで紹介。
2巻では、上記のほか、さらに洋服のお直しテク(これは使える!)や、ファッション・メイクのコツなどを専門家に訪ねて紹介しています。
3巻では、逆に長身の人や大柄(ふとっちょさん)な人、胸の大きい人、肩幅だけが広い人などに話を聞き、彼・彼女達ならではのエピソードを紹介したり、世界一平均身長の高い国・オランダに行ったレポートも。実際に何もかもが大きく作ってある(当然ですが)オランダにはビックリでした。
『まこという名の不思議顔の猫』
すでに一度紹介しましたが、もう1回。
この子、ほんっっっとに、魅力的ですからっ
えーと、長くなってしまい、1度に掲載できなかったので(画像付きのリンクを付けすぎたせい?)、後半に続きまーす
『正しく時代に遅れるために』 有栖川有栖 ★★★☆ (エッセイ)
『はっちゃんち。』 八二一 ★★★★ (写真集?)
『はっちゃんて、』 八二一 ★★★★ (写真集?)
『妖怪の理 妖怪の檻』 京極夏彦 ★★★ (教養?)
『猫だましい』 河合隼雄 ★★★☆ (エッセイ・評論)
『150cmライフ。2』 たかぎなおこ ★★★★ (コミックエッセイ)
『150cmライフ。3』 たかぎなおこ ★★★★ (コミックエッセイ)
『じゃあ君が好き』 ヨシタケシンスケ ★★★ (イラスト集?)
『日々の非常口』 アーサー・ビナード ★★★★ (エッセイ)
『まこという名の不思議顔の猫』 ★★★★★ (写真集?)
『有頂天家族』 森見登美彦 ★★★★ (一般文芸)
『首鳴き鬼の島』 石崎幸二 ★★★☆ (ミステリー)
『秋の牢獄』 恒川光太郎 ★★★★ (SFホラー?)
読書欲、月後半からすっかり回復です。
遅れてやってきた?読書の秋、といった感じです。
容疑者Xの献身 東野 圭吾 文藝春秋 2005-08-25 売り上げランキング : 83 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
直木賞で話題になってベストセラーになってた頃は、シリーズ物だって知らなかったんですが。
この作品は、犯人は始めから分かっていて、探偵役は犯人のトリックをいかに見破り、追い詰めるかが見所という、「コロンボ」や「古畑任三郎」のパターンです。
最後、容疑者Xがいかに献身的であったか、というところに私は息を飲みました。
トリックとしては、殺害推定時刻にズレがあるらしい、と感じたことと、後半のあるさりげない?シーンから、「もしや?」と思ったのですが、何となくスルーしてしまいました。あそこでもうちょっとじっくり考えたら、見破れたかもしれないのに、惜しいっ
でも、私はと謎解きに頭をひねったりするのは面倒だと思うところがあるし(ここでじっくり謎に取り組む方が、脳には良さそうですが)、気持ちよく騙されて「そうだったのか!」とスカッとするのが好きなので、自業自得・仕方ないですね。
はっちゃんち。 八二 一 青心社 2004-04 売り上げランキング : 56500 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
白黒猫はっちゃんが、うちで飼っていたチビさんにそっくりなので、ファンです。
(母は、「はっちゃんも可愛いけど、やっぱりチビさんの方が美人」と言い張る)
『はっちゃん日記』シリーズは、先日出たばかりの最新作5巻まで、ぜーんぶ取り揃えておりますが、一回り大きい『はっちゃんち。』『はっちゃんて、』は未読でした。そこで、内容チェックのため図書館で借りてみたのです。
『はっちゃんち。』『はっちゃんて、』は、写真集といった感じで、ちょっと真面目路線?(もちろん面白ポーズやはっちゃん自身の醸し出すユーモラスさはありますが)
はっちゃんのセリフ付きのコント仕立てで、漫画を読んでいるような面白さのある『はっちゃん日記』の方が好きだな、と思いました。
猫だましい 河合 隼雄 新潮社 2000-05 売り上げランキング : 223627 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
nabukoさんからのオススメです。図書館にあったのがハードカバー版だったので、そちらを借りましたが、大島弓子の感想マンガが付いているのは、文庫版だったらしく、残念。
『100万回生きたねこ』や『長靴をはいた猫』、宮沢賢治の作品に登場する猫など、古今東西の猫に関する物語を取り上げ、物語における心理学的な猫の役割?を考察する内容。
『牡猫ムル』など、初めて知る作品も多かったです。猫って作家さんにとって創作意欲をそそられる生き物なのかな。
ただ、本のあらすじ紹介をする部分で、かいつまんでではあるものの、話のラストまで全部書いてしまっているのは残念でした。この本のテーマが本の紹介ではなく、物語の中で果たす猫の役割についての考察である以上、やむをえない部分もありますが、「へぇ~、面白そう」と思っても、ラストまで展開が分かってしまっては読む気がしなくなるのです。
ご自身でも、「(これから読んでみたいと思っている人のために)このあたりの種明かしは秘して」と言ってる端から、「しかし、大体の粗筋は言わねばならない」と最後の最後までほとんど書いちゃうなんて、そりゃナイっすよ、と思ったのでした。
150cmライフ。〈2〉 たかぎ なおこ メディアファクトリー 2004-12 売り上げランキング : 45389 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先月紹介した、『ひとりたび一年生』のたかぎなおこさんの別シリーズ。1巻は読んでましたが、じおさんから、3巻まで出てると聞き、2、3を借りてきました。
身長150cmの小柄な著者が、日常で起きる150cmならではのエピソードを、ほのぼのしたイラストで紹介。
2巻では、上記のほか、さらに洋服のお直しテク(これは使える!)や、ファッション・メイクのコツなどを専門家に訪ねて紹介しています。
3巻では、逆に長身の人や大柄(ふとっちょさん)な人、胸の大きい人、肩幅だけが広い人などに話を聞き、彼・彼女達ならではのエピソードを紹介したり、世界一平均身長の高い国・オランダに行ったレポートも。実際に何もかもが大きく作ってある(当然ですが)オランダにはビックリでした。
まこという名の不思議顔の猫 (マーブルブックス) 前田 敬子 岡 優太郎 マーブルトロン 2007-06 売り上げランキング : 73 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
すでに一度紹介しましたが、もう1回。
この子、ほんっっっとに、魅力的ですからっ
えーと、長くなってしまい、1度に掲載できなかったので(画像付きのリンクを付けすぎたせい?)、後半に続きまーす