うわー、7月も多いなぁ
と言っても、やっぱり漫画と絵本ばかりで、ちゃんとした“本”は10冊もないですけどね(笑)
岩岡ヒサエさんの漫画にハマって、既刊を大人買い(古本ですが・・・)したのと、ちょっと本を整理しないとな・・・と片付けに手をつけたものの、案の定読んでしまい、肝心の片付けはストップ・・・という状態で、手持ちの漫画を再読してしまったのが原因です。
7月の読書メーター
読んだ本の数:45冊
読んだページ数:7015ページ
ナイス数:384ナイスオジいサン
★3.5 「オジいサン」。「おじいさん」でも「オジイサン」でもなく。その微妙なニュアンスの違いを探る、徳一さんの心の軌跡、だったのかな。田中電気、いい奴じゃないか。菊田のオバサンは全く失礼だ。これこそ「ウザい」ですよ、徳一さん。一泡吹かせてやりたいよ。おじいちゃんおばあちゃん子だったので、始終徳一さんを応援しながら読んだ。
読了日:07月03日 著者:京極 夏彦もち・ぽち
★3.5 ほんわかした絵柄で、なかなか鋭い人間(動物の姿を借りてますが)観察。先に「いつも二人で」を読んだのですが、こっちの方が二人の衝突が多かったり、辛辣な見方が多い気がしました。少しずつ上手に折り合いをつけて、穏やかに仲良く暮らせるようになっているのかも?
読了日:07月04日 著者:小林 裕美子こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション
★2 小学生(主に男子)って本当バカ…(´△`;) 下ネタに命懸けだな(苦笑)。小学生パワー炸裂で、これはこれで趣旨は分かるし成立してるけど、とにかく下ネタに食傷。元女子としては、「お前らしつこいよ!頭ん中それ(下ネタ)しかないんかぁッ!!」と頭はたきたくなります(笑)。 もうちょっとヒネリ技が出せるくらいの方が好み。お寿司とヘアスタイルは、ちょっとヒネリのあるネタもあってウケた。
読了日:07月04日 著者:天久聖一花ボーロ (IKKI COMICS)
★4 小学生、高校生、先生、元不良、部活に予備校、駄菓子屋etc…「学校」を舞台にした短編集。まぁるいほんわかした絵柄で、ほのぼのしたりゾクッとしたり。どれも何気ない話のようなのに、上手いなぁ、と思う。特に元不良の話「ウチマス」と、駄菓子屋の「坂の上」が好き。『オトノハコ』に続き、2冊目だけど、もっと追ってみたくなった。
読了日:07月05日 著者:岩岡 ヒサエねこみち (ねこぱんちコミックス)
★4.5 ほんわかした絵柄なのに、猫の顔はリアルというか不細工というか…(笑)。でも好きです。猫よりお母さんの生態が可愛いかも♪きっと猫好きはお母さんに自己投影しちゃうな(*^-^*) 猫の可愛さ全開!というより、猫のいる生活っていいよねぇ〜(*^ω^*)とほのぼのする漫画。
読了日:07月08日 著者:岩岡 ヒサエしろいくも (IKKI COMICS)
★4 ほわっとまあるい絵柄で、優しかったり哀しかったり怖かったり、この加減が絶妙。上手く言葉で言い表せないけど、惹き付けられる。『オトノハコ』『花ボーロ』から入ったので、暗いのや怖いのはどうかなと心配だったけど、これはこれでアリでした。
読了日:07月08日 著者:岩岡 ヒサエゆめの底
★4.5 いいな、何かいい。優しくて、切ない。外は終始暗くてどこか恐ろしいのに、店の中は優しくあったかい。店長、可愛い。
読了日:07月08日 著者:岩岡 ヒサエ(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 星が原あおまんじゅうの森 1
★4 作品ごとに独特の世界を作る人だなぁ。どの世界も魅惑的。迷い込んだら何か恐ろしいことが起こりそうで怖くもあり、時間の流れが止まったような優しくてちょっと切ない世界で、ずっと過ごしていたくもなる。「戻らなくていいのかな」と心の片隅に不安を抱えながら、居心地の良さに甘えてしまいそうな。
読了日:07月08日 著者:岩岡 ヒサエ土星マンション 1 (IKKI COMICS)
★4 暗くて優しいこの世界観。絵柄のかわいらしさと、切なさ怖さを同居させる技量。つい最近何気なく手にした『オトノハコ』から始まり、1冊1冊独特の世界にすっかり魅了され、一気に作家買いリスト入りです。
読了日:07月08日 著者:岩岡 ヒサエ君がいない夜のごはん
★4.5 穂村さん、もれなく面白い!(>∀<) 食に関するエッセイなのに、腐った牛乳を一気飲みしても気付かないくらい、味覚がぼんやり。好きなものは菓子パン。この気の抜け加減がたまらない。あ、炭酸も気の抜けたのがお好みでしたね(笑) コレ文庫化したら絶対買います。(単行本はお財布と収納の問題で…ゴメンナサイm(_ _;)m)
読了日:07月09日 著者:穂村 弘眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 星が原あおまんじゅうの森2 (ソノラマコミックス)
★3.5 あぁ、怖いなぁ。お話が進むにつれて、森も蒼一の心も、乱れて不穏になってる。蒼一の心が壊れたような顔…3巻では笑顔が戻るんだろうか。
読了日:07月10日 著者:岩岡ヒサエパーマネント 〜まんがの詰め合わせ〜 (コミックス単行本)
★3.5 エッセイ漫画など、わりと書き下ろしが多かった。『クマと健太』がいい。等身の高い大人な絵柄も見られます。でもやっぱり、丸くてちんまりした絵柄の方がいいな。お話もその方が上手く仕上がってる気がする。
読了日:07月10日 著者:岩岡 ヒサエふしぎな話 (中学生までに読んでおきたい日本文学)
★4 夏目漱石、芥川龍之介、三島由紀夫、宮沢賢治、星新一etc…そうそうたる文豪の作品を一度に読める。「中学生までに」には難易度が高いのでは、という話もあるけど、現代仮名遣いにルビ付きで、難解な言葉や昔の風俗には、同じページの下に注釈や図も挿入されていて、読み易い。旧仮名遣いや文体を読み慣れていない大人にもオススメ。作品の好みはあるけど、どれも言葉の美しさや鋭敏な世界感覚など、さすが。三島由紀夫、芥川龍之介、豊島与志雄が良かった。川端康成、星新一、宮沢賢治、中島敦は既読だけど面白い。中学生以下対象ということで、注釈が付いている言葉も興味深かった。マッチが図入りだったのにはビックリ。そうか、今の子供はマッチ使う経験ないのかもなぁ… 読了日:07月10日 著者:
《収録作》萩原朔太郎「死なない蛸」/寺山修司「全骨類の少女たち」/川端康成「化粧」/梶井基次郎「愛撫」/夏目漱石「心」/内田百けん「尽頭子」/宮沢賢治「どんぐりと山猫」/夢野久作「怪夢 抄」/星新一「おーい でてこーい」/梅崎春生「侵入者」/三島由紀夫「美神」/芥川龍之介「魔術」/谷崎潤一郎「秘密」/豊島与志雄「立札」/中島敦「名人伝」/稲垣足穂「黄漠奇聞」 土星マンション 2 (IKKI COMICS)
★4.5 ほのぼの笑えるエピソードが多くて和んだ。真の頑なさも少し解れそうな予感。ゆで卵食べたくなったよ(笑)
読了日:07月11日 著者:岩岡 ヒサエ土星マンション 3 (IKKI COMICS)
★4 2巻より、チクリと切ないエピソードが多かった。真の背景も分かってきたけど、なかなか強情っ張りだ。まだミツを認めるには時間がかかるのかな…。ソウタ君、大丈夫か?
読了日:07月11日 著者:岩岡 ヒサエ土星マンション 4 (IKKI COMIX)
★3.5 ああ…不穏だ…。ミツが一人前に成長していく反面、その周辺に不穏な要素が増幅していく…。ソウタ、目を覚まして〜(T-T)ニシマルさんは危険なにおいがプンプンしてるよ!
読了日:07月11日 著者:岩岡 ヒサエ土星マンション 5 (IKKI COMIX)
★4.5 玉悟朗!!Σ(>∀<) 大体1巻おきくらいに、ほのぼのと不穏の大きな流れが交互に訪れて、目が離せません。
読了日:07月14日 著者:岩岡 ヒサエ土星マンション 6 (IKKI COMIX)
★4 ニシマルさんの事情は分かったけど…。岩岡さん、心が壊れた人を描かせたら、本当に怖いなぁ。幽霊やオバケより怖いよ…(T-T)。7巻が待ち遠しいけど読むのが怖い。ああモッシ君…!(T-T) ミツの決意が、ちゃんとみんなの幸福に繋がりますように(´人`)
読了日:07月14日 著者:岩岡 ヒサエコメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)
★4 超久々の新刊! 『ブレーメン?』くらいから、絵が硬くなってきて、前作『レナード現象〜』では、表情や角度が不自然に見えたりして(コピペ?とか)、買うかどうか迷ったけど、買って良かった。少し慣れてきたし、お話自体はやっぱり良い。遡って前作も、絵が気になり過ぎてお話に乗り切れなかっただけで、話は良かったんだと再認識。これからもついて行きます!
読了日:07月17日 著者:川原泉やさぐれぱんだ3 (小学館文庫)
★4.5 出てたの気付かず、3巻買ってなかったので。「よせやい このやろう」が…♪(*´ω`*) やっぱり「大長編」より4コマの方が好きです(>∀<)
読了日:07月17日 著者:山賊遊星ハグルマ装置
★4.5 朱川さんの短編がたくさん読めて、満足満足。怖いのから温かいの、コミカルなのと、話のバリエーションも豊かで、間に挟まれた笹公人さんの、短編と微妙にリンクした短歌も面白い趣向。ぬいぐるみのラビラビ3話と、恐竜好きのノスタルジーを刺激する「あなたの、古い友だち」、”中原さん”にオオッとなる「赤い月」、直前に読んだ芥川龍之介の短編『魔術』とのリンクにビックリした「魔術師の天国」がお気に入り。
読了日:07月17日 著者:朱川 湊人,笹 公人古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門
★4 面白い。古くは縄文式土器から仏像、浮世絵、禅画、建築、工芸など、日本の歴史的美術と、現代アートの対比。装飾や省略などの表現、空間の捉え方、思想や死生観…、日本人の根っこにある土着の感覚が、意識的無意識的に作品に現れていて、古今の作品を通して「日本」が露になってくる。小難しいことを書いてしまったけど、そんなことは気にせず、普段美術にあまり関心がない人にもおすすめ。図版を眺めるだけでも結構楽めると思います。人気の現代アーティストの作品が色々見られるので、現代アート入門としても読めそう。
読了日:07月18日 著者:和田 京子美術館にいこうよ!
★4 美術館(博物館)での一場面を切り取った写真集。展示品と鑑賞者など(人が入っていない場合も)が写った、何気ない写真のようで、思わず笑ってしまう場面が多い。作者のユーモアある視点の勝利。例えば、「着衣のマハ」の前には女性が一人きりで、隣の「裸のマハ」の前には男性が群がってる写真。「あ〜あ(笑)男ってヤツは…( ̄▽ ̄;)」。写真には何の説明もないので、一目で笑えるものがある一方、分かりにくいものもあり、何が作者のツボだったのかな、と推理しながら見るのも楽しい。(真面目な視点のアートな作品もあります)
読了日:07月18日 著者:エリオット アーウィット 後半に続きます
オススメ本には、を付けてみました。
付きは、基本的にどれもオススメですが
は、猫好きの方に
は、笑いやユーモアが好きな方に
は、読書家の方に
特にオススメしたい本です。