日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

12月に読んだ本

2015-01-09 | 本と漫画の話

12月は忙しくて、あまり読めませんでした。
左肩の骨折は、年内最後の診察でやっと三角布も取ることができ、リハビリを始めました。
ずっと固定していたので、筋肉が?固まってしまっていて、腕がうまく上がりません(>_<)
少しずつ可動範囲が広がってきてはいますが、元通り動かせるようになるのかなぁ・・・。 


 2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1225ページ
ナイス数:410ナイス

木に持ちあげられた家 (Switch library)木に持ちあげられた家 (Switch library)
★4 クラッセンの絵に惹かれて。なぜ持ちあげられるに至ったか、が静かに淡々と描かれる。クラッセンの味わいのある絵が素敵だ。その後の家や家族がどうなったか、は想像に委ねられる。悠久を感じさせる時間の経過、今あの一家はどうしているんだろう?とちょっと切なくなった。
読了日:12月1日 著者:テッド・クーザー(著),ジョン・クラッセン(絵),柴田元幸(訳)
 
ほしをさがしに (「創作絵本グランプリ」シリーズ)
ほしをさがしに (「創作絵本グランプリ」シリーズ)
★4.5 表紙の動物達に惹かれて。《流れ星を見た翌朝、見たことのない足跡を見つけたネズミは、星の足跡だと思い追跡を始める。そこにリス、ウサギ、キツネ、タヌキ、と次々加わって…》
ストーリーに目新しさはないけど、細密な描写の動物達がとにかく可愛い!!ページをめくって、新しい動物が登場する度にキュンキュンする。この際“弱肉強食”という言葉は頭の隅へ押しやって、ほのぼのした動物達のファンタジー世界に浸るに限る。動物好きにはたまらない絵本。

読了日:12月1日 著者:しもかわらゆみ
 
砂漠のわが家
砂漠のわが家
★4.5 結婚してUAEの砂漠に住む著者さん。結婚当初に二人で決めた約束事は、「動物は飼わない」。それがなぜか「極力飼わない」「できることなら飼わない」…と変化し、今や、ガゼル、ラクダ、イヌ、ハト、ウマ、ネコ、ウサギetc.なんと200匹以上の大所帯とか。そんな著者さんの周囲の動物達の写真が色々。砂漠でのびのび暮らす動物の表情豊かな写真&添えられたわずかな言葉から、著者さんの愛情が伝わってきて、気持ちがほぐれる。巻末の文章も良かった。素敵過ぎる写真集。
読了日:12月1日 著者:美奈子アルケトビ
 
アイネクライネナハトムジーク
アイネクライネナハトムジーク
★4 珍しく、恋愛をテーマにした短編集。といっても、登場人物はみんな飄々としてて、ベタベタ甘〜い恋愛にはならない。“ほんのり恋愛風味入ってます”という程度で、恋愛物が苦手な私でも大丈夫だった。作品間の細かなリンクや、ミステリ的サプライズ展開など、伊坂さんらしさはそのままだし、何の違和感もなく楽しめた。
『アイネクライネ』先輩のミスの尻拭いで街頭アンケートを取る佐藤に“劇的な出会い”はあるのか。
『ライトヘビー』美容師の美奈子は、客から強引に弟を紹介される。電話でしか話さない相手と関係は進むのか。 
『ドクメンタ』ある日突然妻に逃げられた藤間は、免許の更新で同じような境遇の子連れの女性と知り合う。
『ルックスライク』同級生の織田美緒に憧れる高校生久留米と、バイト先でのトラブルを助けてくれた客と付き合い始める朱美の話が交互に進む。
『メイクアップ』仕事上で昔自分をいじめていた相手と再開した結衣。相手は自分に気付かず、立場は逆転している。今なら仕返しできる。
『ナハトムジーク』日本人初のヘビー級チャンピオンだった小野の現在、9年前、19年前に、これまでの登場人物達が緩やかに絡み合って…。

路上にいて、百円払うと、その時の状況に妙にマッチした曲のワンフレーズをパソコンから選んで聞かせてくれる「斉藤さん」。一度遭遇してみたいなぁ。

読了日:12月15日 著者:伊坂幸太郎
 
陰陽師 螢火ノ巻
陰陽師 螢火ノ巻
★4 飽きるということがない。約30年もの間、安定して面白い。最近登場頻度が増えた、蘆屋道満がメインになる話もいい。晴明と博雅が出てこなくても面白いんだから、本当にすごい。主役の二人を食うほどにキャラクターとストーリーに味があって、すっかり道満も好きになっている。最初は晴明のライバルだと思ったのに、酒好きでお節介な、いい感じのおじいちゃんになっちゃって。何ならもっと出番を増やしてくれてもいいですよ。
《双子針/仰ぎ中納言/山神の贄/筏往生/都南国往来/むばら目中納言/花の下に立つ女/屏風道士/産養の磐》

読了日:12月15日 著者:夢枕獏
 
あつあつふーふー(1) (アクションコミックス)
あつあつふーふー(1) (アクションコミックス)
★3.5 広島のお好み焼き屋の看板娘が主人公の日常4コマ漫画。広島弁満載。こうの史代さんの描く戦時中などの広島人とよく似たコテコテのディープな方言。他県民にこのニュアンスは通じるのか?と心配になるほど。そして当然のようにカープも。広島人の日常にカープは欠かせんけぇね(笑)。ストーリーはラブコメ要素ありで、ちょっともどかしい展開もありつつ、基本は笑える楽しい4コマ。漫画からソースの香りが漂ってきそうで、お好み焼き食べたくなりました。県東部なので、広島風が食べられるお店はほとんどないんだけどね…。
読了日:12月15日 著者:佐藤両々
 
愛しき駄文具
愛しき駄文具
★4 文具コレクターが集めたユニークな文具の数々。「駄文具」と言っても、ネタに走り過ぎて本来の用途を見失った物から、デザイン的に秀逸だったり面白かったりで実際に使いたくなる物まで、幅広く紹介してあって面白い。文具屋さんで長時間過ごしちゃうような文具好きには、お宝が詰め込まれた素敵本。
読了日:12月21日 著者:きだてたく
 
走れ、健次郎
走れ、健次郎
★4 マラソンにはあまり興味ないんだけど、書評か何かで興味を持って、面白そうだったので。
《岩手初の国際マラソンが開幕。そこになぜか沿道を選手と同じように走る人物がいた。謎のランナーに次第に注目が集まる。中継を担当する事になった地方局のアナウンサー、実行委員会に出世をかけて出向してきたスポーツ企業の社員、出場している選手など、大会に関わる様々な人々の心の動きとともにレースは進む》
大会前までの部分は、物語に乗れるか微妙だったけど、レースが始まってからは、どんどん引き込まれた。
ストーリーに目新しさはなかったと思うけど(走る理由付けも、それ出しちゃうか、と思っちゃったし)、実際に中継を見ているようなテンポの良さ、スポ根ドラマ的なストレートな熱さや人間ドラマは単純に楽しかった。読み終わった後の爽快感、おそらく今年ラストとなる読書にはとても良かった。気分良く一年終われます。
読了日:12月30日 著者:菊池幸見

読書メーター

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損した ■Twitter,1/8

2015-01-09 | Twitter

スーパー(ミスターマックス)の100円パン3個しか買ってないのに、レシート4個買ったことになってる…_| ̄|○ 他の物10円20円安い方を選んで買っても意味なかった_:(´ཀ`」 ∠):_ →bookmeter.com/post/13/117154… #bookmeter


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