毎月忙しく過ごしていたけれど、読んだ冊数を確認すると、今月は特に忙しかったのかなぁ、というバロメーターになります。
大体、連休がとれていると、1日は外出して用事を済ませたり買い物したり過ごして、1日は家でゆっくり(読書含む)って感じで、連休が取れないと、用事でつぶれたり、体力温存のためただボーッと過ごしたりして、読むペースが落ちます。
芸術の秋ということで、秋は観たい美術展もいろいろあったので、仕事も忙しいうえに日帰り強行軍で関西方面などにも行って来たりしていたので、特に予定がない飛び石の休みは屍のようになっていました。歳を取ると、体力回復が思うようにいかないです。無理は禁物。
とりあえず、美術展ラッシュは一段落したかなぁ…。でもあと12月末からのカラヴァッジョ展(大阪)には行きたい…。いつ行こう…。
11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1055
ナイス数:95
はぴはぴ くるねこ 5
★4 初期メンバーが1人(匹)減り2人減り…。個人的にはもんさん、ポッちゃん、ぼん兄がくるねこ創成期御三家だと思っていて、ポッちゃんが頑張ってくれているのが嬉しかった。そのポッちゃんもついに…。ポッちゃんのこだわりの強いところ、あまり他の猫と群れず我が道を行くところ、扱いにくい女王様的な個性の強さ、好きでした。最期の瞬間まで自分で決めたような潔さもカッコいい。また寂しくなるなぁ。ぼん兄の時、くるねこさん想像以上に心身ともにダメージを受けてたけど、大丈夫だろうか。沢山の猫達がいるから、凹んでる隙すらないほどやる事が多くて気は紛れるかもしれない。他の猫達に和まされ癒されて紛れる事はあっても、失った子が空けた心の穴はその子でしか埋められないし。それが辛くてもお世話自体は休む事もできないから、体が悲鳴を上げそう。体を大事にしてほしい。
読了日:11月03日 著者:くるねこ 大和
デキる猫は今日も憂鬱(2) (ワイドKC)
★3.5 デキる猫・諭吉さんがひたすら有能。周りの人達に徐々に存在が知られていってる(着ぐるみの人として)けど、バレそうでヒヤヒヤもの笑。そろそろ部長と遭遇しそうな気もするけど、そうなったら何が起きるのか、怖いような楽しみなような。
読了日:11月03日 著者:山田 ヒツジ
ゾウ
★3.5 象が大好きな4歳の姪っ子のために借りてみたけど、文章量が多く内容的にもまだ難しかったよう。象の種類や見分け方、分布、生態、一生など、丁寧に解説してある。絵もリアルで美しく、象の事がよく分かる。長めで漢字混じり(ルビはあり)の文章が読める(理解できる)くらいの年齢の象好きな子供には多分オススメ。
読了日:11月10日 著者:ジェニ デズモンド
ねことねこ
★4.5 町田尚子さんの猫絵本。「ねことねこ、おなじところどこだ?」で左右のページの猫を見比べて、同じ所探し。目の色や尻尾、毛の模様etc. 最後は全部の猫が登場して、「おなじところどこだ?」全猫好きが「確かに!」となるオチも最高。今回登場する猫は瞳孔が細い猫ばかり。あえて細く描いているのだろうか。丸く描くといかにも万人受けする可愛い顔になるけど、確かにそれじゃつまんない気もするな。
読了日:11月17日 著者:町田 尚子
大家さんと僕 これから
★3.5 大家さんがお亡くなりになったと知って、もう続編は読めないんだなと思ってたけど、最後(最期)まで描き切った。高齢での骨折は本当に命取りになるんだなぁ。段々と弱っていく大家さんが描かれて、ラストの大家さんのセリフにもあるように少々湿っぽい。祖母との縁が薄かったという矢部さんにとって、大家さんは本当におばあちゃんみたいな存在だったのかも。矢部さんは漫画が売れて忙しくなり、大家さんは入院し、疎遠になりがちになって微妙な心理的距離ができていくのも、孫が大人になっていく過程に似ている。矢部さんが家を出る前に亡くなったけど、お家は予定通り取り壊されたのかな。大切な人と場所、両方失うのは辛いだろうな。
読了日:11月24日 著者:矢部 太郎
夜廻り猫(6) (ワイドKC)
★4 今回は4コマだけでなく間に1本ストーリー漫画風の作品も。雑巾野郎達サブキャラの猫も1匹1匹の個性が出た「泉の女神」的な話も。展覧会のエピソードもあったりして盛りだくさん。生きるのも辛いような苦境にいる人たちが多くて、一つ一つのエピソードはやはり重い。現実は厳しいけど、少しでも救われるエピソードが増えるといいな。そういう意味でも、宙さんと先生のエピソードは、温かくてホッコリするから好きだ。
読了日:11月25日 著者:深谷 かほる
お寺の掲示板
★3.5 お坊さんが企画してツイッターで募集された「輝け!お寺の掲示板大賞」の本。深い言葉から大喜利みたいな「上手い!」という言葉まで。掲示板の写真+仏教的なありがたい解説も付いているので、収録数としては思ったより少なめで、内容的にも真面目。
読了日:11月26日 著者:江田智昭
おいで… (ゾッとする怪談えほん)
★2 《公園のトイレは幽霊が出るという噂で誰も使わない。犬の散歩中、お腹が痛くなった僕は、おそるおそる噂のトイレへ…》
怪談えほんのシリーズかと思ったら違った。話が普通すぎて、オバケの出オチみたいな感じで展開に意外性もオチの余韻も何もない。『いるのいないの』の二番煎じ・劣化版みたいな。怪談としては超薄っぺらい。ただ軽部武宏さんの絵はさすがの迫力なので、子供には刺激が強いと思う。絵がトラウマになってトイレに行けなくなるかも?怖い話大好きな小学生くらいならいいけど、幼児にわざわざ絵本で見せるほどの内容でもない。
読了日:11月27日 著者:有田 奈央
ゆめみるどうぶつたち
★3.5 森や海、草原など、世界中のいろんな場所で、眠りにつき夢を見る生き物たち。76ページと、ボリュームのある絵本。様々な夢を見ている生き物がひたすら続くので、見ているうちに、何となくこちらも眠りに誘われるような。『あおのじかん』『はくぶつかんのよる』などシムレールは夜の絵が映える。
読了日:11月30日 著者:
ミイラ学 エジプトのミイラ職人の秘密 (オロジーズシリーズ)
★4 実在したイウヤ(ツタンカーメンの曽祖父)の死に際して、ミイラ作りの過程、葬送の儀式までを、ミイラ職人の家の子の目線で描く。絵本としてはかなり詳細に描かれているし(エジプト壁画風の絵のおかげで、臓器を取り出すなど生々しい場面も絵としては全く刺激的な描写はなし)、巻末には実際のミイラの写真や解説もあり、とても興味深い内容だった。
読了日:11月30日 著者:タマラ バウアー,こどもくらぶ
読書メーター
1年1年がどんどん早く感じられるようになりました。
体力も落ちる一方なので、行きたいな〜と思った展覧会などは、後悔しないよう動けるうちに(笑)行かなきゃ、と思うようになり、一昨年くらいから、なるべく頑張って行くようにしています。
そうは言っても、仕事の兼ね合いで日帰りで行って来れる範囲ですが…。
結構強行軍になるので、疲れもハンパないですが、それを励みに頑張れています。
じおさんのお出かけレポートも参考にさせていただいています。
お互いにぼちぼち更新続けていきましょうね。
カラバッジョ展、行こうと思って本屋さんで割引券をゲットしてたのに、結局、行きそびれてしまいました
今年もボチボチなブログにお付き合いくださり
ありがとうございました
良い年をお迎えください。