人前や舞台の上で、
演説するのが大好きらしく、
高校時代も、生徒会長として、
教師達の職員会議でも、
教師達を前にして、
物怖じせずに演説をし、
結果、
学校の校則までも変更したのだ。
兄の通ってた学校は、
校則に厳しかったらしく、
教師達は、
生徒が違反すると、不良だ!
と決めつける考えに対し、
兄は、疑問を抱いた。
誤解を招かぬ様に記しておくが、
兄は、「物理」と「天体」と「数学」が大好きで、
何処をどう見ても、不良じゃない。
逆に、真面目すぎる!と言っても、
過言ではないのだ。
まぁ、
ユーモラスな所はあるが、
これは、兄の長所だろう。
話を戻して。
兄は、1つ疑問を抱くと、
相手が納得するまで、論じるタイプだ。
だから、そんな感じで、
教師達の強い固定観念を、
崩していったようだ。
その為、母は、兄の懇談会で、
担任教師から
「理屈っぽ過ぎるから、
注意して下さい!」
と、怒られたらしい。
母は、兄が中学を卒業するまでは、
誉められ続けてたようなのだが、
高校入学からは、
教師に初めて非難され続け、
あまり落ち込まない母でも、
この時は随分、落ち込んだようだ。
母は、教師から叱責されても、
兄には、注意しなかったらしい。
母は、どの校則を変えたのかを、
本人から聞き、
別に誰も困ることなく、
寧ろ、父兄達も楽チンになる!
と思ったようだ。
兄は、大人になってからも、
間違っていることに対しては、
話し合いの場を持つ。
私の中学時代、こんなことがあった。
私が、イジメに遭い
そのことで苦しんでた時、
兄は、私の為に時間を作ってくれて、
市の教育委員会ではなく、
いきなり、
府の教育委員会にまで行き、
話をしてくれた。
私の学校側に、
「府庁に行くのは、控えて欲しい!」
と言われたそうだが、
でも、妹の私からすれば、
兄の行動が、すごく嬉しかった。
同じ両親から生まれたけど、
もし私なら、
しり込みして出来なかっただろう。
あっ、そうそう、
兄の口癖がある。
「お天道様の下を、胸を張って、
堂々と歩ける人生を送ることだ!」
これをモットーにしてる。
何事も、真っ正面から見て立ち向かうから、
周りの人達を守れるんだろうな。
私は、どうだろうか?
と色々と考えてしまう、今日この頃。
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