「み○、とても辛いの!」と。
「何が辛いの?リハビリかな?」
「違うの‼️
リハビリの為に入院しているんだから、
辛いのは当たり前でしょう」
「じゃあ、何なのよ?」と聞くと、
ワンワン泣いて、言いにくそうにしている。
しつこく私が訊ねたら、ようやく口を開いてくれた。
「お風呂がとても辛いのよ!!」
「えっ?お風呂が?」
「うん、お風呂の時間が辛い」
「何で?」
「いつもお風呂に入れてもらっているんだけど、
その時に、看護師さんが、
(貴方は、自分で出来ないでしょ?
だから、私達がしてあげるからね!)とか、
(どんなに、リハビリを頑張ったとしても、
永遠に出来ないままだと、私は思うけどなぁ!)と、
入浴中、ずっと仰ってるの!
それが凄く辛くて!!
私は、自分で出来ないから、リハビリ病棟に入院して、
毎日、こんなに頑張っているのに!!!
今日も朝9時から入浴があるのが辛くて<涙>」と。
うーん、、、
その看護師さんは、軽いジョークのつもりなのかも知れないが、
母は、何事にも真剣に捉えてしまう傾向がある。
その分、人一倍、傷付きやすいのだ。
今、真面目に一生懸命、
リハビリに取り組んでいるだけに、
意味が無いリハビリ!と聞かされたならば、
より一層、辛さが増すのだろう。
「このリハビリ、効果ないのかしら?」と、ずっと泣いている母に対して、
私は、どういう声掛けをしてあげれば良いのか、、、
かなり悩んだ。
で、母に、
「効果は絶対にあるわよ。
ジャイアンツの長嶋監督だって、
寝たきりになるところをリハビリされて、
歩けるようにまでなられたんだから、
ある意味、
リハビリの効果を自ら証明されてるような感じでしょう。
継続は力なり!!だから頑張って。
今すぐに出来なくても良いのよ!
焦らず、一歩ずつ、、ね」と。
その後、母は泣き止んでくれて、
1日も早く退院したいから、
またリハビリ頑張るね。と、
少しヤル気を出してくれた。
あぁ、も~、どうなることか?と思って、
ヒヤヒヤしたよ!!!