ホーリーの日々

Telephone

電話って、顔が見えない分、
普段よりも、テンション上げないと、
相手に、感じ悪く受け取られてしまう。

その電話応対で、
子供の頃に注意されたことがある。
当時、6歳だったと思う。

伯父家族に預けられてる頃に、
私は、電話番を率先してやっていた。

当時の目的は、
伯父達には伝えてないが、
母からの電話を、首を長くして待っていたのだ。

ところが、
何日経っても、母からの電話はなく、
掛かってくるのは、別の人ばかりで、
段々、怒ったように応対するようになり始めた。

その日も、私は怒ったまま、

「はい、もしもし、
○○(母の旧姓)です。
どちら様でしょうか?」

「Aですけど、○(伯父)さんは、居ますか?」

「居ますっ!!(怒)
少々お待ちくださいっ!!(怒)」

本来は、この後に、
保留ボタンを押すはずが、
それも忘れてしまい、、、

「なぁ~んだ、またAさんかぁ~!
も~っ!!
伯父ちゃま~、Aさんから電話だってさ。」

当時の私には、全く悪気はなく、
Aさんが嫌いなわけでもないのだ。
ただ、
電話の相手が、母ではなかった!!ってだけで、
不機嫌に応対してしまっていた。

伯父と電話を変わると。

電話の向こうで、
なにやらAさんが、伯父に怒っているらしく、
ひたすら、Aさんに謝ってる伯父。

数分後、電話を切った伯父は、
その怒りを、私へ。

「み○!!
もし、み○が、何処かに電話して、
あんな応対されたら、どう思う?」

「だってぇ~、、、。」

「ここのお家に電話すると、
気分が悪くなる!って思われたら、
ダメでしょ?」

「うん。でも、、、。」

「言い訳はダメだ!!
み○、あのね、
電話って、相手のお顔は見えないでしょ?
でもね、
見えないけど、
相手が笑ってるのか、怒っているのか、
落ち込んでいるのか、キチンと伝わるんだよ!
だから余計に、
元気な声で、ハキハキしなきゃ!!
それが出来ないなら、電話番を、
み○に安心して任せられない!」 

自分の都合で、
怒りを向けられるのは、
相手からすると、
それは、ただの迷惑でしかないのだ。
伯父に注意され、反省した。

それ以降は、
相手が見えないからこそ
「明るく元気に」を心がけている。
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