鎌足公民館の鎌足桜を撮影した後、この桜の祖株がある平野山高蔵寺、通称高倉観音を訪れました。この寺院は大化の改新で名を成した藤原鎌足がここの観音を深く信仰し、西暦650年7月に訪問。その時寺の腰掛石に座り、着替えをして衣服を杖にかけたが、そのまま杖が忘れ去られ、その杖が根付いて桜の花をつけたのが鎌足桜だと言われています。
そしてトップの写真が鎌足桜の祖株。以前は木更津市矢那の進藤家にありましたが、地元の要望を受け高倉観音に移植されたものです。
この祖株は一昨年の台風15号によって痛めつけられましたが、現在は綺麗な花を咲かせています。
そして山門の横の倒れた栂(ツガ)の大木の根もとには、綺麗な黄色い山吹が咲いています。倒木と元気な山吹、対照的な光景ですが綺麗な山吹の花に勇気をもらいました。
境内には牡丹の花も咲き、参拝客のいない境内に色どりを添えていました。