横山拓也展 「運動とテクネー」

渋谷ヒカリエの最高階、初めて上った。
面白そうなブースがたくさん並んでて
おもちゃ箱ひっくり返したみたいになってた。
ムスメはハンドクラフトの兄さんが作った
「たい焼き」モチーフのピアスに夢中。
なんだってそんなもの耳につけたいんだ？

違うの、わざわざ上がってきたのは
よこちんの器を見るため。

本人に向かってはもちろんそうは呼ばないが
我が家では彼のことはもっぱら、よこちん、と呼んでいる。
毎朝のコーヒーを飲むのもよこちんの器だし
たまにのんびりしたい時に淹れる濃いめの緑茶を注ぐのも
よこちんの器。
手のひらで包むとしっくり馴染むし、
唇をあてるとすんなり飲める。



我が家にあるのは白か黒だけど、この色合いはとても新鮮。







入り口に掲載してあるプロフィール。
見たことないようなおすまし顔の写真。
あれ？大学一緒だ。６年も後輩なのか。
陶芸サークルだったのね。

土をあるべき姿に導く造形。
そんなコメントが書いてある。
耳を傾けながら一心不乱に作ってる姿が
目に浮かぶよう。

ずっしり重たいはずなのに
どこか軽やかでふんわり漂っているように見える
真っ白な壺（てっぺんにほんの少し穴が穿ってある）。




黒い胴体、白い蓋の「茶壺」
いろんなフォルムがあるのが楽しい。

本当は何か買って帰れるかなと思ってたけど
やっぱりご本人の話を聞きながら
ゆっくりと選びたいから
そういう機会を待つことに。

それはいいとして
器の値段、上がってるなあ。
あんまり出世して欲しくないような
もっと有名になって欲しいような・・・